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ジヒドロテストステロンがIGF-1を減らす?

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」書籍イメージ

男性の薄毛のほとんどは、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが引き起こすものとされています。髪の成長を阻害するたんぱく質を作り出す、というのがその仕組みとされていましたが、書籍「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」では、別の可能性に言及されています。 薄毛についての見識を深めたい方は、ぜひ目を通して見てください。

新しい「男性ホルモンによる脱毛シナリオ」

 これまでは、活性化した男性ホルモンのDHTが毛根で脱毛物質を増やし、これが髪の毛を抜けさせる最大の原因だと考えられていました。今もそう信じている専門家は多いはずです。

 実際、シャーレの中で培養した毛根の細胞にその物質を加えると、毛根の細胞は死滅してしまいます。だから人体でも同じように、DHTが毛根で作る物質が抜け毛の犯人だろう、というわけです。

 しかし、試験管内の実験結果と生体で起こっていることは、必ずしも同じではありません。

 私たちは、マウスを使って、抜け毛の本当の原因を探る実験を行いました。その結果、DHTが作る物質が髪を脱毛に追い込むだけではない、ということがわかりました。

 DHTは、髪の成長には絶対に欠かすことのできないIGF‐1という成長因子を減らしていたのです。

 IGF‐1という成長因子は、成長期の髪の毛が育っていくときに不可欠な物質です。これがなくなれば、いかに生えたばかりの若い髪でも成長期は終わり、退行期を迎えて抜けていきます。

 このIGF‐1は、年齢とともに少なくなっていきます。思春期を過ぎれば、すでに減少しはじめます。成人の血中IGF‐1濃度は、思春期のそれの半分以下、すなわち約40%に減少しています。IGF‐1の減少に伴い、髪の発育状態が少しずつ悪くなり、成長→退行→休止→脱毛そして発毛という正常なサイクルが崩れていきます。抜け毛が早まり、発毛が遅くなるわけです。

 薄毛は、そうした毎日の抜け毛の増加の結果なのです。

引用:血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論

「育毛ブレーキ」をゆるめ、「育毛アクセル」を踏み込む新育毛法

 唐辛子に含まれるカプサイシンと豆腐に含まれるイソフラボンのコンビは、このIGF‐1の産生を促して、薄くなった頭髪の育毛·発毛を促進します(詳細は第3章)。

 IGF‐1という成長因子は以前から知られていた物質ですが、それを安全に増やす方法を誰も知りませんでした。

 私たちの研究が明らかにしたのは、正にこの「どうすれば安全にIGF‐1を増やせるか」という方法を見つけたことなのです。このメカニズムが解明されたからこそ、「毛髪内科」という概念で治療を実践することができるのです。

 私は毛髪内科で、カプサイシン+イソフラボンなどの食品成分でIGF‐1を増やす試みを行います。しかしそれだけではなく、同時にプロペシアを使うことも少なくありません。

 プロペシアの服用だけでは、抜け毛を減らす効果しか得られないことが多いのですが、それプラスIGF‐1を増やす方法を取り入れると、髪の成長期をぐんと延ばすことができます。

 プロペシアというのは言わば「DHTによる育毛のブレーキ」を解除する役割のみを持っているわけですから、それだけでは十分な効果は期待できません。若々しいヘアスタイルを取り戻すには、「IGF‐1による育毛のアクセル」をも同時に踏み込んでやることが必要です。

 男性型脱毛症では、たくさんの若い毛髪が退行期の状態に入っていて休んでいますから、これをIGF‐1によって成長させることが、薄毛の有効な治療になるわけです。

 カプサイシン+イソフラボン(豆腐に一味唐辛子をかけて食べること)は、IGF‐1を増やして育毛アクセルを踏むために非常に効果的ですが、方法はそれだけではありません。唐辛子+豆腐は、あくまで生活の「食」に含まれる一つの要素です。私たちの生活全体には、IGF‐1を増やすための方法を数多く見つけることができます。これらを習慣づけていけば、次の10年は希望に満ちた人生になっていくだろうと思われます。

 IGF‐1という物質は、髪の毛に限らず、全身の健康維持に深く関わっています。

 IGF‐1の減少は老化を促進しますから、これを増やす生活を心がけることはアンチエイジング(美容)や生活習慣病の予防と改善(健康)にもつながるのです。

引用:血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論

ヨムトニック編集部からヒトコト!

今回引用させていただいたページでは、ジヒドロテストステロンがIGF-1に与える影響や、その対策方法について述べられています。とくに注目したいのは、「IGF-1を安全に増やす方法を見つけた」という記述。イソフラボン+カプサイシンという異色の組み合わせを使った方法により、肌の若返りや薄毛対策が見込めるとされています。

もっとも簡単な方法は、豆腐に一味唐辛子をかける、というものですが、それ以外にも様々な方法があるとのこと。興味がある人は、この書籍の著者、岡嶋 研二先生が率いるクリニックの公式ページや、関連書籍などをチェックしてみてください。

この書籍の購入ページへ

この記事で引用した書籍の著者
岡嶋 研二

[経歴]

  • 1978年 熊本大学医学部卒業
  • 1982年 熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士)
  • 1988年 熊本大学医学部助手(臨床検査医学講座)
  • 1991年 日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部へ留学
  • 1992年 熊本大学医学部講師
  • 1996年 熊本大学医学部助教授
  • 2005年 名古屋市立大学医学部医学研究科教授
  • 2012年 名古屋Kクリニックを開院

血液学を研究する中でカプサイシンが持つ育毛効果を発見。それを応用して、カプサイシンとイソフラボンによるIGF-1育毛理論を確立し、独自性の高い薄毛治療を実践している。

著書

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」書籍イメージ

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