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医師・専門家からのアドバイス

意外に知らない市販育毛剤の選び方

世界一簡単な髪が増える方法の表紙

ひと口に育毛剤と言っても、含まれている成分はさまざま。また、成分によって期待できる効果も変わってきます。 今回は、書籍「世界一簡単な髪が増える方法」より、育毛剤の選び方について解説されている箇所を抜粋。 育毛剤の種類や成分表示の見方など、製品を購入する前に知っておきたい基本的な知識をチェックしてみたいと思います。

市販の育毛剤を使いたい場合は、ここをチェック!

〝プーラ式〟育毛液を一番オススメしますが、どうしても市販品を使いたいし気になるという人のために、市販品の選び方も解説しておきます。

「発毛率●%」「必ず生える!」などと書かれた育毛剤が、ドラッグストアだけでなくインターネットでも本当にたくさん売られています。選ぶ基準がわからないため、値段やパッケージで決める人も少なくありません。でもそれでは、せっかく育毛剤を使っても、期待した効果が得られずに終わってしまいます。

「何を基準に選べばいいか」と聞かれると、私はまず、刺激が少ないものを勧めています。

薄毛に悩む人は、頭皮が荒れていたり皮脂が適量でなかったりと、頭皮の状態がよくない人が目立ちます。そんな頭皮に対しては、アルコールがたっぷり配合された育毛剤は刺激が強すぎます。まずは、アルコールの割合が低いものを選びましょう。

 成分表示は、含有量が多い順に表示されています。

 つまり、「水、エタノール」と書かれていれば、一番多い成分が水であり、次に多いのがアルコールということです。エタノールは、アルコールの一種です。

 ただ、アルコールにも殺菌作用で品質を保持したり、水と混ざらない成分を溶かしやすくするなど、メリットはあります。

 私が考えるアルコールの適切な濃度は5%程度です。とはいえ、アルコールがどのくらいの割合で配合されているかは表示する義務がないため、判断するのが難しいかもしれません。それでも、「エタノール」といったアルコール成分を示す表示が、なるべく後ろのほうに来るものを選んでほしいのです。

 男性は育毛剤に清涼感を求めるため、男性用育毛剤にはアルコールが多めに配合されているものが目立ちます。一方で女性用の育毛剤は、比較的アルコールの割合が少ないものが多いため、他に含まれる成分が近いのであれば、女性用を選ぶのもひとつの手段でしょう。

 アルコールの少ないものの中でも、配合成分により、育毛剤は大きく次の2つの種類に

分かれます。

①血行促進

  • ・毛細血管を拡張し、血流を改善すると考えられる成分が配合されている
  • ・配合成分:トコフェロール(ビタミンE)、センブリエキスなど

②栄養補給

  • ・ビタミンなどの栄養を毛母細胞に届ける目的で作られたもの
  • ・配合成分:ビタミンA、B、オトギリソウエキス、オウゴンエキスなど

 美容師さんや整体師さんなどに頭皮が硬いと言われ、自覚症状として緊張気味の人は血行促進タイプがいいでしょう。

 食生活に自信がなく、爪が白かったり(健康な爪はピンクがかっています)、ヒビが入りやすい人は栄養補給タイプがオススメです。

 とはいえ、血行促進タイプの育毛剤にも栄養補給要素があり、栄養補給タイプの育毛剤にも血行促進要素が含まれることが多いです。

引用:世界一簡単な髪が増える方法

市販の育毛剤には「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」がある

 育毛剤には、「医薬品」「医薬部外品」、そして「化粧品」の3種類があります。

育毛剤の種類

 ドラッグストアやインターネットで買える育毛剤で「医薬品」といえば、医学的に効果が認められている「ミノキシジル」が含まれているものです。

 病院でAGA(男性型脱毛症)治療をするときに処方されるのも、「ミノキシジル」を含有する外用薬と、「フィナステリド」という成分を含む飲み薬です。

「ミノキシジル」はもともと、高血圧の人のために血管を拡張し血圧を下げるための薬として開発されました。ところが、副作用として発毛効果が認められたため、臨床試験が実施されて、育毛剤にも使われるようになったのです。

「ミノキシジル」を配合する育毛剤は、確かに血管を広げて血流を促し、髪の毛に必要な栄養を供給する効果があります。

 ただ、ひとつ問題があるのです。それは、頭皮の血管が細くなっている、そもそもの原因までは解消してくれないということです。

 薄毛の悩みでヘッドスパサロンに来店される人は、ほぼ100%、頭皮がこり固まっています。正しいシャンプーやマッサージで頭皮の状態を改善してあげないと、いくら「ミノキシジル」を振りかけても、やめればもとに戻ってしまうのです。

 また、発毛専門のクリニックでは、「ミノキシジル」と「フィナステリド」を併用する治療が一般的ですので、育毛剤ではありませんが、「フィナステリド」についても少し触れておきましょう。

「フィナステリド」も、そもそも前立腺肥大ぜんりつせんひだいの治療に使われていた薬です。ところが、「5αリダクターゼ」という男性型抜け毛の原因であるホルモンを抑制することから、抜け毛の治療にも使われるようになりました。

「フィナステリド」には髪の毛を増やす作用はなく、あくまでも「抜け毛の防止」です。

そのため、飲用をストップすると抜け毛がどっと増えるため、やめられないという人がたくさんいるのです。

「フィンペシア」「プロペシア」という名称も見かけますが、これは「フィナステリド」の成分を使用している薬の名称です。

 一時的に「ミノキシジル」や「フィナステリド」の力を借りたとしても、同時に〝プーラ式〟を行い、頭皮そのものの状態をしっかりと改善すべきであることを強調しておきます。

 そうすれば、「ミノキシジル」や「フィナステリド」の効果を享受きょうじゅしつつ、使用をやめても髪が減ってしまう恐怖から解放されるはずだからです。

「ミノキシジル」や「フィナステリド」をどうしても使用したい場合、私は目安として「2年以内」に抑えることを勧めています。

 3~6ヶ月使っても「ミノキシジル」や「フィナステリド」による育毛効果を実感できなかった場合は使用をやめてもらうようにも、私はお伝えしています。

「え〜っ、もう10年使っているよ…」という人も、心配はいりません。

〝プーラ式〟で根本的な薄毛の原因を解消しながら、朝晩使っていたなら1日1回にする、慣れてきたら2日に1回にする、と、少しずつ回数を減らしていけばいいのです。使用年数や頻度ひんどにもよりますが、状態を整えながら様子を見て、数ヶ月単位で徐々に減らしていってください。

引用:世界一簡単な髪が増える方法

ヨムトニック編集部からヒトコト!

世の中には本当に多くの育毛剤があります。

しかしこのページに解説されている内容に一通り目を通せば、どの製品を選べばいいかわからない、という事態にはならないのではないでしょうか。

育毛剤の種類と、選び方のポイントをしっかり押さえ、自身のケースに合った育毛剤を選んでいただければと思います。

また、「世界一簡単な髪が増える方法」では、育毛剤以外の育毛ケア(例えば頭皮マッサージやシャンプーについてなど)が幅広く解説されています。

もし興味を持たれた方は、ぜひ購入のうえ、全編に目を通されてみてください。

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この記事で引用した書籍の著者
辻 敦哉

[経歴]

  • 1979年 埼玉県浦和市生まれ
  • 2006年 リヴォーン株式会社入社

2011年 ヘッドスパ専門店「PULA(プーラ)」創業 埼玉県理容専門学校を経て、東京文化美容専門学校を卒業。ついでロンドンTONI&GUYアカデミー修了し、リヴォーン株式会社に入社。以降シブヤ西武百貨店「THE REV-OWN」店長、営業推進部長を歴任し、その高い技術で注目を集める。 2011年に独立して開業したヘッドスパ専門店は、髪のコンディションに悩む人から絶大な評価を受け、多数のメディアで取り上げられるほどの人気店となっている。

著書

世界一簡単な髪が増える方法の表紙

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