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髪の成長因子、IGF-1の増減に関わる生活習慣とは

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」書籍イメージ

髪や肌の成長を促す因子、IGF-1の量は、加齢とともに減っていってしまいます。 しかし知っておきたいのは、生活習慣によって、そのスピードは速くなったり、遅くなったりする、ということ。 ここでは、そういった生活習慣の具体的な情報を、書籍「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」より抜粋して紹介します。

塩分の摂りすぎで血圧が上がる、本当の理由

 IGF‐1を増やす生活習慣は、毛髪内科的な発想からアプローチした「攻めの育毛術」と言えるでしょう。薄毛で悩んでいる人は、髪の毛を減らさないようにするだけでは満足できないわけですから、このような生活がとても重要になってきます。

 IGF‐1を増やす生活を実践する一方で、逆に、IGF‐1を減らして抜け毛を増やすような生活習慣も並行してやっていては、なんの効果も得られないのは当然です。

 そこで、「絶対に薄毛になる生活」を知っておくことも大切になってきます。こういう生活習慣は避けよう、という戒めです。

 IGF‐1を減らす食習慣としてまず注意しておきたいのが、「塩分の摂りすぎ」です。

 塩を傷口にすり込めば、より痛みが強くなります。口内炎などで口の中に傷があると、少しの塩分もしみて、食事が摂れなくなることもあります。つまり、塩には知覚神経への強い刺激作用があるのです。塩自体は必要ですが、現代人は体が必要としている以上の塩分を摂っています。塩分を毎日十数グラムも摂っていると、逆に刺激が強すぎる結果になります。

 その結果、イソフラボンが作らせる知覚神経のCGRPが放出しつくされて枯渇します。

つまり塩分の摂りすぎは、せっかく豆腐のイソフラボンで増やしたCGRPを減らしてしまうのです。

 このような状態になると、知覚神経内には放出するCGRPが残っていません。いくら唐辛子や玄米やチョコレートを食べて、知覚神経に刺激を与えても、CGRPが放出されなければ、IGF‐1は増えません。

 塩分を摂りすぎると血圧が上がるのも、実はIGF‐1が不足するためです。

 従来は、血液中の塩分(ナトリウム濃度)が高まると、水分で血液を薄めて濃度を下げようとして血液の全体量が増えるので、血液を送るためにより大きな力(血圧)が必要になる、だから血圧が上がるのだ、と説明されていました。これは、まことしやかな説明にすぎません。

 IGF‐1には血管拡張作用がありますから、塩分を摂りすぎてIGF‐1が減ると血管が広がらず、血圧が上がります。血圧が常時高いと動脈硬化を起こしやすくなり、また動脈硬化の進行は血圧を上げます。その悪循環は体の最も好ましくない老化現象の一つで、命にかかわる心臓の冠動脈疾患のリスクにつながっていきます。このような状態になると、当然、育毛も阻害されるでしょう。

引用:血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論

甘いもの、冷たいもので、薄毛になる!

 IGF‐1は、体を温めると増えます。そしてまた、脂肪を燃やして体を温めます。

 温泉、運動、食事などで体を温めることは、健康に生きるための刺激そのものなのです。

 しかし人間は、逆に「体を冷やそうとすること」も好んで行います。真夏の暑い盛りにはエアコンの設定温度を必要以上に下げ、「寒い」のをガマンしていたりすることもあります。

 現代人は、空調設備を使いすぎて、「夏寒く、冬暑い」という逆転した気候を作りあげていることさえあるのです。また、暑い時、当然のように冷たいものをがぶ飲みします。

結果として胃の知覚神経を鈍くさせ、体内のIGF‐1を減らします。そのまま飲みすぎを続ければ、老化と薄毛への道をまっしぐら、ということになります。

 中国には、もともと冷たい飲み物や食べ物はないそうです。医食同源が基本の国ですから、体を冷やすものは摂取すべきではないと考えられていたのでしょう。IGF‐1を増やす食というものが、経験的に理解されていたのかもしれません。

 また、現代では精製された砂糖の不自然な甘さに、なかば中毒のようになっている人も少なくないと思います。甘党生活も、IGF‐1をどんどん減らしていることに気づかなければなりません。

 砂糖は体を冷やすと言われますが、それは砂糖が知覚神経を麻痺させてIGF‐1を減らすからでしょう。精白されたブドウ糖だけの砂糖をたっぷり摂る人は、薄毛になる生活の実践者です。

 また、果物の糖分も非常に多いので、食べ過ぎれば同様にIGF‐1を減らし、毛髪はもちろん全身の健康状態も悪くします。

引用:血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論

ヨムトニック編集部からヒトコト!

育毛対策といってまず思い浮かぶのは、育毛剤や頭皮マッサージなど、直接的なアプローチではないでしょうか。

しかし薄毛の原因は、多くの場合内科的なものです。外側からはたらきかけることも大切ですが、同時に身体の内側にもアプローチしていかないと、高い効果は見込めません。

今回引用した箇所に記載されているのは、そうした内側の対策を考える時に指針となる情報です。

髪に限らず、若々しく健康的な身体を手に入れるためには、生活習慣に注意する必要があります。食事内容や運動など、手近なところから意識されてみてください。

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この記事で引用した書籍の著者
岡嶋 研二

[経歴]

  • 1978年 熊本大学医学部卒業
  • 1982年 熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士)
  • 1988年 熊本大学医学部助手(臨床検査医学講座)
  • 1991年 日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部へ留学
  • 1992年 熊本大学医学部講師
  • 1996年 熊本大学医学部助教授
  • 2005年 名古屋市立大学医学部医学研究科教授
  • 2012年 名古屋Kクリニックを開院

血液学を研究する中でカプサイシンが持つ育毛効果を発見。それを応用して、カプサイシンとイソフラボンによるIGF-1育毛理論を確立し、独自性の高い薄毛治療を実践している。

著書

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」書籍イメージ

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