育毛・薄毛ケアを科学する医師・専門家監修サイト

メニュー 閉じる

医師・専門家からのアドバイス

育毛効果だけじゃない?IGF-1が持つ効能とは

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」書籍イメージ

髪の成長に深く関わるとされる物質、IGF-1。その具体的な効果を、書籍「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」より抜粋して紹介します。髪だけではなく、肌のアンチエイジングや免疫賦活、生活習慣病の予防等、幅広い作用について解説されていますので、IGF-1について知りたい方はぜひ目を通してみてください。

IGF‐1の効能

 このようにIGF‐1は、「心身の働きの維持、促進、障害予防、および治癒力の向上」といった生命活動の基本に深く関わっています。IGF‐1が年齢とともに徐々に少なくなるのは、寿命を全うするという自然な生理現象と考えられます。

 整理すると、IGF‐1は次のような作用によって、生活習慣病や老化の進行による病態の予防·改善に貢献しています。

IGF-1の効果を示す画像

①血管拡張·糖代謝改善·高脂血症改善

 血管拡張は血圧を下げ、糖代謝改善は血糖値を下げ、そして高脂血症改善は動脈硬化をくい止めます。IGF‐1は、まさにメタボリック·シンドロームのすべての改善に関わっている物質です。肥満もIGF‐1を減らします。IGF‐1が年齢とともに減少してしまうと、心臓病や脳卒中のリスクがそれだけ高まるということになります。

②ナチュラルキラー細胞の活性化

 体を外敵から守っている免疫システムの主役は、血液中に含まれる白血球(免疫細胞)です。白血球にはいろいろな種類がありますが、IGF‐1はその中のナチュラルキラー細胞(NK細胞)という免疫細胞を活性化することが知られています。

 NK細胞は、「これは外敵だよ」というシステムからの情報がなくても、即座に自分で敵を判断してやっつけてくれる頼もしい免疫細胞です。人間の体内には毎日のようにガン細胞が発生しますが、ほとんどの人が発病に至らないのは、このNK細胞が排除してくれるからです。このNK細胞の活性は、人によって大きく異なっています。その差異は、その人がガンやウイルス性疾患を発症するかどうかの差に、大きく関わっています。

 IGF‐1は、免疫システムの全体が正常に働くために多くの役割を果たしていますが、特にNK細胞の活性化は重要です。病気予防には、IGF‐1を減らさないように心がけることが大事です。

③海馬神経の機能改善、再生

 前述した通り、IGF‐1の増加は、抑うつ症状や認知機能を改善します。

④皮膚血流量増加、コラーゲン増加等

 赤ちゃんの肌はすべすべでみずみずしいけれども、高齢者の肌はガサガサでシワシワです。肌の若さを保っているIGF‐1の量は年齢を経るほど少なくなるので、誰でも例外なく、肌のエイジングは起こります。

 しかし、個人差はあります。年を取っても比較的肌がなめらかで張りがある人は、全身の健康度も高く、心身が若々しいものです。それはおそらく、IGF‐1の量がほかの人よりも減っていないからでしょう。

⑤性ホルモンの分泌増加

 生命活動の最も重要な目的が、種の保存です。若く健康な時に生殖活動を営めるように、若い時にIGF‐1は多く作られ、病気が起こりやすくなるような中高年の年齢ではIGF‐1は減少し、性ホルモンの分泌も大幅に減少し、生殖活動も低下してしまいます。しかしこれも、個人差があります。IGF‐1の量が多い人は年齢を重ねても若くみずみずしい肌を持ち、心身の健康を実現しながら、性的な活動能力も高いと考えられます。

⑥毛母細胞の増殖促進

 IGF‐1の重要な作用の一つが、毛母細胞の増殖の促進による「育毛·発毛」効果です。

 髪が伸びるのは、毛根で毛母細胞が分裂するからですが、IGF‐1は毛母細胞に元気を与え、成長期を延ばします。男性型脱毛症で、毛が抜けて薄毛になっていくのは、DHTという特殊な男性ホルモンがIGF‐1の産生を阻害するためです。IGF‐1が作られなくなるので毛髪は正常に成長できず、急激に抜けていきます。

 それは老化と考えることもできますが、そもそもIGF‐1の量に個人差があるために、同じ年齢でも薄毛の程度がさまざまであるわけです。

 以上のように、年齢とともにIGF‐1が急激に減少することで、全身的な過度の「老化」が進み、さまざまな問題が起こってきます。健康面のみならず、美容面でもです。そして、薄毛もまったく同様のメカニズムで起こっている全身的な問題の一つなのです。

引用:血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論

ヨムトニック編集部からヒトコト!

今回引用した記事で紹介されている通り、IGF-1には幅広い効果があります。中でも特に薄毛対策に関係しそうなのは、血管拡張作用と毛母細胞の増殖促進作用ですね。男性の薄毛の多くはAGA(男性型脱毛症)ですが、これはジヒドロテストステロンという男性ホルモンの影響で毛根での細胞分裂が抑えられたり、頭皮が硬くなって血行が悪くなってしまうことが原因。

もし、体内のIGF-1を増やすことができれば、効果的に薄毛対策をすることができそうです。今回の「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」はもちろん、岡嶋 研二先生のほかの著作や、運営クリニックの公式サイトなどでは、IGF-1を増やす独自の育毛治療についてさまざまな解説がなされています。興味がある人は、ぜひ別途参照してみてください。

この書籍の購入ページへ

この記事で引用した書籍の著者
岡嶋 研二

[経歴]

  • 1978年 熊本大学医学部卒業
  • 1982年 熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士)
  • 1988年 熊本大学医学部助手(臨床検査医学講座)
  • 1991年 日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部へ留学
  • 1992年 熊本大学医学部講師
  • 1996年 熊本大学医学部助教授
  • 2005年 名古屋市立大学医学部医学研究科教授
  • 2012年 名古屋Kクリニックを開院

血液学を研究する中でカプサイシンが持つ育毛効果を発見。それを応用して、カプサイシンとイソフラボンによるIGF-1育毛理論を確立し、独自性の高い薄毛治療を実践している。

著書

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」書籍イメージ

当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。

参考になるページはこちら

おすすめの記事

鈴音整骨院外観

頭皮のコリだけじゃダメ?!筋肉の仕組みからアプローチする、シンプルな発毛法

薄毛の原因を筋肉のコリに絞ることで迷わず解消!  薄毛でお悩みの方にとって最も困る事はズバリ「原因がハッキリしていないた…

詳しく見る
サイエ外観

薄毛でお悩みの方必見!「ハゲのカリスマ」が語る効果的な発毛方法

『ハゲのカリスマ』として7万人以上の薄毛の悩みを解消してきておりますが、性格と同じように、100人薄毛に悩む方がいれば1…

詳しく見る
VOICE hair入口

現役美容師が教える!頭皮マッサージの効果的なやり方

30代になってくると 、 『最近、髪のボリュームがなくなった』 『髪の毛の艶がなくなってパサついて見える』 そんな声をよ…

詳しく見る

最新の記事

鈴音整骨院外観

頭皮のコリだけじゃダメ?!筋肉の仕組みからアプローチする、シンプルな発毛法

薄毛の原因を筋肉のコリに絞ることで迷わず解消!  薄毛でお悩みの方にとって最も困る事はズバリ「原因がハッキリしていないた…

詳しく見る
55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由

活性酸素は薄毛を引き起こすのか?

当コンテンツでは、書籍の出版元から特別に許可を得て、文章・画像を引用しております。私的な利用範囲を超える無断コピーは、禁…

詳しく見る
サイエ外観

薄毛でお悩みの方必見!「ハゲのカリスマ」が語る効果的な発毛方法

『ハゲのカリスマ』として7万人以上の薄毛の悩みを解消してきておりますが、性格と同じように、100人薄毛に悩む方がいれば1…

詳しく見る