公開日 2018年5月30日
試してみたい&やってはいけないFAGA対策まとめ

こんにちは!
ヨムトニック編集部、ライターのユキです。
最近、FAGAについての記事を書くことが増え、FAGAに関する知識が多少たまってまいりました。
そして、FAGAの症状に悩んでいる女性の多さも知った・・・
薄毛に悩む女性の人口、国内でどのくらいかご存知ですか?
600万人だって。
えーっ!!!って感じです。ほんと、最初は「FAGAかぁ。女性でも髪が薄くなっちゃう人がいるんだな」なんて呑気にヒトゴトだと思ってたのにな。
でもFAGAについて知れば知るほど、「わたし(30代)、このままいくと絶対なるやつじゃん?」と今からビビっております。ヨムトニック編集部で仕事しててよかった・・・(え?)。
というわけで、今回のテーマは「FAGAの対策」。
自宅で手軽に始められるセルフ対策から、「とりあえず専門家に頼る派なんで!」というあなたにもタメになる情報をまとめました。
- 1 FAGAの症状と原因
- 2 FAGA対策その1:まずは自宅でできるセルフ対策
- 2.1 【対策前の注意】やってはいけないセルフ対策とは?
- 2.2 女性向け育毛・抜け毛予防シャンプー
- 2.2.1 アスタリフト/富士フイルム
- 2.2.2 スカルプDボーテ/アンファー
- 2.2.3 オレンジシャンプー/エスコス
- 2.3 女性用育毛剤
- 2.3.1 リアップリジェンヌ/大正製薬
- 2.3.2 フローリッチ/サントリー
- 2.3.3 フルリア/ライオン
- 3 FAGA対策その2:専門家にお任せ!
- 3.1 医療機関(皮膚科)
FAGAの症状と原因
FAGA(女性男性性脱毛症)特有の症状はコレ!
FAGAとは、Fstrongale Androgenetic Aloecia の略で、日本語にすると「女性男性性脱毛症」。
ここ数年、CMや電車の広告でよく目にする「AGA(男性性脱毛症)」の女性版、と言えばわかりやすいかもしれません。
男性のAGAは、生え際が後退したり、頭頂部がツルツルになってしまう症状が特徴です。中年以降の男性によく見られるあの症状ですね。
一方、女性特有の薄毛であるFAGAは、AGAの症状とは少し違います。
FAGAは症状がかなり進行してしまっても、男性のように生え際が後退したり、頭頂部がツルツルになったり・・・ということがありません。
その代わり、頭髪全体のボリュームがなくなり、髪一本一本が細く弱くなり、頭頂部の分け目部分の薄毛が目立ちます。髪は抜けきらないけれど、ふわふわした産毛だけになってしまうせいで地肌が見えてしまう、という状態までにはなります。
なるほど。
でもなんで産毛だけ残るんだろう?めっちゃ強い、選ばれし産毛だけ残るとか・・・?
原因はずばり、「ホルモンバランスの乱れ」!
FAGAの症状が深刻化しても産毛が残るのは、「その毛が特別強い毛だから」ではありませんでした。(そりゃそっか)
答えは、「女性ホルモンのおかげ」!
女性は卵巣から女性ホルモンを、同時に副腎から男性ホルモンを分泌しています。
女性は女性ホルモンだけでなく男性ホルモンも分泌しているんですね。(なお、女性と同じように男性も女性ホルモンを分泌できます)
女性ホルモンには毛根細胞にある「発毛促進シグナル」を増加させる作用があるため、女性ホルモンが正常に分泌されている状態では、髪のトラブルを発症しにくいんです。
でも、ストレスや加齢などさまざまな原因によって女性ホルモンの分泌量が減ると、相対的に増加した男性ホルモンによって毛根細胞にある「発毛促進シグナル」の作用が鈍くなります。
発毛しにくくなり、一本一本の髪の成長期は短くなり・・・その結果、抜け毛が増えて脱毛症という症状になる。これがFAGAのメカニズムと原因です。
つまり、FAGAの原因は「男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れたせい」ってことなんですね。
ちなみに、女性ホルモンの分泌量が減っても、女性の体内の女性ホルモンは完全にはなくなりません。最低限の量は一定の割合で分泌されつづけます。だから「どんなにFAGAの症状が進んでも、産毛だけは残る」んです。
男性特有の薄毛症状「AGA」も、男性ホルモン(テストステロン)が毛根部分で別の物質に変化し、髪の成長を邪魔するせいで引き起こされる脱毛症です。
男性特有のAGAも、女性特有のFAGAも、ホルモンバランスの乱れが原因なんです。
FAGA対策その1:まずは自宅でできるセルフ対策
「FAGAになりやすい体質なのかも」、「いや、むしろFAGAで検索してこの記事読んでるんだけど」という方、ぜひ今から対策しましょう!
【対策前の注意】やってはいけないセルフ対策とは?
「FAGA 対策」でインターネット検索してみると、たーっくさんのFAGA対策情報が出てきます。どれも一度くらいは試してみたくなるものばかり。
でも、気をつけなければいけないのは「絶対やってはいけない対策」。
FAGA対策でやってはいけないことは、「フィナステリドを使用すること」です!
フィナステリドとは、プロペシアのこと。プロペシアは商品名なので、こちらのほうが有名ですね。
これ、私は知りませんでした。
だって、「FAGAはAGAと同様に男性ホルモンが過剰にはたらくせいでしょ?原因いっしょでしょ?じゃあAGAの治療法のほうが一般的で薬も安いんだからAGAに効く商品使おう」って思っちゃいませんか?
でも、日本臨床医学発毛協会によれば、女性はプロペシアを使ってはいけないんだそうです。危なかった・・・
ということで女性のみなさんはプロペシアの使用は避けて、他のものでレッツ対策!
女性向け育毛・抜け毛予防シャンプー
FAGAという症状の名前はまだあまり一般的ではないものの、女性向けの抜け毛予防シャンプーは色々と発売されているようです。
ライターの私はまだ専用の育毛・抜け毛予防シャンプーを使用したことはないのですが、それでも結構名の知れたメーカーも製造しててびっくり。やっぱり多いんだ、女性の薄毛・・・
アスタリフト/富士フイルム
「髪のエイジングケア」「頭皮のエイジングケア」をうたう、アスタリフトのシャンプー&コンディショナーを発見!
アスタリフトの基礎化粧品は何回か使ったけど、刺激は少ないしちゃんと保湿されるのでけっこう良かった記憶。シャンプーも期待できそうです。
1,000円ちょっとのトライアルキットもありました。これは試してみたいかも。
スカルプDボーテ/アンファー
男性のイメージが強いスカルプDの、女性向け育毛・抜け毛予防シャンプー。ライターの私には、スカルプDといえば「まつ毛育毛剤」なんですが、ヘアケア用品のラインナップもかなり充実してました。まつ毛育毛剤はけっこう効果あったので、試す価値ありかも。
ナチュラル志向な女性向けのラインもあるし、医学部外品指定の薬用シャンプー&トリートメントも。
オレンジシャンプー/エスコス
このエスコスのオレンジシャンプー、ちょっとサイトで商品画像を見てください。ボトルの見た目が拍子抜けするくらい素朴です。
でもそんな見た目とは裏腹に、Amazonのレビューは「⭐︎4」・・・!どうやらこのシャンプー、優秀っぽいです。
「髪のハリ・コシに悩む、頭皮が敏感な方向け」とのことで、オーガニック成分を配合しており、なんと「リンス不要」。効果はもちろん使用感も気になる。使ってみたい。
女性用育毛剤
リアップリジェンヌ/大正製薬
これも男性向けの育毛商品でよく効く「リアップ」の女性向け商品。
「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(脱け毛)進行予防」を効果・効能にうたう、第1類医薬品です。これは効果を期待できそう!
なお、妊娠中の方・原因のわからない脱毛症の方などの使用はできないみたいです。
フローリッチ/サントリー
サントリーの育毛剤ということで、安心感がありますね。医薬部外品の薬用育毛剤なので、これも効果が期待できそう!
生薬として使用される植物やビタミンE誘導体、それにコラーゲンやヒアルロン酸など、美容液みたいな成分が配合されてるようです。頭皮って顔の延長だからそれは嬉しい。
トロッとしたテクスチャーらしいので塗りやすそう。
フルリア/ライオン
ライオンまで女性向け育毛剤作ってるのかー!って少し感心しました。女性の薄毛市場って大きいんだね・・・
ライオンのフルリアは、育毛成分にくわえて薬用成分も配合されてるらしいのでスグレモノの予感。加齢による女性ホルモンの減少に作用するらしく、これも期待大の育毛剤っぽいです。
FAGA対策その2:専門家にお任せ!
「体の異変に気付いたら即専門家のところへ行くよ!派」のみなさんにおすすめするのは、医療機関です。
医療機関(皮膚科)
発毛治療は病院(主に皮膚科)でできるようです。お医者さんが治療してくれるなんてめっちゃ心強い。
女性医師が担当してくれるとか、無料カウンセリングがあるとか、完全個室治療とか、体験コースがあるなどなど、病院によってサービスに特色がありますね。
治療方法には大きく分けて「内服薬治療」、「発毛剤の注射」、「自毛植毛」があり、どこのクリニックでもたいていは内服薬治療と発毛剤の注射は用意しているようです。
なお、治療に使用する薬の成分は、サービスの特色以上にクリニックによってまちまちでした。
注射する薬剤や飲む薬なんかは、「当院オリジナルの〜」と書かれているケースが多かったです。
医学的・薬学的な話はわからないので、病院選びは「クリニックのサービス内容」を基準にするのがよさそうです。なんとなく目星をつけたら「無料カウンセリング」へ行って、信頼度や相性を体験して、家に戻ってゆっくり判断。
このへんは医療脱毛のクリニック選びに似ているかもしれませんね。