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医師・専門家のこれだけは伝えておきたい

公開日 2017年9月5日

育毛剤マッサージ

育毛剤にはさまざまな種類があり、どんな製品を使うかによって微妙に付け方が違います。そのため、具体的な塗布のやり方は、製品に付属する説明書を参照されることをおすすめします。

ここでは、説明書だけでは把握できない、育毛剤を使う時の下準備や塗布した際のマッサージの方法、塗布後のドライヤーの使用方法などについて、順を追ってまとめてみたいと思います。

基本的な育毛剤の付け方

一般的に、育毛剤は夜、入浴後に付けるのがよいとされています。髪の毛や頭皮の汚れが落ちていますし、血行もよく、育毛剤の有効成分が浸透しやすいというのが、その大きな理由です。

以下にまとめるのは、入浴直後に育毛剤を付ける際の流れです。
※ちなみにほかのページで育毛シャンプーの使い方についても解説していますので、興味がある人は併せて目を通して見てください。

  1. 頭皮・髪の水気を、タオルで押さえるようにして取る。
  2. ドライヤーを冷風にして軽く乾かす。
  3. 注釈:頭皮に水気が多すぎると育毛剤が薄まってしまいますが、反対に乾燥しすぎていても効果が目減りしてしまいます。適度に保湿された状態になるよう気を付けてみてください。

  4. 育毛剤を塗布する。
  5. 注釈:スプレータイプだったり、ノズルを頭皮に押し付けるタイプだったり、具体的な付け方は育毛剤により違います。製品に付属の説明書を参考に、頭皮に塗布してください。

  6. 育毛剤を頭皮に馴染ませる。
  7. 指の腹(指紋のある部分)を頭の両側にあて、円を描くようにマッサージする。
  8. 少しずつ頭頂部に移動していく。
  9. 注釈:1ヶ所につき1分ほどマッサージし、5分ほど掛けて丁寧に頭皮全体の血行を促しましょう。注意したいのは、強く揉み過ぎないようにすることです。あまり強く指を動かすと、髪の毛が切れたり、抜けたりして、本末転倒の結果になってしまいます。髪にダメージを与えない程度に、やさしく揉み上げるよう、心がけてみてください。

  10. 自然乾燥させる/ドライヤーを冷風にして乾かす
  11. 注釈:自然乾燥させた方がいい、という説と、冷風のドライヤーで乾かした方がいい、という説があります。自然乾燥支持派の根拠は、育毛剤の成分をできるだけ浸透させるため。ドライヤー乾燥指示派の根拠は、水分で蒸れるのを防ぐため。というものです。
    溶液のテクスチャにもよりますので一概には言えませんが、育毛剤の成分は浸透するのに少し時間が掛かるため、どちらかというと自然乾燥をさせた方が効果は高まるように思います。

マッサージは必要?不要?

諸説ありますが、育毛剤を付ける時はマッサージをするのがおすすめです。

薄毛の原因として考えられるものの1つに、毛乳頭の栄養不足があります。毛乳頭は、髪を作り出す大元。ここへの栄養供給がうまくいかなくなると、髪の毛はやせ細り、抜け落ちるサイクルも加速してしまいます。

じっさい薄毛の人は頭皮が固く、また血行も悪くなってしまっているケースが少なくありません。

人体のほかの組織と同じように、毛乳頭も血液から栄養を得ています。頭皮の血行は、薄毛に直結する重要な要素というわけです。頭皮の血行を改善する方法は、頭皮の血行を促す成分や毛細血管の新生を促す成分を外部(育毛剤や内服薬など)から取りいれるか、頭皮をマッサージするかの2つしかありません。

頭皮の血行が良くなったからと言って直ちに髪の状態が回復するわけではありませんが、栄養不足の状態を長く続けるよりは育毛に貢献するはずです。

育毛剤を付けるときはもちろんです、頭皮が凝っていると感じたら、適宜マッサージをするよう、習慣づけることをおすすめします。

知っておきたい育毛剤の選び方

ひと口に育毛剤と言っても、その種類は無数にあります。ただ注意したいのは、現在のところ「万人に効果が見込める育毛剤」というものは存在しないということ。製品によって薄毛へのアプローチ方法も様々ですので、Aさんに効果のあった育毛剤がBさんではほぼ変化なし、というようなことも考えられるわけです。

そのため、育毛剤を使うときは、自身のケースに合わせた製品選びが非常に重要となってきます。製品毎に何が違うかと言えば、当然ながら成分ですよね。薬事法でも、含まれている成分によって、製品を以下のように分類しています。

  • 医薬品…基本的には医師の処方が必要となる、効果の高い製品群。製品に効果·効能(マイナスの症状をプラスに改善する作用)を明記できる。
  • 医薬部外品…ドラッグストアなどで売られている市販品。医薬品より効果は緩やかだが、こちらも製品に効果·効能を明記できる。
  • 化粧品…ドラッグストアなどで売られている市販品。効果効能は記載できないが、現状維持や予防のサポートが期待できる。

つまり育毛を考える上では、化粧品に分類される製品よりも、医薬品、ないし医薬部外品を選択した方が、効果が見込める、というわけです。

以下に、育毛剤に含まれている主な成分の特徴をまとめてみましたので、これから薄毛対策をしようと考えている人は、ぜひ参考にチェックしてみてください。

医薬品の育毛剤に含まれている主な成分の種類

  • ミノキシジル…血管拡張作用を持つ成分。主に塗り薬として処方される。男性型脱毛症診療ガイドライン(公益財団法人·日本皮膚科学会発表)に記載されている推奨度はA。
  • フィナステリド…薄毛の原因となる5αリダクターゼのはたらきを阻害する成分。主に内服薬として処方される。男性型脱毛症診療ガイドラインに記載されている推奨度はA(女性の場合、服用は非推奨)。
  • 塩化カルプロニウム…血管拡張作用を持つ成分。主に塗り薬として処方される。男性型脱毛症診療ガイドラインに記載されている推奨度はC1。

※推奨度はA、B、C1、C2、Dに分けられる

医薬部外品の育毛剤に含まれている主な成分の種類

  • t-フラバノン…髪を太くする作用を持つ成分。主に外用剤に使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインに記載されている推奨度はC1。
  • アデノシン…髪を太くする作用を持つ成分。主に外用剤に使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインに記載されている推奨度はC1。
  • サイトプリン·ペンタデカン…髪を太くする作用を持つ成分。主に外用剤に使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインに記載されている推奨度はC1。
  • センブリエキス…血行促進作用がある成分。主に外用剤に使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインには記載なし。
  • グリチルリチン酸ジカリウム…抗炎症作用(肌荒れ予防作用)がある成分。主に外用剤に使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインには記載なし。

公的に認められてはいないが、効果の期待される主な育毛成分の種類

  • ノコギリエキス…フィナステリドに似た作用が期待される成分。主に外用剤やサプリメントに使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインには記載なし。
  • M-034…毛乳頭のはたらきをサポートする、海藻(ミツイシコンブ)由来の天然成分。主に外用剤に使われる。男性型脱毛症診療ガイドラインには記載なし。

まとめ

効果の見込める順で言えば、医薬品→医薬部外品→化粧品という順番になります。ただ、育毛対策に使えるお金や、副作用の大小。薄毛の進行具合に、製品の使用感(ベタつき)など、育毛剤を選ぶ基準は人それぞれです。

それぞれの成分特徴を踏まえた上で、自身のケースに合った製品はどういったものなのか、しっかり検討されることをおすすめします。

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