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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2018年1月31日

フィナステリドのよくある疑問·回答まとめ

ミノキシジルのイメージ

フィナステリドとは

そもそもフィナステリドってどういうもの?

フィナステリドとは、男性型脱毛症(AGA)の治療に使われるプロペシアという薬の有効成分です。

混同してしまいがちですが、フィナステリドを配合している薬の商品名がプロペシアということになります。

フィナステリドの原料は、他の多くの育毛剤にも使われているノコギリヤシという植物。アメリカのニュージャージー州にある製薬会社が開発し、その後世界各国で使われています。AGAの1番の原因ともいわれている男性ホルモン(アンドロゲン)のはたらきを抑制します。

もともとは、前立腺肥大の治療薬として使われていましたが、その際に副作用として発毛効果が認められたことから、AGA治療薬のプロペシアとして製品化された、という経緯があります。

現在、世界各国で使われている、もっともポピュラーなAGA治療薬の1つです。

デュタステリドとの違いは?

仕組みの違いはほとんどありませんが、デュタステリドはフィナステリドよりも効果が高いといわれています。

2つの成分は共通点が非常に多く、基本的な仕組みにはほとんど違いがありません。

AGAは、男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼ還元酵素という酵素の影響を受けて、ジヒドロテストステロンというタンパク質に変化。それがさらに男性ホルモン受容器と結びついて脱毛因子を作り出すことで引き起こされます。

かなりややこしいのですが、簡単に言うと男性ホルモンが2回変化して脱毛の原因物質を作り出すわけです。

フィナステリドとデュタステリドは、このうちの最初の変化を司る5αリダクターゼのはたらきを邪魔して、AGAの引き金になるジヒドロテストステロンが作られないようにするという働きを持っています。

2つの違いは、働きかける5αリダクターゼの種類にあります。

働きかける酵素の種類が違う

5αリダクターゼ還元酵素は、1型·2型と2つの種類に分けられます。フィナステリドが2型のみに働くのに対し、デュタステリドは1型と2型の両方に働きかけます。

以前はAGAの原因のほとんどが毛乳頭や毛根に現れる2型であると考えられていたため、フィナステリドだけでも有効だと思われていました。しかし皮脂腺に現れる1型にも働きかけることで、よりAGA治療に効果的だということがわかってきたのです。

つまり、AGAの原因となる両方の酵素に働きかけることができるため、フィナステリドよりもデュタステリドの方が効果が高いといわれているというわけです。

副作用にも多少違いがある

フィナステリドもデュタステリドも、副作用のリスクを考えなければいけません。

どちらも働きはほとんど変わらないため、肝機能障害·性欲減退·勃起不全など、副作用の内容もほとんど同じです。しかし、副作用が現れる確率は、デュタステリドの方が高いということがわかっています。

副作用は必ず起こるというものではありませんが、現れる確率が違うということは頭に入れておいた方が良いでしょう。

用法用量の違い

フィナステリド(プロペシア錠)とデュタステリド(ザカーロ)には、用法用量に違いがあります。

フィナステリド(プロペシア錠)は、0.2mgを1日1回、必要に応じて適宜増量できるが1日1mgが上限。デュタステリド(ザカーロ)は、0.1mgを1日1回、必要に応じて適宜増量できるが1日0.5mgが上限となっています。

どういう種類がある?

フィナステリドという成分は1つですが、この成分を使った治療薬にはいくつか種類があります。

  • プロペシア…アメリカのメルク社が開発したAGA治療薬。日本では2005年に認可されています。
  • フィンペシア…インドの製薬会社が開発したAGA治療薬。日本では認可されていません。インドは成分特許が認められていないため、フィンペシアは特許の対象にはなっていない医薬品です。プロペシアのジェネリック医薬品と認識されていることも多いですが、厳密にいうとジェネリック医薬品ではありません。
  • エフペシア…フィンペシアと同様に、インドの製薬会社が開発した医薬品。こちらも日本では認可されていない治療薬です。フィンペシアは以前、ある着色料が使われていましたが、この着色料には発癌性物質が含まれていたため、それを使わない薬としてエフペシアが開発されました。
  • フィナロ…こちらもインドの製薬会社が製造している医薬品。他のフィナステリドの薬の中でも、最も安いといわれていますが、日本では認可されていません。

2015年以降、国内では「ファイザー」「サワイ」「クラシエ」「SN」「トーワ」が、プロペシアのジェネリックとして認可されています。しかし新薬のため、取扱いのある医療機関は限られているようです。

効果·使い方について

どういう効果がある?

AGAによる脱毛を抑える効果があります。

フィナステリドには、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑え、抜け毛を防ぐという効果が期待できます。

ただし、フィナステリドが効果を発揮するのは、AGAによる脱毛だけです。脂漏性脱毛や円形脱毛症、薬剤による脱毛などには効果が期待できないので、まずは自分の薄毛の種類がどんなものなのかを確認しておきましょう。

効果に根拠はある?

フィナステリド(プロペシア)は、厚生労働省によって医薬品認可されています。

医薬成分フィナステリドを含むAGA治療薬であるプロペシアは、厚生労働省に認可された医薬品なので、その効果は確かだと言えるでしょう。

ちなみに、同じようにAGA治療薬として認められているのがミノキシジル外用薬。1年以上の長期間使用することで、発毛を促進すると認められています。

また、2015年9月には、デュタステリド(商品名はザガーロ)という成分も認可されました。デュタステリドは、フィナステリドよりも効果が高いとされており、現在最新のAGA治療薬として注目されています。

効果がない人もいる?

フィナステリドを服用しても効果が出ないという場合があります。その際考えられる理由は以下の通りです。

AGA以外の脱毛症の場合

フィナステリドは、AGA治療に効果的な医薬品です。

そのため、脂漏性脱毛症、瀰漫(びまん)性脱毛症、粃糠(ひこう)性脱毛症、牽引(けんいん)性脱毛症、抜毛症、 円形脱毛症、産後脱毛症など、AGA以外の脱毛症(ジヒドロテストステロンが原因ではない脱毛症)には効果が期待できません。

AGAの症状がかなり進行している

髪の毛を作り出すためには、毛母細胞が必要です。毛母細胞とは、髪の毛の成長のもとになる大切な細胞。この細胞の働きが弱まることで、髪の毛の成長が止まってしまったり、1本1本が弱い毛になってしまいます。

あまりにAGAの症状が進行してしまっている状態だと、髪の毛を作り出す毛母細胞が弱ってしまっている可能性があります。毛母細胞の働きが弱まっているため、AGA治療薬であるフィナステリドの効果が発揮されないということが考えられます。

遺伝的にフィナステリドが効きにくい

フィナステリドは、2型の5αリダクターゼ還元酵素の作用を抑制し、脱毛を予防します。

一方、1型の5αリダクターゼ還元酵素もAGAの原因になりますが、この1型の発現強度が生まれつき高い人の場合、フィナステリドが効きにくいと考えられます。フィナステリドが効きにくい人は、1型と2型両方に効果的なデュタステリドを含む、ザガーロなどの治療薬を試してみると良いでしょう。

フィナステリドが効きにくい体質がどうかは、AGAリスク遺伝子検査で調べることができます。前頭部の髪の毛と頭頂部の髪の毛を数本検査することで、1型と2型の酵素のうちどちらが強く発現しているかがわかります。この検査は、AGAクリニックで受けることができるので、気になる方はクリニックで検査を受けてみて下さい。

髪の生え際やM字には効果が期待できない

そもそも、血管が多く比較的改善しやすいとされる頭頂部の薄毛に対し、生え際やM字には血管が少なく、必要な栄養素が届きにくいため、改善が難しいと考えられています。

ただ、こうした薄毛であっても、デュタステリドでは効果が見られているケースも確認されています。フィナステリドで変化が見られない場合は、デュタステリドへの変更を検討してみるのも手でしょう。

偽の薬を飲んでいる可能性がある

クリニックではなく、個人輸入でフィナステリドを入手しているという場合、偽薬を飲んでいる可能性があると、厚生労働省も注意喚起しています。

個人輸入はとてもリスクが高く、全く効果がないことはもちろん、健康被害に発展してしまうことも。何か体に異変が起きてしまったとしても、原因が特定できずに治療が遅れてしまうことも考えられます。

AGA治療薬は、必ず医師に処方してもらうようにしましょう。

まだ飲み始めてから時間が経っていない

フィナステリドは、飲み始めてすぐに効果が実感できるというものではありません。早い人でも3ヶ月~6ヶ月は、効果を実感するまでに時間がかかります。

というのも、そもそも髪の毛は短期間で急激に成長するものではありません。AGAによる薄毛の場合、そのヘアサイクルが乱れているため、さらに成長が遅れてしまっています。

フィナステリドを服用することにより、そのヘアサイクルの正常化が期待できます。サイクルが整い、元気な髪の毛が生えてくるためには、根気良く飲み続けることが大切です。

副作用はない?

フィナステリドの服用によっていくつかの副作用が表れる可能性があります。

性機能不全

服用することによって、性欲の減退や勃起不全などの症状が現れる人がいます。フィナステリドは、男性ホルモンと深く関わりのあるジヒドロテストステロンの生成を抑制するという働きがあるため、男性機能に少なからず影響を与えている可能性があります。

肝機能障害

フィナステリドだけでなく、多くの薬の副作用としても考えられるものですが、肝臓の機能が低下してしまう恐れがあります。他の治療薬との併用や、アルコールの摂取などによって、より副作用を起こす可能性が高くなるという場合もあります。

フィナステリドの服用中に、尿の色が濃くなる、食欲不振になる、体がだるい、浮腫む、黄疸が出るなどの症状が現れた場合は、肝機能障害を疑ってください。またその際は、速やかに病院に掛かりましょう。

肝機能障害は劇症化すると命に関わることもありますので、慎重に対応することが大切です。

精神障害

フィナステリドの服用によって、うつ症状がでる可能性があるという研究結果を、米国食品医薬品庁(FDA)が発表しています。

人間が前向きに活動的に生活するために必要な、神経活性ステロイドという物質があります。フィナステリドには、この物質を減少させてしまう働きがあるのだそう。それによって、なんとなく憂鬱な気分になったり、気持ちが落ち込んでしまったりという精神障害が考えられます。

ポストフィナステリド症候群

これは、プロペシアなどフィナステリドを含んでいる薬の服用をやめたあと、体に様々な不調がでてしまうこと。日本ではあまり知られていない副作用ですが、海外ではこの症候群に悩む方も多いようです。

現れる症状は、フィナステリドの副作用とほぼ同じ。しかし確実にフィナステリドが原因といえるものだけではないということも考えられます。

ポストフィナステリド症候群は、今のところ治療薬がありません。薬をやめたあともずっと残ってしまう可能性があるため、発症率は低いものの、やはり頭の中に入れておいた方が良さそうです。

妊娠中の女性は絶対NG

フィナステリドには、男性ホルモンを抑える働きがあり、万が一、妊娠中の女性の体内に入ってしまうと、胎児が男の子だった場合、生殖器に影響がでる恐れがあります。

飲むことはもちろん、錠剤を触ってしまっても、皮膚からその成分が吸収してしまうので、細心の注意を払わなければいけません。また、同様の理由で授乳中の女性も服用はNGです。

フィナステリドに限らず、どんな薬にも副作用は考えられます。上記で紹介した副作用は発現率はとても低いですが、服用を始める前に頭の中にそのリスクを入れておくと安心です。

飲み始めた場合、どのくらいで効果が出る?

早くても3ヶ月~6ヶ月かかります。

フィナステリド(プロペシア)の添付文書の、用法·用量に関連する使用上の注意には、「3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要である。また、効果を持続させるためには継続的に服用すること。」という記載があります。

効果が出るまでの期間は“ヘアサイクル”が重要

フィナステリドが効果的なAGAは、ジヒドロテストステロンと呼ばれる物質がヘアサイクルを乱すことによって引き起こされる薄毛です。

ヘアサイクルとは、髪の毛が成長し抜けるまでの流れのこと。「成長期」→「退行期」→「休止期」と繰り返しており、サイクルを1周するのに、2年~6年ほどかかります。

しかしAGAを発症している人の場合、ヘアサイクルが大幅に乱れています。そのため十分に成長しきっていない髪の毛が途中で抜け落ちてしまうというわけです。

フィナステリドは、ヘアサイクルを乱すジヒドロテストステロンの発生を阻害して、サイクルを正常に戻します。しかしヘアサイクルが戻ったからといって、髪の毛はすぐに成長したり、太くて強い毛になったりはしません。

そのため、フィナステリドを服用しても、髪の毛が太く長く成長して効果を実感できるまでには、3~6ヶ月の期間が必要なのです。

使い続けると、耐性ができて効果がなくなってしまう?

現在フィナステリドの耐性に関する研究結果は出ていません。

薬の耐性とは、長期間服用することで、体が慣れて効果を感じなくなってしまうということ。フィナステリドの耐性については、上述の通り明らかになっていません。

しかし長期間に渡って服用することで、効果が薄れてしまったと感じている人もいるようです。薬の効果には様々な要因が影響するため、耐性によるものと言い切ることはできませんが、耐性について100%否定することができないのも事実です。

効果を感じなくなってしまった場合、用法用量を正しく使っていないことや、その他の生活習慣などが影響していることも考えられます。気になる方は、担当の医師に相談してみましょう。

女性も使える?

女性が服用することはできません。

フィナステリドは、男性型脱毛症であるAGAに効果を発揮する治療薬です。つまり、薄毛の男性のための薬なので、女性が使っても効果がないことはもちろん、副作用の危険も考えられます。

副作用の項目でも挙げたように、妊娠中·授乳中の女性は触れることすらもNG。さらに今後妊娠を考えている女性も注意が必要です。万が一触ってしまったり、間違えて服用してしまったという場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。

現在、クリニックで処方されているのは、男性向けの薬がほとんどです。しかしミノキシジルという外用薬などは、女性の薄毛にも効果が期待できます。薄毛にお悩みの女性は、ぜひクリニックで相談してみてください。

男性ならだれでも使える?

未成年の服用は禁止されています。

未成年者への安全性や有効性が確認されていないことから、フィナステリドの処方は認められていません。

また、肝機能障害など、肝臓に何かしらの疾患がある場合も服用できません。その他、医師の検査·問診によって制限されるという場合もあります。

フィナステリド(プロペシア)は医薬品なので、きちんと医師の診断を受け処方してもらいましょう。

途中で使うのをやめたらどうなる?

服用をやめた段階で、再び症状が進行しはじめます。

フィナステリドやデュタステリドなどのAGA治療薬は、薄毛を根本的に解決する薬ではありません。服用をはじめてから髪の毛に好影響があったとしても、薬の服用をやめてしまえば再びAGAの症状が進行してしまいます。

そのため一般的には、それぞれの薄毛の原因にあわせて、食事や生活習慣の改善も医師の指導のもと行います。

服用してもこれといった効果が感じられないため、もう中断したいという方もいらっしゃるかもしれませんが、治療薬の効果を実感するためには半年程度の期間が必要です。独断で中断を決めてしまう前に、まずは処方された医師に相談してみましょう。

デュタステリドとの併用は可能?

フィナステリドとデュタステリドを併用して、高い効果が現れたという方もいるようですが…

基本的には、フィナステリドよりも効果が高いデュタステリドのみで良いと考えられます。というのも、デュタステリドには、フィナステリドが効果を発揮する2型5αリダクターゼにも効果的だからです。

2つの治療薬を併用することで、費用面にも影響が出ます。どちらも副作用の危険性がある薬なので、そういった点を鑑みても併用は推奨されていないようです。

ミノキシジルとの併用は可能?

フィナステリドとミノキシジルの併用は可能です。

ミノキシジルとは、もともと血管拡張剤としてアメリカで開発された薬です。頭皮に対する外用薬として臨床試験を行い、脱毛症にも有効だということが実証されました。今では、薄毛改善の治療薬として広く知られています。

ミノキシジルには、頭皮の血行を促進して発毛を促すという効果があります。

脱毛因子を作り出すホルモンであるジヒドロテストステロンを抑制するフィナステリドと併用することで、より高い効果が期待できます。

フィナステリド服用中に飲んではいけない薬は?

今のところ、併用禁忌薬はありません。

薬には飲み合わせによって、大きな健康被害を引き起こしてしまうものがあります。そのため薬によっては、添付文書に「併用禁忌」として注意書きがされていますが、フィナステリド(プロペシア)には、使用禁忌は特にありませんでした。

そのため、ミノキシジルやノコギリヤシなどが配合された育毛剤との併用も可能。薄毛治療のクリニックから、同時に処方されることも少なくなりません。

風邪薬や痛み止めなどの併用も、基本的には問題ないとされていますが、他の薬を服用するときには、念のためフィナステリドを処方された医師に相談するようにしましょう。また併用に限らず、用法用量は必ず守るようにしてください。

費用相場や購入する場所について

相場はいくらくらい?

製品によって異なりますが、1ヶ月分1万円程度が相場です。

フィナステリド(プロペシア)は、保険適用外のため価格はクリニックによって自由に設定することができます。そのため、どこのクリニックに行くかによって、または製品によっても金額は異なりますが、薬代と診察料などをあわせて、大体1万円くらいが目安となります。

また現在国内で認可されているプロペシアのジェネリック医薬品、「ファイザー」「サワイ」「クラシエ」「SN」「トーワ」なら、数千円費用を抑えることができます。

1番費用を抑えられるのは個人輸入という方法ですが、これには細心の注意が必要です。特にプロペシアやプロペシアのジェネリック医薬品は、悪徳業者が横行しており、偽薬の危険性も考えられます。

薬は見た目では本物か偽物かどうかも見分けることはできません。もし偽薬を飲んで何か不調が現れた場合、何が原因かわからず治療が遅れてしまうということも考えられます。

リスクを避けるためには、必ず医師に処方してもらうようにしましょう。

どこで買える?

AGA専門クリニック、皮膚科などで処方してもらうことができます。

フィナステリドは医薬品なので、処方箋があってはじめて購入できるものです。そのためドラッグストアやネットショップなどでは販売していません。

クリニックでは、医師の検査や問診を受けることができます。また、副作用のリスクについての説明、生活習慣に関するアドバイスなども受けられるため、くりにっくでの処方がおすすめです。

個人輸入では処方箋なしで購入することができますが、安全性が保証されていないため注意が必要です。

一緒に行いたい対策

頭皮マッサージはやるべき?

やらないよりはやった方がよいでしょう。

男性の薄毛の原因は、その大半がジヒドロテストステロンの影響によるものか、頭皮の血流悪化(髪の栄養不足)によるものです。

頭皮マッサージは、後者の髪の栄養不足を解消する後押しになります。もちろん薄毛の原因によっては効果が見込めないかもしれませんが、マッサージとしても気持ちのいいものですので、試してまったく無意味ということはないはずです。

ちなみに頭皮マッサージのやり方ですが、基本的には頭皮に負担を掛けずに動かすことができればどのような方法でも構いません。

もっともポピュラーなのは、指の腹を使って行うマッサージです。頭を抱えるように両手を添え、円を描くようにゆっくり動かしましょう。このとき、指を立てたり、強く動かしすぎたりすると、頭皮の負担になりますので注意しましょう。

少しずつ指の位置を移動して、3分ほど掛けて頭全体をマッサージしたら終了です。

行うタイミングは気が向いたときで構いませんが、洗髪後など、特定のタイミングで習慣化した方が、長く続けやすいのでおすすめです。

食事で気を付けるべきポイントは?

なるべく幅広い食材から栄養素を摂るようにしてください。

よく健康のために栄養バランスの整った食事を摂ることが勧められますが、まさに全く同じことが薄毛対策でも言えます。身体が健康であることは、育毛に欠かせない条件だからです。

また、偏った食事で髪の成長に必要な栄養素が足りなくなってしまうと、毛は痩せていってしまいます。食事と髪の毛というのは、意外に深くつながっているものなのです。

ちなみに、髪の成長に必要な栄養素は以下の通りです。

<髪の成長に必要な栄養素>

  • タンパク質
  • ミネラル
  • ビタミン

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

タンパク質

髪の毛は、ケラチンというタンパク質でできています。ケラチンは、髪のほか、爪や皮ふの角質層などの主成分でもあり、不足すると見た目にも明らかに影響が出てきます。髪で言えば、成長が遅くなったり、細くなったり、コシ、ツヤがなくなってしまったりといった具合です。

ケラチンを不足させないためには、良質なタンパク質を摂ることが大切とされています。

食べ物から摂ったタンパク質=ケラチンというわけではないのですが、タンパク質に含まれるアミノ酸は体内で分解され、ケラチンなど別の形で再合成されます。

そのため、ケラチン不足を解消するためには良質なタンパク質をどれだけ摂れるかがカギになってくるわけです。

タンパク質には、穀類や豆類から摂れる植物性のものと、魚介類や肉類から摂れる動物性のものがあります。どちらを摂ってもタンパク質は補給できるのですが、食の現代化が進んでいる昨今、食卓に穀類·豆類が並ぶ割合は小さくなっています。

また、塩分や脂質といった点でも、動物性タンパク質より植物性タンパク質を摂った方が健康に好影響を与える可能性が高いです。

もし日ごろ植物性タンパク質を摂っていない自覚があるなら、この機会にぜひ意識を改めてみてください。

ミネラル

人の身体に必須とされるミネラルは16種類ありますが、中でも髪の成長に深く関わっているのが亜鉛です。髪の主成分はケラチンというタンパク質ですが、このタンパク質を合成するには、亜鉛が必要なのです。

この亜鉛というミネラルは、身体の中で作り出すことができないため、食べ物から摂取していかなくてはなりません。ちなみに、1日の推奨量はおよそ12mg(男性の場合。女性は9mg)なのですが、実際の摂取量は8.8mgに留まっていると言われています。ただでさえ不足しがちな栄養素、というわけです。

亜鉛は、とくに魚介類や牛肉に多く含まれていますので、あまり食べていないようなら、こちらも積極的に食べるようにしてみてください。

ビタミン

ビタミンは、タンパク質のように何かの合成に使われる材料ではありませんが、身体の機能を円滑に回す上で重要な役割を担っています。

必要とされる量はほんのちょっとであり、またさまざまな食材に含まれているものであるため、栄養バランスの摂れた食事を心がけていれば特に不足する心配はありません。

しかし、丼ものだったり、ファーストフードだったり、偏った食生活を送っていると途端に不足してしまいます。ビタミンは特に緑黄色野菜に豊富に含まれていますから、不足する心当たりがある人はぜひ積極的に食べるようにしましょう。