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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2017年9月13日

薄毛の原因にかんするよくある疑問・回答まとめ

薄毛の原因についてのFAQ

薄毛の原因にはどういった種類がある?

薄毛は主に頭皮の血行不良や男性ホルモンの影響などで起きます。

以下に、それらの大もとの原因として何が考えられるのか整理してみました。心当たりのある項目があった人は、それを改善することから始めてみてください。

加齢

加齢による薄毛とは、いわゆる老化現象の一つです。髪の毛に限らず、人の体毛は20代をピークとしてその後は年を重ねるにつれて徐々に薄くなっていきます。

老化は、端的に言うと細胞の活性が鈍くる(生まれ変わりのペースが鈍くなる)ことです。髪の毛も例外ではありません。体の衰えが進行すれば血のめぐりも悪くなり、髪は痩せていきます。また、生える量より抜ける量が勝り、それまでの数を維持できなくなっていくのです。ちなみに、60歳を過ぎて髪が薄くなることを老人性脱毛症と呼びます。

髪の本数は約7~10万本程度と言われますが、この本数は胎児の段階ですでに決まっていて、途中から本数が増えることはまずありません。

しかし、老化を抑えるアンチエイジングに努めることで進行を遅らせることはできます。髪に悪影響を与える不規則な生活や、運動不足、ストレスなどを積極的に解消し、できる範囲で薄毛対策を始められてみてください。

睡眠不足

睡眠不足もまた、髪の成長を妨げます。なぜなら、人間の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)は寝ている時が一番活発になるためです。とくに眠り始めてからの3時間は、成長ホルモンが多く分泌されます。この時間帯に熟睡できるかどうか、という点が、髪や頭皮にいい睡眠のカギとなります。

また、眠る時間も重要です。人の身体は深夜3時~5時の間に、少しずつ体温を上げて目覚める準備をします。そのため、夜更かしをしてこの時間に起きていると、髪の成長に悪影響を与えてしまうことにもなりかねません。

入眠後の3時間に質の高い眠りを確保するには、遅くとも0時には就寝されておくことをおすすめします。

また、パソコンやスマートフォンを寝る前に操作すると、交感神経が優位になり、眠りが浅くなってしまいがちです。こうした生活習慣も、髪のためには控えた方がよいでしょう。

栄養不足

食生活が乱れ、髪の成長に必要な栄養が不足すると、薄毛が進行してしまう原因となります。日本人の薄毛人口の増加は、食の欧米化が関係しているとも言われます。肉類や乳製品中心の食事は、頭皮の脂分の過剰分泌や、血行不良を引き起こすことになるのです。

皮脂は毛穴を詰まらせますし、血行が良くないと、髪の毛を作る毛母細胞に栄養が十分行き届かなくなります。朝·昼·晩しっかり食事を摂っていても、栄養バランスが悪ければ、髪の成長は望めません。

もちろん、髪の成長には主なタンパク源である肉類も必要です。しかし肉類は、動物性タンパク質です。脂が多いうえ、味付けも濃くなりがちで、たくさん摂るべきものではありません。もし食事内容が肉類に偏っているという自覚のある人は、意識的に植物性タンパク質に置き換えてみてください。

植物性タンパク質とは、大豆を主成分とする納豆や豆腐といった食品に多く含まれています。こうした食品はヘルシーであるだけでなく、イソフラボンという女性ホルモン(髪の健康に好影響を与えるとされるホルモン)のようなはたらきも持っています。

また、髪の成長には、タンパク質以外にビタミンやミネラルといった栄養素も不可欠です。ビタミン類は緑黄色野菜に多く含まれ、ミネラルは海藻類に豊富に含まれています。

ありきたりですが、栄養バランスの取れた食事は、身体も髪も健康にします。いきなり食生活をガラリと変えるのは難しいかもしれませんが、まずは1品目を意識的に増やすなど、できるところから栄養バランスを整える工夫をしてみてください。

遺伝

100%というわけではありませんが、薄毛には遺伝的な要素も少なからず関係してきます。

とくに男性の場合、遺伝が原因でAGA(男性型脱毛症)という進行型の薄毛に悩まされることが考えられます。AGAの引き金が必ずしも遺伝というわけではありませんが、一説によるとAGAを発症している人の25パーセントが、遺伝が原因で薄毛になっているとされています。

AGAは、男性ホルモンであるテストステロンが、5α-リダクターゼの影響を受けてジヒドロテストステロン(DHT)に変化し、さらにそのDHTが、毛乳頭にある男性ホルモン受容体と結合して毛母細胞の機能を弱めてしまうことで引き起こされます。

AGAになるかどうかは、テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼがどれだけ活発か。また、DHTが男性ホルモン受容体とどれだけ結合しやすいか、という2点が大きく影響するとされています。

遺伝する可能性があるのは、まさにこの2つの要素、というわけです。

ちなみに、5αリダクターゼの活性を左右する遺伝子は、父方、母方両方から遺伝する可能性があり、一方のDHTが男性ホルモン受容器と結合しやすいかどうかを左右する遺伝子は、母方のみから遺伝するとされています。

ストレス

ストレスは薄毛の大きな要因の一つです。人間は強いストレスを感じると自律神経が緊張して血管が収縮してしまいます。すると血行不良の状態になり、髪の成長を促進する成分が毛母細胞に運ばれなくなり抜け毛が起きます。

またストレスでDHT(ジヒドロテストステロン)生成が増加することもあります。これは男性ホルモンのテストステロンがDHTに変換されるのではなく、副腎で作られるアンドロゲンがDHTに変換されるという点で異なりストレス性AGAと呼ばれます。

さらにストレスによって大量にアドレナリンを分泌しますが、これが頭皮から出る皮脂を過酸化脂質に変えてしまいます。非常に粘性が高い脂質なので毛穴を詰まらせて、抜け毛を増加させてしまうと言われています。

喫煙

喫煙は薄毛に良いことは1つもありません。理由は簡単なことで、タバコを吸うとニコチンの作用で血管が収縮して、血の流れが悪くなりやすいからです。

髪に必要な栄養素は、毛細血管から毛乳頭を通って、毛母細胞に吸収されます。毛母細胞は、吸収した栄養を糧に髪を成長させていきます。血行不良になれば、頭皮へ栄養分が行き渡りにくくなり、薄毛·抜け毛が進行してしまうというわけです。

喫煙には、ビタミンを破壊したり、肝臓の機能の低下を招いたり、肌荒れやしわの原因になったり……、髪以外にも、身体によくない影響を多々与えます。薄毛対策をきっかけとして禁煙することができれば生活習慣病の防止にもつながり一石二鳥です。

薬の副作用

洗髪時やブラッシング時、朝目覚めた時などに大量に毛が抜けているという場合は、何らかの薬の副作用の可能性があります。1日に30本から100本程度の抜け毛は普通の人でもあるので心配ありませんが、本数が著しく多い場合は要注意です。

抜け毛を起こす代表的な薬としては、抗がん剤があります。これは、抗がん剤が持つがん細胞の細胞分裂をコントロールする作用が、毛を生み出す毛母細胞にも影響するからです。抗がん剤の他にも、血流や自律神経のバランスに影響する薬の副作用によって、薄毛になることがあります。

例えば抗うつ薬や睡眠導入剤など心療内科などで処方される薬も、抗がん剤ほどではないですが、毛根を弱らせることが考えられます。また、痛風の薬やステロイドも髪が抜けることがあると言われます。

AGA以外にはどういった脱毛症がある?

薄毛というと男性型脱毛症(AGA)のことをイメージしがちですが脱毛症にもいくつかの種類があります。脱毛症によって対策や治療方法は全く異なりますので、誤った判断をしないためにも違いを知っておくことが重要です。

男性型脱毛症(AGA)

男性の薄毛では最も多い脱毛症で、日本国内だけで1,200万人が発症していると言われています。男性ホルモンの影響でヘアサイクルが乱れ、髪の毛が十分成長せずに細いまま抜け落ちてしまうことにより薄毛が進行します。

男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼによりDHTを生成し毛母細胞の機能を弱めることが主な原因とされています。現在ではプロペシアやミノキシジルといった治療薬で進行を抑えることが可能になっています。

脂漏性脱毛症

ホルモンバランスの異常やストレスにより過剰に皮脂が分泌され、毛穴を塞いでしまうことによって髪が抜けてしまう脱毛症です。

皮脂そのものが脱毛を進行させるのではなく、皮脂によって毛根の働きが鈍くなり毛穴周辺の常在菌が異常繁殖したことを原因とする炎症によって抜け毛が発生します。

対処法としては皮脂を取り除いて皮脂の酸化を防ぐことが大切になりますが、そもそも皮脂の異常分泌の原因となっている脂の多い食生活や不規則な生活などを見直すことが第一です。

円形脱毛症

10円玉くらいの脱毛が1箇所または数カ所発生する部分的な脱毛症です。自己免疫病の一つで強いストレスが原因とされていますが、幼児にも起こるため何らかのアレルギーも関係があるとも考えられています。

脱毛症の中では最も発症数が多く、男性よりも女性に多い脱毛症で生理や出産等で悪化するケースもあります。一過性で自然治癒することが多いですが、様々な症例があり頭髪全体が抜け落ちたり(全頭型)、眉毛やすね毛など脱毛が体全体に及ぶ(汎発型)など重症化することもあります。

びまん性脱毛症

頭部の髪の毛が全体的に細く薄くなる進行性の脱毛症です。女性に多く見られることから女性型脱毛症とも呼ばれます。「びまん」とは一面に広がるという意味で男性型脱毛のように生え際や頭頂部だけ薄くなることはありません。

加齢や老化により毛母細胞の活動が弱まったり慢性的なストレスが原因とされています。以前は壮年期以降の女性に多く発症していましたが、最近では過度なダイエットによる栄養不足や間違ったヘアケアで若い女性にも見られるようになりました。

分娩後脱毛

女性の妊娠中や出産後に女性ホルモンのバランスが崩れることで発症する脱毛症です。出産後1年程で落ち着いて自然治癒します。脱毛に悩むとそれがストレスになって別の脱毛症になることがあるので注意が必要です。

脱毛するのは妊娠中に通常よりも多くの女性ホルモンが分泌され、ヘアサイクルの成長期が長くなるからです。出産後に女性ホルモンのバランスが元に戻ると成長期が一斉に終了するので、髪も一斉に抜けるというわけです。

抜毛症

正常な毛を自分で引き抜いてしまう精神疾患でトリコチロマニアや禿頭病とも言われます。女性や子供に発症することが多く心理的ストレスが強くなってくることで強迫的に髪の毛を抜く行為に及びます。

男性ホルモンの異常や血行不足などを原因とする脱毛症とは性質が異なるため、症状が強い場合は心理カウンセリングや精神神経科での治療が必要とされます。これまではストレスや不安が原因とされてきましたが、最近では神経細胞と脳のコミュニケーションに問題があるという説もあります。

自力での改善はなかなか難しいものがありますので、心当たりがある場合は早めに医師の診断を受けましょう。

季節変化の影響などで薄毛になることはない?

極端に薄毛になることはありませんが、抜け毛が増えることはあります。

動物の中には、季節の変化に合わせて体毛が生え変わる種が少なくありません。とくに温度変化の激しい土地いる動物にその傾向があるのですが、実は人間も、季節の変化に合わせて毛量を調整している、という説があります。

実際、冬から春にかけてと、夏から秋にかけてのタイミングで、抜け毛の量が増える、という統計もあります。増える本数は、多い人で通常時の倍とも言われており、その影響はバカにできません。もし何の心当たりもないのに抜け毛の量が増えた場合は、季節変化が影響した可能性も考えられます。

一時的な抜け毛というものはある?

原因を取り除けば改善する、という意味では、遺伝性のAGA以外はおおよそ一時的な薄毛と考えてよいでしょう。

ただし、放置していて治るもの、という意味では、それに当てはまる薄毛は多くありません。季節変化や、一時的なホルモンバランスの乱れ(妊娠·出産等)が原因であれば、放っておいても薄毛は治まります。

しかしたとえば生活習慣など、放っておいても変化しないものが原因である場合、抜け毛は少しずつ進行していってしまいます。

一時的なものかそうでないかは見極めが難しいものもありますから、もし不安なようであれば専門ドクターに相談されてみることをおすすめします。

対策方法についてのFAQ

確実に毛が生えてくる方法はある?

残念ながら、いまのところ100%の確率で髪の毛が生えてくる方法というのは確立されていません。

クリニックに行けば高い確率で改善は見込めますが、その効果には個人差があります。確実に薄毛が改善するとは言い切れません。

もちろん、将来的には可能性があります。現在、資生堂や京セラといった日本を代表する大企業が、ベンチャー企業や国立研究所などと共同で根本的な毛髪再生治療の実現に向けて研究を行っており、早ければ2020年には実用化されるのではないかと見込まれています。

もしかしたら10年後には、薄毛が街のクリニックなどで治療できるようになっているかもしれないわけです。

そもそも薄毛は改善する?

原因にあわせて適切に対応すれば、高い確率で改善が見込めます。

薄毛の原因にはさまざまなものがあります。そのため、原因にあわせた対策を行わないと、無意味とまではいかなくとも、望んだような効果が得られないことも考えられるのです。

たとえば薄毛対策の代表格である育毛剤は、基本的には単体で毛を生やすことはできません。市販の製品のほとんどは、毛を生やすのではなく、毛を生やすために頭皮の環境を整えることを前提としています。

ちょっとややこしいのですが、身体的に何かしらの影響を与える成分は、薬として扱われます。毛を生やすというのは薬の領分であり、育毛剤の領分ではないのです。サプリメントなどもそうですが、あくまでも人の身体が本来持つ機能をサポートするためのもの、と理解しておくとよいでしょう。

ちなみに、どのような原因で薄毛が引き起こされているにせよ、絶対に欠かせないのが健康的な生活習慣です。どのような育毛対策も、規則正しく健康的な生活習慣なしでは片手落ちとなってしまいます。

薄毛を改善させるためには、少なからず生活習慣も見直す必要がある、ということも、ぜひ知っておいてください。

手軽にできる育毛方法は?

手軽さで言えば、頭皮マッサージや生活習慣の改善が挙げられます。以下に、それぞれの概要をまとめてみましょう。

頭皮マッサージ

薄毛の人は、頭皮が硬くなっている可能性が高いと言われています。それは、頭皮の血行が滞ってしまっているから。

毛には血が通っていないように思えるかもしれませんが、じつは毛の根元は毛細血管と繋がっています。髪もほかの組織と同じように、血液から栄養を得て成長しているわけです。

ささやかな血液供給ですが、それがあるのとないのとでは、髪の成長に大きな違いがでます。頭皮の血行というのは、育毛において非常に重要な役目を果たしているのです。

その頭皮の血行を手軽に促進できるのが、頭皮マッサージです。もちろん頭皮を硬くしている根本的な原因(睡眠不足や運動不足、ホルモンバランスの乱れ等)を取り除かなければ一時しのぎに過ぎませんが、それでも髪の延命にはつながります。

マッサージ自体は簡単で、両手の指を広げて頭を掴み、円を描くように頭皮を動かせばOKです。頭皮の負担にならないよう、あまり力を込めず、優しく行うのがポイント。2~3分くらいかけて、頭皮全体がじんわりしてくるまで続けましょう。

生活習慣の改善

薄毛と生活習慣には深い関係があります。男性に最も多い薄毛はAGA(男性型脱毛症)ですが、その原因の7割以上は、生活習慣に根差しているという説もあるくらいです。

具体的には、食生活の乱れ、睡眠不足、過度なストレス、喫煙、といったもの。どれも身体の健康にも直結するものばかりですが、髪の健康は身体の健康の延長上にあります。こうした生活習慣の改善なくして、効果的な育毛はできません。

髪の材料となる栄養素をしっかり摂ること。そして、その栄養をしっかり届けられるよう、血液の循環を良くすること。究極的には、この2つさえクリアすれば、ほとんどの薄毛は改善できるはずです。

薄毛対策で髪が生えてくる場合、どのくらいの期間が必要?

具体的な期間は出せませんが、育毛剤や育毛クリニックなどの口コミを見てみると、3~4ヶ月ほどで効果を感じている人が多いです。

これには、ヘアサイクルが関係しているのではないかと考えられます。

髪の毛には、ヘアサイクルと呼ばれる、成長の段階があります。その成長段階は、大まかに以下の3つに分けられます。

  • 成長期…2~6年
  • 退行期…およそ2週間
  • 休止期…およそ3~4ヶ月

休止期に入ると、髪は成長の根幹である毛乳頭から切り離され、毛乳頭は新たな髪を作りはじめます。つまり、育毛対策を考える場合、主なターゲットとなるのは現在目に見える毛ではなく、新たに生えてくる毛、というわけです。

髪の成長スピードは1日あたりおよそ0.3ミリ程度(1ヶ月にして1センチ程度)ですから、そうした背景も加味すると育毛対策の効果が3~4か月ほどで出てくる、というのは十分現実味があると言えます。

ただ気を付けたいのは、3~4ヶ月というのはあくまで効果を感じ始めるである期間という点。すべての髪が同じサイクルで回っているわけではありませんので、髪全体に効果が行き渡るにはさらに時間が掛かります。

育毛は1日にしてならず、というのは覚悟しておかなければなりません。

育毛剤は本当に効果ある?

含まれている成分や、使い方によって効果の出方が違います。そのため、一概に効果のあるなしは判断できません。

ただ1つ言えるのは、育毛剤だけを使っていても髪が生えてくる可能性は低いということ。製品にもよりますが、ほとんどの育毛剤は、頭皮環境を整えたり、髪が生えてきやすい状態に頭皮を導くことを目的としています。髪の材料となる栄養素が欠けていたり、栄養素を髪まで届ける血行が悪かったりすると、効果を発揮できません。

育毛剤の効果は、単体では発揮しきれない、ということは、知っておいてください。

発毛剤と育毛剤の違いって何が違う?

厳密な定義はありませんが、一般的に発毛剤とは、その名の通り髪を生やすためのもの。育毛剤とは、髪の成長を促すためのものです。

育毛剤は無数に市販されていますが、発毛剤の数はさほど多くありません。というのも、発毛剤はその性質上、医薬品に分類されるため。

医薬品を販売するには、非常に大きなコストと手間が掛かります。また、現在発毛作用が確認されている成分(ミノキシジル)の開発元の特許などもあり、簡単には手が出せないものでした(現在は特許が切れて、いくつかのメーカーがミノキシジルを含んだ製品の開発に乗り出しています)。そうした背景もあって、育毛剤ほど各メーカーのラインナップが豊富ではないという実情があるわけです。

育毛シャンプーで毛は生えてくる?

育毛シャンプー単体では髪の毛は生えてきません。

育毛シャンプーは、その名の通り毛が育つのをサポートするためのものです。育毛シャンプーを使っているからといって髪が生えてくる確率は、ゼロではないかもしれませんが低いでしょう。

その他の育毛対策と併せて取り入れる分には良いかもしれませんが、頼り過ぎるのはやめておいた方が無難です。。

クリニックに通って薄毛が治る可能性はどのくらい?

明言はできませんが、多くのクリニックでは9割以上の改善率を謳っています。

改善という言葉の定義が幅広いため、当人が望んだような結果が得られるかどうかはわかりません。ただ多くの人が、それまでの状態よりも改善している、ということは言えると思います。

最近はカウンセリング等を無料で請け負っているクリニックもありますので、もし薄毛に悩まれているようなら1度相談されてみることをおすすめします。

クリニックではどういう薄毛治療が行われる?

クリニックにもよりますが、基本的には服用薬と塗り薬を使った治療が行われます。

厚生労働省に効果が認められている育毛成分は、ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドというものです。これらを含む育毛剤、服用薬を軸に、生活習慣の指導などを併せて行っていくのが一般的です。中には、独自配合した有効成分のカクテルを頭皮に直接注入したり、併せてサプリメントを調合したりするクリニックもあります。

こうした治療は保険の適用外であるため、費用も安くありません。効果もどこも同じというわけではないため、もしクリニックでの治療を考えられる場合は、事前にそのクリニックがどういう治療を行っているのか。また、利用者の評判はどうなのかを、しっかりチェックされることをおすすめします。

植毛のメリット·デメリットを教えて?

メリットは高い確率で薄毛を改善できる点。デメリットは、術後の過ごし方等によっては定着せずに抜けてしまう可能性があるという点と、費用が高いという点です。

植毛には大まかに人工植毛と自毛植毛があり、前者は、その名の通り人工的に作った毛髪を使用する移植手術ですが、副作用の強さから現在ではほとんど行われていません。後者の自毛植毛が現在の主流となっています。自毛植毛は、ざっくり言うと自身の後頭部などから皮ふごと髪を採取し、株分けして薄毛部分に移植していく、という方法です。

自毛植毛のメリットは、まったく髪が生えていない状態からでも、数ヶ月で髪の毛を手に入れられることができるという点です。もちろん、移植する髪が後頭部に残っている、という前提はありますが、このスピード感は、ほかの薄毛対策にはないものでしょう。

一方のデメリットは、移植した髪がきちんと定着するかどうかが不透明という点です。手術を手掛けるドクターの技術や、手術後にどう過ごすかといった条件に左右されるため、ある程度は出たとこ勝負となってしまいます。

また、費用が安くないというのもデメリットと言えるでしょう。どういったクリニック、施術を選ぶのかにもよりますが、50~200万円ほどの費用が掛かります。

予防方法についてのFAQ

薄毛の初期症状にはどんなものがある?

症状、というものはないのですが、抜け毛の状態を確認することで、頭皮が健康な状態であるかどうかを判断することができます。

健康な髪の毛であれば、先端から根本までの太さはほとんど変わりません。また、根本は丸く膨らんでいます。これは、十分に成長して、髪本来の寿命を全うした髪の形と言えます。

髪の毛と言うと、先細りのものをイメージする人が多いかと思いますが、髪は伸び続けている内にカットされます。ハサミは斜めに入りますから、多少先細りにはなるものの、全体的に太さに変化のない状態になるわけです。

一方、十分に成長する前に抜けてしまった髪は、先細りで、毛根も小さくなってしまっています。もし、自身の抜け毛にこうした状態のものが多いようなら、それは薄毛の初期症状かもしれません。

対策は何歳くらいからはじめるべき?

具体的に何歳から、という目安はありませんが、薄毛は長い生活習慣の蓄積で徐々に進行していくものです。気になったらすぐに対策を意識されることをおすすめします。

乱れた生活習慣が必ずしも薄毛につながるわけではありません。しかし、薄毛になった人の多くは、生活習慣が原因で脱毛が進んだと考えられています。対策をしておいて損はありません。

具体的にどういう方法で予防をする?

まだ薄毛の自覚がないなら、健康的な生活習慣を身に付けることで予防が見込めます。

薄毛は、遺伝的な要因を抜きにすれば、髪の材料となるタンパク質、ビタミン、ミネラルの不足や、そうした栄養素を髪に届ける血流の悪化が引き金となるケースがほとんどです。

したがって、栄養バランスの優れた食生活を送り、かつ身体の血行を邪魔しない生活習慣を身に付けることで、予防が見込めます。

血行を意識した生活習慣と言ってもピンとこないかもしれませんが、一般的に言われる健康的な生活習慣だと思っていただいて大丈夫です。

たとえば睡眠。おそくとも午前0時には就寝し、6時間以上の睡眠時間を確保するとよいでしょう。ほか、適度な運動も習慣化しておきたいところです。ホルモンバランスを乱さないためには、意識的なストレスケアも大切でしょう。

一度にすべてを身に付けるのは難しいかもしれませんが、健康的な生活習慣というのは一生の財産となります。できる範囲で少しずつ、改善を図られてみてください。