公開日 2017年10月30日
ドライヤーと抜け毛にかんするよくある疑問・回答まとめ

目次
基本的なギモン
ドライヤーした後の抜け毛が多い気がするけど大丈夫?
ドライヤーが原因で髪が抜けることはありません。
人の髪は、多い人で1日に100本前後抜けています。これは、成長した髪が古い髪を押し出すことによって起こる抜け毛で、特別心配する必要のあるものではありません。
ドライヤーをした後、足元に散らばる毛をみてギョッとする、という経験をした人も多いかと思いますが、それはもともと抜ける予定であった毛か、髪を乾かすためにかき上げた際、千切れてしまった毛がほとんどです。
前と比べて極端に抜け毛が増えた、というように、量が変化しているなら問題ですが、そうでなければあまり心配する必要はないでしょう。
もし抜け毛が多いとヤバいの?
前と比べて抜け毛の量が変化しているようなら、要注意です。
髪が切れるほど乱暴に行っているなど、ドライヤーのやり方に問題がある場合を除き、何らかの原因で薄毛が進行している可能性があります。
薄毛の原因はいくつか考えられますが、いずれにせよ早めに原因を見極め、対策を行っていくことをおすすめします。
ドライヤーの種類について
遠赤外線ドライヤーって育毛に意味ある?
髪にはやさしいですが、育毛効果は期待できません。
遠赤外線ドライヤーの主な効果は、髪を保湿しながら乾燥させることができる点にあります。髪には優しいですが、例えば育毛が期待できるほど頭皮の血行を促進してくれる、といったような効果は期待できません。
マイナスイオンドライヤーの効果は?
髪をサラサラにする効果がある、とされていますが、抜け毛に対する効果は確認されていません。
マイナスイオンという単語は、決まった意味のないものです。そのため、効果を断言することはできません。
多くの人が、マイナスイオンドライヤーとふつうのドライヤーの違いを体感していますが、その効果が本当にマイナスイオンによるものであるかどうかは、判断が難しいと言えます。
使い方について
そもそもドライヤーって使った方がいい?
タオルドライのやり方にもよりますが、できれば使った方が無難です。
タオルドライ+自然乾燥で髪を乾かす場合、水分が残り過ぎているとホコリや汚れがついたり、気化熱で肌が冷えたり、頭皮にちょっとしたストレスを与えてしまいます。
水分が残り過ぎなければタオルドライだけでも十分ですが、ドライヤーを使い、少し湿り気があるくらいまで乾かすのが、手間が少なくて良いでしょう。
温風と冷風、どちらが髪にやさしい?
温風後に冷風、という順番がおすすめです。
具体的には、温風で8割ほど乾かした後、冷風に切り替えて仕上げをする、という形がよいでしょう。
洗髪後は髪のキューティクル(髪の表面を覆っているウロコ状の組織)が開いて、髪が傷みやすくなっています。冷風をあてるとキューティクルが引き締まり、就寝時の髪のダメージを小さくすることができます。
また、ドライヤーを当てる時は、完全に乾かすのではなく、9割くらいのところで止めておくことをおすすめします。頭皮が乾燥すると、身体は皮脂を出して潤いを保とうとします。過剰な皮脂は頭皮トラブルのもとになりますので、乾燥には注意しておきたいところです。
頭皮に負担をかけずに髪を乾かすにはどうしたらいい?
頭皮から20センチ以上距離をあけ、指でかき上げながら髪の根元に風を当てて乾かすとよいです。
ドライヤーをかけ始めたときに水分が残り過ぎていると、髪に長時間熱が当たることになります。最初にタオルで水気を取っておきましょう。半乾きくらいがおすすめです。
また、ドライヤーを当てる時は、一ヶ所に熱が集中しすぎないようにするのもポイント。頭皮に適度な水分を残しつつ、9割がた乾燥させたら終了です。