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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2017年12月29日

頭皮の乾燥についてのよくある疑問·回答まとめ

乾燥した頭皮のイメージ

頭皮の乾燥について知っておきたいこと

原因は何?

頭皮の乾燥を引き起こす原因はいくつか考えられます。以下に主だったものをまとめてみます。

洗浄力の強すぎるシャンプー

頭皮が乾燥する原因として使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎることがあります。必要な皮脂まで洗い落としてしまうので頭皮がカサカサになり潤いが失われてしまうのです。

市販のシャンプーの中にはラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった合成界面活性剤が含まれているものがあります。これらは皮脂に吸着して根こそぎ除去してしまうので、食器用洗剤で乾燥して手荒れになるのと同様のことが頭皮で起きてしまいます。

過剰な皮脂による常在菌の増加

頭皮環境には誰の地肌にもいる常在菌(マラセチア菌)が深く関係しています。体内から分泌される皮脂と個々で異なる肌質、そして常在菌の絶妙なバランスで頭皮環境が維持されているのですが、それが壊れると乾燥などを起こします。

皮脂が過剰に分泌されてしまうとこれをエサに常在菌が活発になり異常繁殖します。すると脂肪酸が大量に排出され、これに地肌が刺激されて細胞片が剥がれ落ちてしまいます。こうしてバリア機能を失うことによって頭皮は潤いを保てずに乾燥してしまうのです。

加齢による保湿力の低下

頭皮の乾燥の原因の一つに加齢があります。年齢を重ねるにつれて肌がくすんだり潤いが無くなるというのはよくあります。髪で覆われていて気がつきにくいですが頭皮も皮膚なのでこれと同じことが起こっているというわけです。

若い頃はセラミドやコラーゲンといった保水·保湿成分が頭皮に十分蓄えられているため問題が起きることはほとんどありません。ところが年を取ると老化によりこうした成分が減少するため保湿力が低下して乾燥しやすくなってしまうのです。

季節による湿度や太陽光の変化

頭皮の乾燥は外的要因として気候による影響が無視できません。冬場は室内が加湿器などで快適な状態に保たれていても外は乾燥していますし、夏場は外は高温多湿ですが室内はエアコンで乾燥しています。こうした湿度差·温度差により発汗し過ぎになり頭皮が乾燥してしまうのです。

また紫外線はフケの発生や乾燥を引き起こします。頭皮は日焼け対策などは行わないため、紫外線をもろに浴びています。特につむじや分け目など地肌が見える場所は紫外線で日焼けをして炎症を起こすので乾燥が進んでしまいます。

放置しても大丈夫?

大丈夫ではありません。

頭皮は鏡に向かっても見えない場所なので気がつきにくいですが、乾燥しているのをそのまま放置してしまうと、雑菌が繁殖して皮膚炎などを起こし頭皮トラブルが生じてしまう可能性が高くなります。

フケ·かゆみが多くなったら頭皮が乾燥してバリア機能が低下している証拠です。早めに保湿ケアを行わないと頭皮環境は悪化するばかりで、抜け毛が増えたり薄毛が進行してしまうことになりますので要注意です。

もし放置した場合に考えられる頭皮トラブルは?

乾燥を放置すると以下に挙げたように様々な症状が出ます。一つひとつは小さくても組み合わさると大きなトラブルに発展することもあるので注意が必要です。

フケ

フケは頭皮が乾燥していることが最もわかりやすい症状です。フケには2種類あって白く粉のようにパラパラ落ちるフケは明らかに頭皮の水分や皮脂不足で乾燥していることが原因です。

ベタベタと塊が頭皮に張り付くフケは主な原因として皮脂や汚れの洗い残しが考えられますが、乾燥によっても発生します。頭皮が乾燥するとそれを補うために皮脂が過剰分泌するのでフケになったり、場合によっては脂漏性皮膚炎を起こしている可能性もあります。

かゆみ

かゆみは乾燥の代表的な症状です。冬場に肌が乾燥すると手足にかゆみを感じた経験をすたことがある人は多いと思いますが、頭皮も皮膚の一部なのでそれと全く同じメカニズムでかゆみが発生するのです。

頭皮が乾燥するとバリア機能が低下するので外部からの刺激が弱くなります。すると普段なら何の問題ないちょっとした刺激や異物に反応してしまいかゆみに変わります。特に冬場は空気が乾燥しやすいので、かゆみが出たらできるだけ早く保湿ケアを行う必要があります。

抜け毛

頭皮が乾燥したままの状態が続くと最終的には抜け毛を増やしてしまうことになります。頭皮も皮膚ですから水分量が少なくなると硬くなって血行不良になるからです。血流の悪さで髪に栄養が届かなくなり抜けてしまうのです。

また乾燥すると頭皮が外部からの刺激に敏感になります。かゆいからと言って爪を立てて掻いたりすると傷がついたり、シャンプーのし過ぎで頭皮環境が悪化すると髪が細くなって抜け落ちてしまうことになります。

湿疹

頭皮だと確認しにくいかもしれませんが乾燥による頭皮トラブルの一つとして湿疹があります。その多くは皮脂欠乏生皮膚炎によるもので、乾燥により頭皮を保護するのに必要な皮脂が失われることで発生します。

赤みとともに強烈なかゆみを伴うことがありますが、そこで掻いてしまうことで湿疹の範囲が拡大して炎症を起こすなどますます悪化したしまうこともあります。特にアトピー性皮膚炎の人に多く見られるので、症状が強い場合は病院での治療が必要です。

頭皮が乾燥しているかどうかを確かめる方法は?

頭皮の乾燥を確認するためには症状から判断するのが最も簡単です。

頭皮の乾燥の症状には様々ありますが、かゆみがあって白い粉のようなフケがパラパラ落ちる場合は明らかに頭皮が乾燥している証拠です。

少し手間をかけるなら髪の生え際やつむじ部分など頭皮にあぶらとり紙を直接当てて確認する方法もあります。頭皮が正常な状態の場合1時間後くらいで皮脂が付きます。ところが頭皮が乾燥していると2時間経っても皮脂が付きません。

どんな対策方法が考えられる?

日常生活の中で外的に最も頭皮環境に影響を与えやすいシャンプーを見直したり、頭皮用の保湿ローションを使うことです。

手軽にできるところでは、ドライヤーの使い方を工夫してみるのも手。以下に、それぞれについて簡単にまとめてみましょう。

アミノ酸系シャンプー

現在洗浄力の強いシャンプーを使用している場合は、優しい洗い心地のアミノ酸系シャンプーに切り替えます。

できれば保湿成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。アミノ酸系でも1日に何度も洗髪しては皮脂を落としすぎてしまうので意味がありません。夏場で何回か洗髪したい場合はシャンプー使用は1回にしてあとはぬるま湯で洗い流すようにしましょう。

保湿ローション

頭皮ケア専用の保湿ローションを使うと高い効果を得ることができます。ノズルやミストなど様々なタイプがあり、セラミドなどの保湿成分の他に育毛成分やかゆみを抑える成分が含まれるものもあります。

使い方はシャンプーをしてタオルで髪の水分を取り除いた後に使います。ローションによっては熱ですぐに乾いてしまうものもありますのでドライヤー後の方がよいでしょう。あまり乾燥がひどい場合はオイルタイプのものも使ってみてください。

ドライヤー

洗髪後のドライヤーは長時間当てると髪や頭皮を乾燥させ過ぎるので、できるだけ短時間で済ませます。そのためには、タオルドライをして髪を十分乾かした後にドライヤーを使用するようにするとよいでしょう。

また地肌から10~20cmほどドライヤーを離して髪の根元から毛先に向かって乾かすようにすると短時間で終わらせることができます。常にドライヤーの角度や位置を動かして、同じ場所にずっと風が当たり続けないようにするのがコツです。

頭皮の乾燥にいい食べ物は?

摂取すると頭皮に潤いが出る食べ物はありませんが、脂分が多い食べ物は皮脂の分泌が多くなって水分バランスが崩れ、かえって皮膚が乾燥したりフケやかゆみを増長することになるので控えるようにした方がよいでしょう。

食生活によって頭皮環境に大きな影響を与えるのは確実ですので、まずは1日3食はしっかり摂ること。特にビタミンB2·B6には脂の分泌を抑え、皮膚の代謝を促す作用がありますので、乾燥対策のために大豆やレバー、魚、卵などを積極的に摂るように心がけることをおすすめします。