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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2017年10月30日

女性の抜け毛についてのよくある疑問・回答まとめ

女性の抜け毛

20~30代の場合

20代で抜け毛が増えることはある?

老化が始まっていない20代でも抜け毛が増えることはあります。

これは若年性脱毛症と言ってヘアサイクルが正常でなくなることにより髪が成長の途中で細くなったり抜けてしまうものです。

原因としてはストレスによる自律神経の乱れが考えられます。自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが優位になり抜け毛を引き起こすのです。

この他にもピルの服用や出産後にホルモンバランスが崩れて薄毛になったり、過度なダイエットによる栄養不足やパーマやヘアカラー液の影響で抜け毛が増えることもあります。

妊娠・出産で抜け毛が増える?

妊娠・出産は身体にさまざまな変調をもたらすので抜け毛が増えることがあります。

妊娠中は女性ホルモンのバランスの変化でヘアサイクルが正常ではなくなり、抜けるはずだった毛髪が維持されます。

ところが出産を終えるとホルモンバランスが元の状態に戻り、産後3ヶ月~6ヶ月で一気に抜け毛が増えてしまうのです。これはヘアサイクルが正常になったということを意味するものなので、通常はそのままにしておいても自然に治ると考えてよいでしょう。

ストレスは原因になる?

ストレスは抜け毛の原因の一つです。強いストレスを受けると男女は関係なく自律神経に乱れが生じます。

ストレスが一時的なものであれば元に戻りますが、ストレスを受け続けると交感神経が優位になり血管が収縮するので血流が悪くなってしまいます。

すると髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなって抜け毛が起きやすくなるのです。また自律神経の乱れはホルモンバランスを崩し、男性ホルモンの割合が高くなるとさらに抜け毛を増やすことにつながります。

40代以降の場合

更年期と抜け毛の関係は?

更年期になると抜け毛が増えたと感じる人が多くなります。

これは更年期になると髪の毛の成長に深く関係する女性ホルモン(エストロゲン)が減少してしまい、相対的に男性ホルモンが優位になるからです。

こうしたホルモンバランスの崩れが起きるとヘアサイクルの中で休止期が長くなって成長期が短くなります。髪は成長しきらないまま細い毛ばかりになり、抜けた後に生えてこない期間が長くなるため薄毛や抜け毛が進行することになります。

FAGAってなに?

FAGAとは女性男性型脱毛症のことで、発症するメカニズムが異なるため男性型脱毛症(AGA)とは区別されています。

男性のAGAのように頭髪の一部が薄くなるのではなく、髪が細くなって頭部全体が薄くなるのが特徴です。

原因ははっきり特定はされていませんが、加齢や生活習慣などの影響で女性ホルモンが減ることにより相対的に男性ホルモンの割合が増加することが影響していると考えられます。女性ホルモンは減少しても一定量は分泌されるので男性のAGAのようには進行していきません。

その他

病気の可能性はない?

急激に抜け毛増えたという場合は病気の可能性も疑われることがあります。

例えば甲状腺ホルモンに何らかの異常が起きると抜け毛が起きると言われています。

甲状腺機能が正常に働かなくなると、顔がむくんだり疲労感が増すなど抜け毛以外の症状が出たり円形脱毛症になることもあります。

また病気とまでは行かなくても過度なダイエットによる栄養不足や鉄欠乏症貧血になると抜け毛が進行することもありますので異常を感じたら医師に相談してみることをおすすめします。

年齢と抜け毛は関係する?

加齢が原因で抜け毛が増えることはあります。

これは女性の場合、40歳前後から髪の成長を維持する女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少していき、相対的に男性ホルモンの割合が高くなるからです。

ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが優位に働くとヘアサイクルが短くなって薄毛や抜け毛が進行するのです。但し、最近では過度なダイエットや強いストレスの影響で年齢には関係なく若い世代でも抜け毛が増える現象が見られるので注意が必要です。

対策・改善方法について

改善することはある?

場合によりますが女性の抜け毛は改善する可能性はあります。

ただ、ホルモンバランスの乱れにより起きているとしても、それがストレスからくるものなのか加齢によるものなのか原因が特定しにくいところがあります。

食生活や睡眠など生活習慣を改善することで症状が軽くなることがありますので、まず試してみることです。どうしても放置しておくのが不安という場合は皮膚科や専門クリニックで医師の診断を受けてみることをおすすめします。

どういう対策が考えられる?

女性の抜け毛の原因はいくつか考えられ、それに合わせて対策も変わってきます。

以下に代表的な対策方法を挙げましたので、やりやすいところから試してみてください。

専門クリニックへ通う

最も安心できる方法です。原因を特定することができれば改善への道が開けますし、素人判断で不安を募らせるくらいなら医師に診断してもらうことです。その後は医師の指示に従って治療計画通りに進めていくことになります。

育毛剤を使う

頭皮環境を整える効果のある育毛剤を使って頭皮マッサージを行うと血流が良くなり抜け毛が改善することがあります。特にミノキシジルは女性の壮年期脱毛症に効果があるとされています。内服タブレットは国に認可されていないため外用のリアップ(リアップリジェンヌ)を使用するとよいでしょう。

食生活を見直す

過度なダイエットや偏食が激しい場合は食生活を見直すのが抜け毛対策の第一歩です。イソフラボンを多く含む大豆製品を積極的に摂取するようにするとホルモンバランスを整える効果が期待できます。また、肉、レバー、かつお、ピーナッツなどビタミンB6を多く含む食品も抜け毛予防によいとされています。

生活習慣を改善する

睡眠不足は髪を育てる成長ホルモンの分泌を悪くするため、できれば夜の11時までに寝る習慣を身につけましょう。またストレスは血流を悪くして髪の栄養不足を引き起こしますので、運動やストレッチを行うなど自分にとってストレス解消になることを積極的に行うとよいでしょう。

抜け毛について誰かに相談したいときはどうする?

抜け毛の相談をするなら専門の医師が最も安心です。

何科を受診すればよいかわからない場合は次のことを目安に選びましょう。

妊娠・出産後の抜け毛なら婦人科、頭皮が炎症を起こしていたり円形脱毛症なら皮膚科、精神的なストレスが大きいことが疑われる場合は精神科を受診します。原因はさまざま考えられますので、いくつかの科を受診することもあります。

最近は男性のAGA専門クリニックでも女性の抜け毛の相談ができる場合もあるので問合わせてみるとよいでしょう。

男性用の育毛剤は効果がある?

女性と男性では薄毛・抜け毛の原因が根本的に違うため、男性用の育毛剤の使用は控えたほうがよいでしょう。

男性用は成分が強すぎて合わなかったり、フィナステリドにように女性に処方できない薬剤もあります。

女性の抜け毛の原因はホルモンバランスの乱れや髪の栄養不足のケースが多いため、女性用育毛剤は栄養成分や保湿成分が多くなっています。男性用育毛剤は皮脂を除去する効果が高いので女性には逆効果になる可能性もあります。

ヘアケアで気を付けることは?

間違ったヘアケアをしないことです。

髪の毛だけを洗って頭皮が汚れていたり、逆に汚れを落とそうと頭皮に爪を立てて洗髪すると炎症を起こしてしまい頭皮環境が悪化して抜け毛が増えてしまいます。

また1日に何回もシャンプーをするのは頭皮が乾燥して異常に皮脂が分泌されるなど抜け毛の原因になるので要注意です。頭皮マッサージは抜け毛予防には効果的ですが、これも無理に強くもみほぐしたりすると炎症を引き起こすのでほどほどにしておきましょう。