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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2017年11月26日

50代の薄毛にかんするよくある疑問・回答まとめ

50代の薄毛

原因について

男女共通で考えられる原因は?

加齢によってそもそも髪が成長しなくなっているか、髪の成長を阻害する生活習慣を持っているか、というのが主な原因と考えられます。

以下に50代の薄毛の原因として考えられることをまとめてみます。

加齢

年をとると男女を問わず抜け毛と薄毛が進むことが日本やアメリカの大学の研究で明らかになっています。これは男性ホルモンによる男性型脱毛症とは違い、老化により毛包が縮小していくことで起こる症状です。

通常、毛包では幹細胞の増殖と同時に毛を生み出す細胞も供給して正常なヘアサイクルが繰り返されますが、幹細胞が老化すると毛包が萎縮してこれが維持できなくなるのです。AGAを治療していても原因が異なるため加齢による薄毛は進んでしまいます。

栄養不足

50代になると若い頃と違って体力が落ちてきます。暴飲暴食は少なくなりますが、体力が少なくなると栄養は健康維持の方に優先的に使われるので、髪の成長のための栄養が毛母細胞まで届かなくなります。

毎日生活するための栄養は摂れていても、髪の毛にとっては栄養不足状態なので、徐々に細くなって抜け毛も多くなります。油っぽい食べ物があまり欲しくなくなってちょうどよいと考えていても老化が影響して栄養が不足することがあるので食生活には気をつけなければなりません。

睡眠不足

睡眠は髪の毛だけでなく疲れた身体や脳を休めるために必須なものです。しかし睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が足りなくなり、本来なら睡眠時に修復される髪のダメージが修復されずに蓄積されていきます。

そうなると毛母細胞の活動が十分にできなくなり育毛·発毛がストップ。気がつくと薄毛になっていたということになります。また女性だけでなく男性でも50代になると更年期障害が起きる可能性があり、不眠が続くことがあるので髪が育たなくなります。

ストレス

ストレスが溜まると身体だけでなく髪の成長にも悪影響があります。人はストレスを感じると髪の毛の主な原料であるケラチンというたんぱく質を合成するのを助ける作用がある亜鉛を大量に消費してしまうからです。

またストレスは自律神経の機能も狂わせてしまいます。その結果として不眠症になったり、血行不良になるため、毛母細胞まで髪が成長するために必要な栄養が届かなくなります。すると髪の毛は細くなり抜け毛が増えてしまうのです。

脱毛症

50代になると壮年性脱毛症だけでなく、AGAとは違った脱毛症により薄毛になることがあります。よく知られる代表的なものをピックアップしました。

  • びまん性脱毛症…壮年期以降の女性に多く発症する進行性の脱毛症で、髪の毛が全体的に細く薄くなる特徴があります。加齢や慢性的なストレスが主な原因とされています。
  • 脂漏性脱毛症…ストレスやホルモンバランスの異常により皮脂が過剰に分泌されて起きる脱毛症です。皮脂が毛穴を塞ぎ、そこに常在菌が異常繁殖することで炎症を起こし髪が抜け落ちます。
  • 粃糠性脱毛症…頭皮にフケが大量発生することで起きる脱毛症です。フケが毛穴を塞いで髪の成長を妨げるだけでなく、そこに常在菌が異常繁殖することで炎症を起こし抜け毛を増やします。

50代の男性が薄毛になる主な原因は?

50代の男性の薄毛の原因として最も大きな割合を占めるのはAGAですが、壮年期(40~50代)になってから発症するAGAのことを壮年性脱毛症と呼んでいます。

症状は通常のAGAと変わりはなく、生え際や頭頂部から薄毛が進行していきます。

50代になると老化により身体の代謝が悪くなるので髪が全体的に元気がないということはありますが薄毛のメカニズムの基本は同じです。また仕事などのストレスが引き金となってAGAを発症するケースが多くなると言われています。

50代の女性が薄毛になる主な原因は?

どの年代にも共通して言えることですが、女性ホルモンの減少によるホルモンバランスの乱れが引き金になることが多いです。

FAGA

加齢などで女性ホルモンが減ることにより薄毛が発症します。生え際や頭頂部だけが部分的に薄くなっていくのではなく頭髪が全体的に薄くなるという特徴があり、男性のAGAと区別するためにFAGAと呼んでいます。

原因についてはまだ明確に特定できていませんが、女性ホルモンが減って相対的に男性ホルモンの割合が増加することが影響しているのではないかと考えられています。50代の場合は特に更年期の薄毛と関連性が高いと言われています。

更年期

更年期症の一つの症状として抜け毛が増え薄毛になることがあります。これは女性ホルモンのエストロゲンの分泌が更年期に急激に減少してしまうと、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなり休止期が長くなるからです。

成長期が短いということは成長しきらない細い毛ばかりになって、それが抜け落ちると新しい毛がなかなか生えてくなくなり髪のボリュームがなくなるということです。この時期にカラーリングやパーマなどを行うと抜け毛がさらに増える可能性があります。

白髪染め

白髪染め自体が直接抜け毛を増やすことはありませんが、頭皮や髪に影響して間接的に薄毛に関わっていることが考えられます。まず白髪染めの染料が体に合わないとアレルギー反応で頭皮にかぶれを引き起こすことがあります。

また1~2回なら問題ありませんが、白髪染めを繰り返し受けていると髪へのダメージが蓄積していき、ハリやコシが失われてしまいます。髪が残っていたとしても全体的に髪のボリュームが無くなってしまうことが考えられます。

どれくらいの人が50代で薄毛になる?

ある育毛サロンが行った調査データによると2008年に50代の男性で脱毛が進んでいると感じる人の割合が60.2%で女性は39.0%、2010年は男性56.4%·女性37.8%、そして2013年には男性53.4%·女性30.6%となっています。

50代になると薄毛を実感している人が男性の場合は半数以上、女性でも3割を超えているのでかなり高い割合と言えます。5年間で推移をみると男女ともに減少傾向にあるので治療する人が増えたとも言えますが、一方であきらめて何もしていない人もかなりの割合でいることが予想されます。

対策方法について

どういう対策をすればいい?

以下に挙げるのが主な育毛対策となります。

ただ、育毛は薄毛の原因にあった方法を取らないと大きな効果は見込めません。自身の薄毛がどういったものかを把握したうえで、それにあった対策を立てられることをおすすめします。

育毛剤

クリニックで治療するのもお金がかかるし、あきらめているという50代の人でも育毛剤なら安価にできるのでおすすめです。もちろん治療薬に比べれば効果は低くなりますが、頭皮の血行がよくなるなど手軽に育毛ができるからです。

広く市販されている育毛剤は治療薬より副作用が少ないので安心して使用できますし成分や効果も様々なタイプから選べます。またもっと積極的に薄毛改善したい人はミノキシジルが含まれる一般医薬品も薬局で入手することが可能になっています。

睡眠

良い睡眠は髪の成長を促します。髪を育てて日中受けたダメージを修復する成長ホルモンは就寝中に分泌されるからです。特に夜の10時~夜中2時までが最も分泌量が多くなるのでこの時間に睡眠を取っておくことが重要です。

50代ともなれば若い頃のように夜通し遊ぶというようなことはなくなりますが、更年期症などで不眠になることもあるので注意が必要です。睡眠時間を含め毎日規則正しい生活をすることが薄毛改善につながるということを覚えておきましょう。

食生活

偏った食生活は髪が栄養不足になって薄毛·抜け毛の原因になります。年をとると一度にあまり多くの量を食べることができなくなってくるため、栄養バランスのとれた効率良い食事をするようにしなければなりません。

髪の主成分であるたんぱく質を中心に髪を育てるののに必要な栄養素を摂取するように心がけましょう。大豆を原料とした納豆や豆腐、魚や卵ににもたんぱく質は含まれます。また髪を育てるためのサポートを行う亜鉛やビタミンB6も意識して牡蠣やレバーなどを食べるようにしましょう。

クリニック

しっかり薄毛を治療したいというのであればやはりクリニックに相談するのがベストな選択です。50代の薄毛の原因にはAGA以外にも様々考えられるので、どうして抜け毛が増えているのか知るだけでも一歩前進できるでしょう。

またクリニックでは一人ひとりの症状に合わせて治療方針を決め、治療薬の処方はもちろん、食生活や生活習慣のアドバイスまでしてもらえます。定期的に通院することになるので自己管理だけでは難しいと感じている人にも向いています。

頭皮ケア

髪が薄いことが気になっていても意外と頭皮ケアをしっかり行っていない場合があります。頭皮ケアの基本は正しいシャンプーと紫外線対策です。過度な洗髪はかえって頭皮環境を悪化させるのでシャンプーは1日1回にしてマッサージも同時に行い、しっかり洗い流します。

紫外線対策としては帽子をかぶるのが一番手軽ですが、夏場で蒸れるという場合は日傘を使ったり、外に出たらできるだけ日陰を歩くなど紫外線を意識した行動が必要です。紫外線から髪や頭皮を守るヘアスプレーなども試してみてください。

植毛

薄毛治療は効果を感じるまで時間がかかりそうで待っていられない、これまで治療を続けてきたが思うほど改善しなかったので目に見えるかたちで効果を実感したいという場合には植毛という方法があります。

現在は自毛植毛が主流となっていますので、一度施術してしまえば人工毛植毛のように抜け落ちて後々メンテナンスが必要になることがありません。自毛なので一旦抜けてもまた新しい毛が生えてきますし見た目も自然な仕上がりになります。

放置して大丈夫?

薄毛になるのは何らかの原因があるので放置して自然に改善することはありません。

50代になると老化により身体全体の代謝が悪くなるため、それまで薄毛が気にならなかった人も髪が細くなったり抜け毛が増えることもあります。

もともと薄毛だった人は進行するばかりなので、改善を希望するのであれば対策を打つ必要があります。自己判断だと適切な対応ができないですし、思わぬ病気が隠れている場合がありますのでクリニックに相談することをおすすめします。