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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2018年1月4日

頭皮が臭いときのよくある疑問·回答まとめ

鼻を抑える女性

頭皮の臭いにかんする基本的なギモン

頭皮の臭いってどこからくるの?

頭皮の臭いは実は頭皮だけから来るものではなく、髪の毛やその他の発生源が複雑に絡み合って強い臭いとして感じるようになります。ここでは髪の毛と頭皮に分けて発する臭いの仕組みを整理しました。

髪の毛

髪の毛は堅い角質から構成されているためそれ自体から臭いを発することはありません。ところがこれが束になると臭いを吸着する集臭器へと変化してしまいます。タバコの煙を頭髪に吹き込むと、しばらく頭から煙が立ち上りますがまさにその状態です。

吸着する臭いは外気からだけでなく内側の頭皮の臭いも集めて濃縮されます。女性の頭髪の表面積は体表面と同じになると言いますので、いかに髪の毛が集臭効果が高いものであるかがわかるでしょう。

頭皮

頭皮ですぐにイメージするのが皮脂による臭いです。古い油が臭うように皮脂も古くなると酸化して臭いを発します。これは皮脂の過剰分泌だけでなく毛穴の出口に古い皮脂が付着して塞いでしまいそこに雑菌が繁殖してしまうからです。

脂漏性皮膚炎とは皮脂が過剰分泌されることでマラセチア菌が頭皮に異常繁殖して炎症を起こすもので皮膚科の治療が必要になります。また頭皮の角質が剥がれ落ちたフケはそこに含まれるたんぱく質をエサとして雑菌が繁殖する要因になります。

頭皮の臭いをチェックする方法は?

頭皮の臭いを自分で確認したい場合は、単純に指で擦って嗅いでみたり帽子や枕の臭いを嗅ぐ、ドライヤーを後ろから当ててみるといった方法が一般的ですが、これだと客観的にどの程度臭いを発しているか判断ができません。

そもそも臭いをあまり感じない人もいますが、臭いを感じる人でも同じ臭いを嗅ぎ続けていると鼻が慣れて感知しなくなるからです。頭皮の臭いは体臭と同様に気がつきにくいですから、念のためほかの人に嗅いでもらうとよいでしょう。

そもそも頭皮ってどういう臭い?

簡単に言ってしまうと油が酸化した臭いなのですが、年代によって頭皮の臭いは変化するようです。

臭気判定士の方が女性に対して行った実験によると20代前半までは不快な臭いはないですが、30代後半から50代にかけてはフルーツの生ごみや豚の脂身を焼いた臭いがすることがわかっています。

この臭いの正体はアンモニアや脂肪酸で加齢により女性ホルモンが減ったり、ストレスや偏食などの影響で強さを増してしまうことが原因です。男性は皮脂分泌量が女性の3倍と言われますので、さらに強力な臭いであることが考えられます。

原因について

頭を毎日洗わないのはやっぱりダメ?

毎日洗うことをおすすめします。頭皮が乾燥気味な人は毎日洗わないというケースもあるようですが、汗をかいたり外に出れば頭皮は確実に汚れます。シャンプーを使わずお湯で洗うだけでも構わないので毎日洗うようにしましょう。

皮脂の分泌量が多めで1日に2回以上洗髪するという人も要注意です。洗いすぎてしまうと頭皮が乾燥することで逆に皮脂が異常に分泌してしまい、毛穴を詰まらせ雑菌が繁殖してしまうからです。皮脂は残しすぎても落としすぎてもダメなのです。

皮脂が多いとやっぱり臭う?

頭皮の匂いの一番の原因は皮脂ですから皮脂の分泌量が多ければそれだけ強く臭うと考えられます。皮脂は頭皮の健康を守るバリアの役目があるため欠かせないものなのですが、多すぎると酸化して臭いを発するようになります。

また頭皮に皮脂が過剰分泌するとマラセチア菌というカビの一種が増殖して炎症を起こす脂漏性皮膚炎を発症することがあります。そうなると皮脂の酸化に加えてフケが大量に出て頭皮の臭いもより強くなるので治療が必要です。

年齢が原因で頭皮が臭うことはある?

加齢により頭皮の臭いが強くなることはあります。若い頃には少なかったヘキサデセン酸という脂肪酸の一種が頭皮に分泌され、これが酸化したり皮膚上の常在菌により分解されてノネナールが発生するからです。

ノネナールは油臭く青臭いようないわゆる加齢臭を発生させます。また女性の場合は加齢により女性ホルモンが減少することも影響します。相対的に男性ホルモンが増加することで皮脂の分泌量が増えて男性と同じように加齢臭がするようになります。

食べ物が原因になることはある?

頭皮の臭いには少なからず食べ物も影響しています。偏食で動物性たんぱく質や脂肪ばかり多く摂るようになると、インドール、スカトール、硫化水素といった悪臭の元となる成分が体内に蓄積して頭皮の臭いの原因になります。

また糖分の摂りすぎもよくありません。抗酸化物質が減少して皮脂の酸化を助長してしまうからです。頭皮の臭いの大部分は皮脂が酸化したことによって発生していますから、糖分によって抗酸化が妨げられれば臭いは強くなります。

対策方法について

臭いをなくす食べ物などはある?

食べると頭皮の臭いが完全に消えてしまうようなものはありませんが、頭皮の臭いの原因となる食べ物の摂取を控えることで軽減させることはできます。肉類や揚げ物、お菓子など油っぽくて皮脂を多く生成してしまうものは減らしましょう。

逆に皮脂の臭いを抑えてくれる効果が期待できるのはビタミン類やポリフェノールを含む食品です。緑黄色野菜やマグロ、ゴマなどは血流を促進してくれるビタミンA、B、Eが含まれますし、果物には皮脂分泌を抑えるビタミンCが多く含まれます。

シャンプーで臭いを消せる?

頭皮の臭い対策としてシャンプーを行うのは有効なことですが、やり過ぎると頭皮が乾燥して地肌を守ろうと余計に皮脂を分泌させてしまうので逆効果になります。1日に1回で構いませんので正しいシャンプーのやり方を覚えましょう。

シャワーの温度は熱すぎると頭皮の水分を奪うのでぬるめのお湯で毛穴を開き、シャンプーはワンプッシュで手のひらで泡を作り指の腹でやさしく洗髪をします。特に耳周りは皮脂腺が多いので念入りに行います。最後はシャンプーが髪や頭皮に残らないようにシャワーできれいに洗い流します。

どういうシャンプーを選べばいい?

シャンプーは洗浄力が強すぎないマイルドなアミノ酸系シャンプーを使用するのがおすすめです。石油系合成界面活性剤が含まれるシャンプーは角質層を壊し肌のバリア機能を低下させるので使用は厳禁です。

アミノ酸系に加えて保湿成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。オリーブ油やセラミドなどの保湿成分は角質層に潤いをもたらし、頭皮環境を改善するので臭い対策として使えるだけでなく、髪にハリやコシを与えて健康を保ちます。

湯シャンで洗うと臭わなくなるって本当?

湯シャンとはシャンプーやコンディショナーを使わずにお湯だけで洗髪することです。皮脂を落としすぎないので頭皮環境が良くなり頭皮の臭いも改善されるというものですが、その効果には個人差があります。

乾燥肌の人と脂性肌の人では適切な湯温も違いますし、皮脂分泌のコントロールができるようになるまで時間がかかるので、急に始めると頭皮がベタついたりかえって臭いが気になることもあります。向き不向きがあり、かゆみや炎症の原因になることもあるので、おかしいと思ったら直ちに中止して医師と相談してください。