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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2018年1月25日

脂漏性脱毛症にかんするよくある疑問·回答まとめ

脂漏性脱毛症のFAQ

症状について

そもそも脂漏性脱毛症って何?

頭皮の皮脂分泌が過剰になり、皮脂を好むマラセチア菌が異常繁殖して炎症を起こすことで発症する脱毛症のことです。マセラチア菌が分解した皮脂に含まれる中性脂肪が刺激となって炎症が起きるとされています。

皮脂分泌が過多になるとフケが出たり頭皮に赤みやかゆみが発生し炎症を起こし、それを守ろうとしてかさぶたができます。そのまま放っておくと炎症が進行して頭皮環境が悪化。その結果、髪が成長できなくなり細くなって抜け落ちてしまうのです。

どういう症状がある?

髪が抜ける以外に特徴的な症状としては、頭皮がベタベタする、頭皮が赤くなったり強いかゆみがある、洗髪をしているのにフケが多く発生するなどがあります。皮脂は見た目にも多いことがわかり毛穴まで詰まっていることが確認できます。

皮脂を洗い落としてもすぐに新しい皮脂が分泌されてしまうのが厄介なところで、酸化した皮脂の影響で頭皮が黄色く見えることもあります。皮脂の分泌は男性ホルモンが関わっているので男性に症状が出ることが多いですが女性でも発症します。

脂漏性皮膚炎との違いは?

脂漏性皮膚炎によって頭皮が抜けることを脂漏性脱毛症と呼びますので両者はほぼ同じと考えてよいでしょう。脂漏性皮膚炎になったからといって必ず抜け毛が起きるとは限らないため、脂漏性脱毛症は脂漏性皮膚炎が悪化した状態とも言えます。

脂漏性皮膚炎は最初は頭皮が赤くなったり痒みが出る程度なのですが、悪化すると頭部全体にフケが発生したりかさぶたができます。頭皮に繁殖したマラセチア菌の影響で炎症を起こすのが原因ですが、この炎症が毛穴の奥まで及ぶと髪が抜けるのです。

初期症状や予兆は?

脂漏性脱毛症は脂漏性皮膚炎の症状が悪化した結果起きるものです。したがって以下の脂漏性皮膚炎の症状が初期段階と言えます。

フケ/かさぶた

脂漏性皮膚炎の初期症状の一つにフケの大量発生があります。フケとは肌のターンオーバーによって剥がれ落ちる古い角質層のことです。フケ自体は誰でも出るものなので異常ではありません。

しかし皮脂が過剰に分泌されて炎症を起こし頭皮環境が悪化すると、フケやかさぶたの量が異常に増えてしまうのです。健康な人でもフケは出ますので最初は気がつきにくいですが、しっかり洗髪しているのに大量発生するようであれば脂漏性皮膚炎が疑われます。

頭皮のかゆみ

フケと同様に脂漏性皮膚炎の早い段階で感じるのが頭皮のかゆみです。健康な人でも頭皮にかゆみを感じるのはめずらしくないですし、脂漏性皮膚炎の初期段階ではかゆみも軽いので気がつかないことも多いです。

しかし頭皮の炎症が悪化していくとかゆみは強くなります。時々かゆい程度なら我慢もできますが、強いかゆみがずっと続くことになるのでつい掻いてしまいます。すると頭皮を傷つけさらに炎症がひどくなるという悪循環に陥ります。

臭い

自分の臭いというのは気がつきにくいですが、脂漏性皮膚炎になると臭いを発するようになるので注意が必要です。この臭いの正体は過剰に分泌された皮脂が時間の経過とともに酸化することにより発生するものです。

初期の頃は臭いもそれほど強くないですが、脂漏性皮膚炎が悪化すると悪臭となって周囲の人も気がつくほどになります。皮脂の過剰分泌だけでなく真菌の発生や夏場は汗もかきますので、様々な臭いが混ざり合って強烈になるのです。

ニキビ

脂漏性皮膚炎は皮脂の異常分泌よって起きますから、ニキビや吹き出物が併発しやすくなります。ニキビ自体は大変なことではないのですが、それにより脂漏性皮膚炎の治療に支障が出ることがあるので注意が必要です。

脂漏性皮膚炎の治療薬には抗菌·消炎作用の成分が含まれていることが多いのですが、これらの成分はニキビや吹き出物を悪化させてしまうことがあるので使用を制限されてしまうのです。ニキビが悪化すると頭皮環境がさらに悪くなり抜け毛を促してしまうことにもなります。

女性でも脂漏性脱毛症になる?

脂漏性脱毛症はAGAと違って男性特有の病気ではないので女性でも発症する可能性はあります。脂漏性脱毛症は頭皮の皮脂分泌が過剰になり炎症を起こす脂漏性皮膚炎の症状が進んで悪化したものだからです。

皮脂分泌は男性ホルモンが関わっているため男性が発症する割合は多いですが、女性でもホルモンバランスが崩れたり、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどにより皮脂の異常分泌は起きます。抜け毛に発展する前に皮膚科で早めに治療することが大切です。

原因について

どういう原因が考えられる?

脂漏性脱毛症は脂漏性皮膚炎の症状が悪化することで抜け毛が発生するものです。脂漏性皮膚炎は頭皮の皮脂分泌が過剰になり炎症を起こすことで発症しますが、その症状として強いかゆみと大量のフケの発生があります。

強いかゆみで頭皮を強く掻いてしまうと刺激を与えることになるので、炎症が毛穴の奥まで広がってしまい抜け毛が発生してしまうのです。またフケが毛根を詰まらせてしまい、それが抜け毛につながることも少なくありません。

脂漏性脱毛症になりやすいのはどんな人?

脂漏性脱毛症は年齢や性別は関係なく誰でも発症する可能性があります。前段階である脂漏性皮膚炎で皮脂の過剰分泌が起きる要因として考えられるのはストレス、食生活の乱れ、間違ったヘアケアです。

日常生活でストレスを強く感じている人、肉や糖分が多い栄養バランスのよくない食生活を送っている人、1日に何度もシャンプーを行って皮脂を落としすぎている人は皮脂の分泌量が他の人より増えやすい傾向にあります。これらに該当する人が脂漏性脱毛症になりやすいと考えられます。

対策方法について

完治する?

脂漏性脱毛症は完治させることは可能です。まずは脂漏性皮膚炎を治療することを目指します。治療により頭皮環境が改善されれば、毛根まで広がっていた炎症も無くなるため髪に栄養がきちんと運ばれ抜け毛もストップします。

治った後でも食生活の乱れや睡眠不足などによって再発してしまうことも考えられます。自分の皮脂の過剰分泌が起きてしまった原因を考えて二度と脂漏性皮膚炎を起こさないように生活習慣を改善するよう心がけることが大切です。

病院で治療する場合、どういうことをする?

病院で脂漏性脱毛症の治療をする場合には抗菌剤や抗炎症剤が処方されます。これらは頭皮の炎症を引き起こすマラセチア菌の増殖を抑えたり、炎症を抑える効果のある薬なので、治療が早まることが期待できます。

抗炎症剤としてステロイド外用薬が処方される場合がありますが、使用方法を間違えると副作用の危険性が高まるので注意が必要です。この他、症状により痒みを抑える抗ヒスタミン剤や皮脂の分泌量に関わるビタミン剤が処方されることもあります。

日常生活で気を付けるべきことは?

病院で処方される治療薬以外で日常でできることは生活習慣の改善です。過剰なストレスや偏った食生活をしていて栄養バランスが悪い人、睡眠不足になりがちの人は皮脂が分泌しやすいので見直した方がよいでしょう。

また脱毛が気になって育毛剤を使用する人がいますがこれは逆効果です。育毛剤で頭皮に刺激を与えると炎症が悪化してしまいますので、まずは脂漏性皮膚炎を治すことに専念します。カフェインや辛い食べ物など刺激物も控えた方がよいでしょう。

シャンプーは普通のもので大丈夫?

シャンプーは頭皮に刺激の少ないアミノ酸系のものを使うことをおすすめします。洗浄力が強かったり頭皮がスッキリするような成分が含まれるものは、脂漏性皮膚炎の症状を悪化させてしまう可能性があるからです。

抗菌作用のあるシャンプーは効果的なものもあるのですが、含まれる成分によっては皮膚に刺激を与えてしまい逆効果になってしまうことがあるので注意が必要です。自分だけで判断せずに使用する前に医師に相談する方が安全です。