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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2017年11月26日

30代の薄毛にかんするよくある疑問・回答まとめ

30代の薄毛

原因について

男女共通で考えられる原因は?

偏って栄養生活やストレスなど、頭皮環境を悪化させる生活習慣が主な原因となるケースが多いです。

ほか、何らかの原因による脱毛症の可能性も考えられます。以下に簡単にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

栄養不足

30代はまだ食欲が無くなるほど胃腸は衰えていないので好きなものを腹いっぱい食べている人も多いでしょう。しかし食事の中身によっては髪に栄養が行き届かなくなって薄毛や抜け毛が進行してしまうこともあるので要注意です。

特に肉や脂っぽい食べ物が好きな人は髪の成長に必要なビタミンやミネラル類が不足しがちで、血中の悪玉コレステロールが増えて抜け毛を引き起こしてしまいます。また揚げ物など酸化した油を多く摂取すると血流が悪くなり髪が栄養不足になってしまいます。

睡眠不足

頭皮と髪を健全な状態に保つためには体のリズムが正常であることが必要です。ところが夜更かしをしたり睡眠不足が続くとこれが狂ってきます。また髪が育つために必要な成長ホルモンの分泌が足りなくなってしまいます。

成長ホルモンは夜10時から深夜2時に分泌され、昼間に受けた髪のダメージを修復する機能も持っています。睡眠が十分に取れていないとダメージが蓄積されて頭皮環境が悪化し薄毛や抜け毛が進行してしまうというわけです。

飲酒·喫煙

30代ともなると仕事や様々なお付き合いで酒の席が多くなる頃です。飲酒は血行がよくなる効果があるので薄毛予防には効果があるように感じるかもしれませんが、飲みすぎると逆効果です。アルコールを分解するため肝臓が活発に動くと髪の材料となるアミノ酸が大量に消費されてしまうからです。

喫煙は発がんリスクもあり禁煙をする人も増えていますが、髪の成長にも悪影響を与えます。タバコに含まれているニコチンには血管収縮作用があり喫煙により血行不良が起きるからです。毛母細胞に栄養が届きにくくなり薄毛を進行させてしまうのです。

ストレス

ストレスは溜めすぎると身体に様々な不具合を生じされることで知られていますが、髪の成長にも悪影響があります。ストレスを感じると髪の毛の成長に必要な亜鉛を大量に消費してしまうからです。

またストレスが自律神経を乱して末梢神経の血流を悪くするため頭皮や毛母細胞に必要な栄養が届かなくなります。さらに悪くなった血流を元に戻すためにAGAの原因物質と言われるDHTの分泌を多くしてしまうという悪循環が生まれます。

脱毛症

脱毛症というとAGA(男性型脱毛症)がよく知られていますが、それ以外で薄毛の原因となる脱毛症をピックアップしました。

  • 円形脱毛症…突然1箇所または複数箇所に円形に髪が抜け落ちる脱毛症で強いストレスや自己免疫が原因とされています。自然に治ることも多いですが重症化すると頭部全体に拡がることもあります。
  • 脂漏性脱毛症…頭皮に過剰に皮脂が分泌されることで起きる脱毛症で、ホルモンバランスの異常やストレスが関係すると言われています。皮脂が毛穴を塞ぎそこに繁殖したマラセチア菌というカビにより炎症が起こって髪が抜け落ちます。
  • 粃糠性脱毛症…頭皮にフケが大量発生することで引き起こされる脱毛症です。フケが毛穴を塞いでしまい髪の成長を妨げるだけでなく、マラセチア菌が繁殖して炎症が起きることで抜け毛を多くしてしまいます。
  • 牽引性脱毛症…髪を強く引っ張るポニーテールやヘアエクステなどを行う女性に多く発症する脱毛症です。頭皮や毛根に大きな負担をかけ続けダメージが蓄積されるのが原因で、多くは引っ張るのを止めれば治癒します。
  • 抜毛症…正常な毛を自分で引き抜いてしまう精神疾患で子供や女性に多く、トリコチロマニアや禿頭病とも言われます。抜毛行為が長く続くと髪が生えて来なくなることもあるので精神神経科での治療が必要です。

30代の男性が薄毛になる主な原因は?

男性の薄毛の原因として最も大きな割合を占めるのはAGA(男性型脱毛症)で、20代後半から30代にかけて発症するケースが多くなっています。

テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びついてできるDHTが引き起こすことがわかっています。

遺伝の影響を強く受けますが、その他にも食生活やストレスなど様々な要因が絡み合って発症すると言われています。頭頂部や前頭部の生え際など男性ホルモンの影響を受けやすい特定の部位が薄くなっていくことが特徴です。

30代の女性が薄毛になる主な原因は?

加齢による女性ホルモンの減少や、妊娠·出産によるホルモンバランスの乱れが引き金となることがおおいです。

FAGA

女性特有の脱毛症で男性のAGAとは発症するメカニズムが異なるためFAGA(女性男性型脱毛症)として区別されています。30代~40代にかけて発症するケースが多く、原因についてはまだ明確に特定できていません。

ストレスや加齢などで女性ホルモンの分泌が減少し、相対的に男性ホルモンの割合が高くなるのが影響すると言われますが、男性のAGAのように頭部の一部が薄くなるのではなく全体の髪が細くなって薄くなるのが特徴です。

妊娠·出産による抜け毛

妊娠中や産後にホルモンバランスが崩れて起きる抜け毛です。妊娠中は身体の状態を安定させるため女性ホルモンの妊娠中はエストロゲンが減少してプロゲステロンの分泌が増加します。

このプロゲステロンのヘアサイクルを延ばす働きにより本来抜けるはずの髪が維持されるのですが、出産を終えるとホルモンバランスが元の状態に戻り、産後3ヶ月~6ヶ月で一気に抜け毛が増えます。これを分娩後脱毛症と言いますが一時的なものなので、通常はそのままでも自然治癒します。

どれくらいの人が30代で薄毛になる?

ある育毛サロンが行った調査データによると2008年に30代の男性で脱毛が進んでいると感じる人の割合が40.4%で女性は21.4%、2010年は男性35.6%·女性21.4%、そして2013年には男性38.2%·女性20.2%となっています。

女性はほぼ横ばいで男性は2010年に減少しましたが2013年には上昇に転じているので男女ともに5年間でそれほど顕著な傾向は見られず変化なしでした。

40代、50代では脱毛を実感する割合は高くなるものの年々下降傾向にありますので30代に薄毛が進行している人が増えていることが考えられます。これはまだ大丈夫だと思って治療せずにそのままになっている可能性が考えられます。

対策方法について

どういう対策をすればいい?

以下に考えられる対策方法を挙げますが、とにかく原因に合った対策をすることが一番です。

例えば抜け毛の原因が生活習慣にあるのに、育毛剤だけで対策をしても意味がありません。自身の薄毛の原因に目星を付けつつ、それに合った対策を考えてみてください。

育毛剤

育毛剤は手っ取り早い薄毛対策方法ですが、意外と選ぶのが難しいので注意が必要です。市販の育毛剤の中でも血行を促進するもの、保湿中心のもの、フケやかゆみを抑えるものなど成分や機能に違いがあります。

必ずしも値段が高ければよいということはなく、重要なのは自分の薄毛原因に合っているかどうかです。原因がAGAの場合は内服薬も合わせてミノキシジルなどの医薬品の育毛剤の使用が望ましいですが、自分で勝手に判断せずに専門クリニックに相談するようにしてください。

食生活

食生活の改善は薄毛対策の基本です。偏食を避けてすべての栄養素がバランスよく摂れるように食事を工夫することが重要です。薄毛になりやすい人は自分の好きなものしか食べない傾向にあるため改めなければなりません。

摂取するだけで発毛効果が期待できる魔法のような食物はありませんが、あえて挙げるとすれば髪を構成するたんぱく質やそれを生成するために必要となるビタミンや亜鉛が多く含まれる食べ物を積極的に摂ることです。肉中心の食生活の人は大豆中心に切り替えましょう。

クリニック

薄毛の原因がAGAの場合はクリニックでの治療が必要になります。最近では30代から薄毛を実感する人が増えていますが、危機感が少ないせいかクリニックに相談する人の割合は少ないようです。

もちろん薄毛の原因がAGAではない可能性もありますが、AGAだった場合はどんどん進行していってしまいます。薄毛の原因が何なのかを明らかにするという意味でもクリニックがすすめられます。早期に治療が開始できればAGAも怖くないからです。

頭皮ケア

日頃から行える薄毛対策としてはシャンプーやサプリメントによる頭皮ケアがあります。頭皮環境を整えるという点では洗髪は重要で育毛シャンプーを使わなくても1日1回アミノ酸系の洗浄力が強すぎないもので頭皮マッサージと同時に行うのがベストです。

サプリメントの中には育毛に良さそうなものが販売されていますが、その効果は医学的な裏付けがあるわけでなく、あくまでも栄養補助食品だという認識を持つことが重要です。亜鉛など食べ物から摂取するのが難しいものはサプリメントで補うのもよいでしょう。

放置して元に戻る可能性はある?

薄毛は原因を明らかにしてそれを解決しない限り、放置して元に戻る可能性は皆無と言ってよいでしょう。

30代で薄毛初期の頃は気のせいかと思ってそのままにするケースがありますが、少しでもおかしいと思ったら対策を打つべきです。

初期段階で行動に移す方が、改善する可能性が高いと考えられます。仮にAGAだった場合、30代で生え際が気になっていたのをそのままにしておくと40代になっていつの間にか頭頂部も薄くなっているということがあるので早めの対処をすることです。