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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2017年11月26日

20代の薄毛にかんするよくある疑問・回答まとめ

20代の薄毛

原因について

男女共通で考えられる原因は?

生活習慣の乱れ、または何らかの脱毛症が考えられます。

栄養不足

20代に比較的多いのが栄養不足による薄毛です。毎日食事をしていてもファーストフードやインスタント食品ばかりだと栄養バランスが悪くなり、髪の成長に必要な栄養が足りなくなります。若い年代は好きなものばかり食べる傾向にあるので、偏食が薄毛を引き起こすことも少なくありません。

また過度なダイエットを行うと摂取する栄養が全体的に不足します。身体は生命維持を最優先させますので、頭皮に栄養を届けるのは後回しになります。すると髪は成長することができなくなり細くなったり抜けてしまうのです。

睡眠不足

20代の人は体力があるのでつい無理をしたり夜更かしをする傾向にありますが、睡眠不足が続くと薄毛·抜け毛の原因になります。髪が育つために必要な成長ホルモンは副交感神経が優位になる睡眠時に分泌されるからです。

副交感神経は夜10時~深夜2時に最も活発に働くので、この時間帯に睡眠が取れていないと成長ホルモンの分泌が悪くなります。またこの時間帯に昼間に受けた頭皮のダメージを修復するため睡眠不足になるとそれもできなくなって薄毛が進行してしまいます。

ストレス

ストレスを溜めることは身体全体に悪影響がありますが、髪の毛の成長にもよくありません。というのもストレスを感じると髪の成長に必要な亜鉛が大量に消費されてしまうからです。髪の毛の大部分はたんぱく質でできていますが、たんぱく質を生成するために必要な亜鉛が不足すれば成長できません。

またストレスは自律神経を乱すため末梢神経の血流が悪くしてしまいます。すると髪に十分な栄養が届かなくなり抜け毛を増やしてしまうのです。

脱毛症

20代でも脱毛症を発症する可能性はあります。薄毛の原因として最もよく知られているAGA(男性型脱毛症)は40代以降の発症率が高いですが、最近は低年齢化してきているのでまだ若いからといって安心することはできません。

また脱毛症はAGA以外にもあり、円形脱毛症は年齢や性別に関係なく発症すると言われています。ストレスや過労などにより自己免疫機能が正常に働かなくなるのが主な原因と考えられていますが、重症化すると頭部全体の髪が抜けてしまうので要注意です。

20代の男性が薄毛になる主な原因は?

男性の薄毛の原因で最も多いのがAGA(男性型脱毛症)です。

これは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びついて産生するDHT(ジヒドロテストロン)が毛母細胞の働きを低下させるために起こります。

薄毛に悩む約30%の人がAGAが原因と言われており、頭頂部や前頭部の生え際が薄くなっていくことが特徴です。40代以降に発症することが多いのですが、最近では20代でもAGAの兆候が現れるケースが多く、特に家系に薄毛の人がいる場合は発症する可能性が高くなっています。

20代の女性が薄毛になる主な原因は?

FAGAや妊娠、出産など、女性ホルモンの乱れで引き起こされることが多いです。

FAGA

女性特有の脱毛症で男性のAGAとは発症するメカニズムが異なるためFAGA(女性男性型脱毛症)として区別されています。20代の女性で発症する例はあまり多くはなく、AGAのように頭部の一部が薄くなるのではなく髪が細くなって全体が薄くなるのが特徴です。

原因ははっきり特定されていませんが、加齢や生活習慣などの影響で女性ホルモンが減ることにより相対的に男性ホルモンの割合が増加することが影響しているのではないかと考えられています。

妊娠·出産による抜け毛

妊娠·出産時の女性はホルモンバランスが崩れて抜け毛が増えることがあります。妊娠中は妊婦の身体の状態を安定させるためエストロゲンの分泌が減りプロゲステロンが優位になります。

プロゲステロンにはヘアサイクルを延ばす働きもあり本来抜けるはずの髪が維持されます。出産するとエストロゲンとプロゲステロンのバランスが元に戻るので、維持されていた髪が一気に抜けてしまうのです。これを分晩後脱毛症と言いますが多くは、そのままにしておいても時間の経過とともに薄毛は改善されます。

どれくらいの人が20代で薄毛になる?

ある育毛サロンが行った調査データによると2008年に20代の男性が薄毛を感じる人の割合が30.6%で女性は16.6%、2010年には男性27.2%·女性10.2%、そして2013年になると男性25.8%·女性12.6%となっています。

5年間で男性が薄毛を感じる人の割合は徐々に減る傾向にあり、女性は2010年に減った数値がやや増加していますが、これはAGAの認知度の変化が影響していると考えられます。

プロペシアがAGA治療薬として承認されたのが2005年でテレビCM等で医療機関で薄毛治療できることが伝わりました。男性はクリニックに相談する人が増えましたが、女性は薄毛に対する関心度はまだ低いと思われます。

対策方法について

どういう対策をすればいい?

原因にあった対策が大切ですが、どの場合も、健康的な生活習慣と頭皮の血行を促進するためのアプローチは欠かせません。

育毛剤

20代の薄毛対策として最も手軽にできるのが育毛剤の使用です。ドラッグストアなどで簡単に手に入るものでも頭皮環境を改善する成分が含まれているものが多くありますので、抜け毛や薄毛がちょっと気になる程度ならまずは育毛剤を導入してみましょう。

中にはAGA治療薬として使用されるような育毛剤もありますが、副作用が出る可能性もあるので原因がはっきりしない段階では使用は控えた方がよいでしょう。市販の育毛剤の中にも血行促進や保湿成分が含まれるもの、脂質を除去するものなど様々ありますので自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

生活習慣の見直し

20代は元気の盛りの時なので生活が不規則にならない人の方が少ないくらいかもしれませんが、薄毛が気になる人は生活習慣を見直す必要があります。

生活習慣にもいろいろありますが、まずは栄養バランスを考えた食事。外食はできるだけ避けて髪に必要なたんぱく質やビタミン、ミネラル等を意識して摂取するようにします。

次に十分な睡眠時間の確保です。特に成長ホルモンの分泌が活発になる夜10時~夜中2時に寝ることを心がけます。またストレスは頭皮の血行を悪くするので運動や趣味に没頭するなどストレスを溜めないようにしましょう。

クリニック

明らかに薄毛の進行が早いと感じる場合は、できるだけ早く専門クリニックに相談することをおすすめします。20代でもAGAを発症することはありますし、AGAでなくても医療機関で検査すれば薄毛の原因がはっきりわかるからです。

また今はあまり気にならない程度でも家系に薄毛の人が多く気になるという場合でも、遺伝子検査でAGAでなりやすいかどうかを測定できます。将来に備えてどのように対策すればよいかもアドバイスをもらえるので大変有効です。

頭皮ケア

20代の薄毛·抜け毛の原因は頭皮環境の悪化であることが多いため、特に頭皮ケアを忘れずに行うことです。頭皮ケアの代表的な方法としては正しい洗髪とマッサージがあります。

意外と多いのが洗髪方法を間違えているというものです。シャンプーは低刺激性のものを使用して1日1回夜に行うのが原則です。シャンプーと同時に血行をよくするために指の腹で丁寧に頭皮マッサージを行います。

朝にシャンプーをするのは毛根を痛めますし、1日に何度もシャンプーをすると乾燥してかえって皮脂が過剰に分泌されるので逆効果です。自分でよいと思っていても正しくないことがありますので要注意です。

放置して元に戻る可能性はある?

薄毛はどのような原因で起きているにせよ、放置して自然に改善されるということはありません。

特にAGAだった場合は進行性の脱毛症なのでそのまま何もしなければ悪化するばかりです。

またAGAでなくても薄毛になるということは何らかの原因があるからです。生活習慣を見直すだけで薄毛が軽減されることもありますから何らかの対策を打つべきです。また割合は高くはないですが甲状腺機能低下など放置すると重大な病気を見落とす可能性もあります。

増毛·かつらは検討すべき?

余程目立った薄毛になっていない限り20代のうちは増毛·かつらを検討する段階にはありません。

AGAの可能性が高くても若いうちから対策しておけば十分に進行を食い止めることができるからです。

テレビでおなじみの増毛法やかつらは人工的なものですから成長することはありません。メンテナンスに費用がかかり続けますし、途中でやめると元に戻ってしまうので中断できません。増毛·かつらは高齢になってから考えても遅くはないでしょう。