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薄毛に関する疑問を徹底解剖!

公開日 2018年5月26日

髪の毛とビタミンについてのよくある疑問·回答まとめ

野菜のイメージ

髪とビタミンの関係について

Q髪の毛にビタミンが重要って本当?

ビタミンは身体の健康や健全な成長のために、欠かせない成分です。栄養素であると同時に、他の栄養素のパフォーマンスを高める潤滑油の役割も果たしています。人体の内部ではほとんど生成できないため、食事などから摂取する必要があります。

その種類は豊富。ビタミンAやビタミンCなどのわかりやすいものから、葉酸やナイアシン、パテントン酸といった、一聴するとあまり関係がなさそうな名称を持つ成分も、ビタミンの仲間です。その数は全部で、13種類あります。

ビタミンの種類

  • ビタミンA、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)、ビタミンC、
  • ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、
  • ナイアシン、葉酸、ビオチン、パテントン酸

中でも髪の毛や育毛にとって重要と考えられているのは、以下のビタミンです。

  • ビタミンC…抗酸化作用が高い。
  • ビタミンE…抗酸化作用が高い。ビタミンCとの相乗効果がある。
  • ビタミンB2/B6…頭皮のターンオーバー促進に役立つ。またケラチン(髪の主成分)の生成を促す。
  • ビオチン…別名ビタミンH。頭皮の健康維持やアレルギー反応抑制に役立つほか、髪の毛を健やかに保つ。

このように、ビタミンは薄毛に悩む人が積極的に摂取すべき成分です。

Q育毛に悪影響を与えるビタミンがあるってホント?

過剰摂取が悪影響を与える可能性はあります。抑止のためにはまず、ビタミン内での特徴の違いを理解する必要があります。

  • 水溶性ビタミン…ビタミンB群、ビタミンC、ナイアシン、葉酸、ビオチン、パテントン酸

過剰摂取しても、尿や汗に含まれるかたちで体外へと排出される。このため、一度にまとめて摂取するよりも、こまめに摂取するのがおすすめ。

  • 脂溶性ビタミン…ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK

水に溶けないため、過剰に摂取すると体内に蓄積され、副作用を起こす可能性がある。

脂溶性ビタミンの中で特に注意したいのは、ビタミンA。過剰摂取の副作用として、頭皮の荒れや乾燥、そして部分的な脱毛を招く可能性があります。

しかしビタミンAが不足しても、頭皮環境に問題が生じやすくなるのが悩ましいところ。適量を摂取することが、大切と言えそうです。

ビタミンの摂り方について

それでは以下に、各ビタミンの1日の摂取目安量と、多く含まれる食品を紹介します。また、不足すると現れる症状についても調べてみました。

ビタミンA
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日900マイクログラム、30~40代の女性1日700マイクログラム
  • 多く含まれる食品…にんじん、ほうれん草、レバー
  • 欠乏症…肌荒れ、口内炎、ドライアイなど
ビタミンB1
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日1.4mg、30~40代の女性1日1.1mg
  • 多く含まれる食品…豚肉、玄米
  • 欠乏症…脚気、肥満、情緒不安定
ビタミンB2
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日1.6mg、30~40代の女性1日1.2mg
  • 多く含まれる食品…レバー、納豆
  • 欠乏症…肌荒れ、粘膜の荒れ、疲労感
ビタミンB6
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日1.4mg、30~40代の女性1日1.2mg
  • 多く含まれる食品…じゃがいも、バナナ、かつお
  • 欠乏症…肌荒れ、月経異常、足がつる
ビタミンB12
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性/女性とも1日2.4mg
  • 多く含まれる食品…あさり、牡蠣、レバー
  • 欠乏症…全身疲労、しびれ、集中力低下
ビタミンC
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性/女性とも1日100mg
  • 多く含まれる食品…ほうれん草、いちご、じゃがいも
  • 欠乏症…肌荒れ、免疫力低下、生活習慣病リスクの高まり
ビタミンD
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性/女性とも1日5.5マイクログラム
  • 多く含まれる食品…きくらげ、鮭、メカジキ
  • 欠乏症…骨の軟化、慢性疲労、頭部発汗
ビタミンE
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日6.5mg、30~40代の女性1日6mg
  • 多く含まれる食品…かぼちゃ、アボカド、うなぎ
  • 欠乏症…肌荒れ、冷え、肩こり、貧血
ビタミンK
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性/女性とも1日150マイクログラム
  • 多く含まれる食品…モロヘイヤ、納豆、芽キャベツ
  • 欠乏症…血液の凝固不良
ナイアシン
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日15mg、30~40代の女性1日12mg
  • 多く含まれる食品…かつお、鶏むね肉、まぐろ
  • 欠乏症…下痢、冷え性、めまい
葉酸
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性/女性とも1日240マイクログラム
  • 多く含まれる食品…アスパラガス、大豆、レバー
  • 欠乏症…肌荒れ、生活習慣病リスクの高まり、貧血
ビオチン
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性/女性とも1日50マイクログラム
  • 多く含まれる食品…レバー、鮭、ほうれん草
  • 欠乏症…脱毛、薄毛、白髪、味覚障害
パテントン酸
  • 1日の摂取目安量…30~40代の男性1日5mg、30~40代の女性1日4mg
  • 多く含まれる食品…大豆、さつまいも、卵
  • 欠乏症…情緒不安定、免疫力低下、白髪の増加

上記の中で、頭皮や毛髪環境整備に特に有用で、なおかつ摂取目安量が高いのは、ビタミンCです。ビタミンCは緑黄色野菜に多く含まれている成分。やはり、食生活の中で野菜を多く摂取することが、大切ですね。

ビタミンを食事で摂れば薄毛は改善する?

ビタミンは育毛にも大切な栄養素ですが、ビタミンだけ摂っていれば薄毛が改善するわけではありません。

髪が生成され成長していくためには他の栄養素も必要になるからです。

髪の主成分であるたんぱく質、そして亜鉛などミネラルの摂取も必要不可欠ですから、薄毛改善のためには、多くの栄養素を意識して食事を組み立てなければなりません。

食事以外の方法で補給することはできる?

近年はビタミンを配合した基礎化粧品やファンデーションなどのスキンケア商品が多く登場しています。

例えばビタミンCですが、肌に直接入れようとすると弾かれてしまいますし、水に溶かすことでその耐性も失われてしまいます。このため誘導体(経皮後に酵素反応でビタミンCに変化する成分)を配合するなど、ひと工夫を加える製法が一般的になっています。

髪の毛のビタミンケアにおいては、ビタミン配合の育毛剤も多く登場してきています。興味のある人は試してみると良いでしょう。