公開日 2017年9月28日
女性の前髪が薄毛になる原因を教えてください

[相談内容]
まだ大学生なのですが、前髪だけ異様に抜け毛が多く、薄毛に悩んでいます。女性の前髪の薄毛にはどんな原因があるでしょうか。実は以前から前髪をかきあげるくせがあり、それも影響しているかもしれません。
問診票
年齢 | 20代 |
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性別 | 女性 |
職業 | -- |
役職 | -- |
睡眠時間 | -- |
体重 | -- |
身長 | -- |
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趣味 | -- |
肌状態 | -- |
使用シャンプー | -- |
お酒頻度 | -- |
お酒量 | -- |
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配偶者・恋人 | -- |
運動 | -- |
薄毛治療暦 | -- |
薄毛血縁 | -- |
[ヨムトニック編集部の回答]
ご相談ありがとうございます。「女性の前髪が薄毛になる原因を知りたい」、ということですね。
以下に回答させていただきますが、我々は薄毛対策メディアを運営している編集者・ライターであって、医師や専門家ではありません。あくまでも本やウェブの情報(クリニックの解説等)をもとに調べたもの、という前提で参考にしていただけたらと思います。
女性の前髪が薄毛になる原因
女性の前髪の薄毛は、男性に比べて進行が遅いぶん、初期の段階ではなかなか気づきにくいといわれています。 薄毛が気になるという方はその原因を把握し、早めの対策を行なってください。考えうる原因は、以下の3つです。
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症とは、髪の毛が後ろに引っ張られることで脱毛が起こり、地肌が目立つ状態のことです。 その要因は極めて身近なものが多く、女性の前髪の薄毛を誘発する代表的な原因といえるかもしれません。
前髪を引っ張る髪型
ポニーテールやお団子ヘアなど髪を強く束ねる髪型は、その状態が続くことで頭皮に大きな負担をかけることになります。
また、三つ編みやコーン・ロウといった編み込んだ状態も、髪を引っ張ったり絡ませたりしてヘアアレンジをするので、牽引性脱毛症の原因となりえます。
エクステンション
エクステンションを付けた状態は、常に髪の毛を引っ張っているといっても過言ではなく、長時間続けることで髪はもちろん頭皮にも相当なダメージを与えてしまいます。
モデルのナオミ・キャンベルも、エクステが原因で牽引性脱毛症になったと話題になりましたね。
カチューシャやヘッドアクセ
エクステンションほどの負担はないかもしれませんが、毎日使用するとやはり髪の毛が引っ張られる状態が続きますので、頭皮に負担をかけることになります。
髪をかきあげる
今回の相談内容にもある、髪をかきあげるクセ。ほんの些細なことかもしれませんが、これも無意識に何度も行なうことで徐々に負担が蓄積されていくことになると考えられます。
シャンプーやヘアカラーの影響
まずシャンプーですが、市販されている低価格帯のシャンプーのほとんどに石油系界面活性剤が使われています。これは洗浄力が強い反面、頭皮に必要な脂分まで分解してしまう恐れがあり、長期間使い続けることで頭皮を痛めることにつながってしまいます。
また、ヘアカラーについては、頭皮が健康な状態であれば問題はありません。ただ、ヘアカラー剤に含まれるパラフェニジンアミンという合成化学染料には強い刺激があるので、短期間に何度もカラーリングすると頭皮にダメージが蓄積されますし、皮膚についた薬剤がアレルギー反応を起こして抜け毛につながってしまう可能性もあります。
生活習慣の乱れなど
一般的に薄毛の原因といわれる栄養不足・睡眠不足といった生活習慣の乱れ、喫煙やストレスも、当然ながら前髪の薄毛の原因と考えられます。
一人暮らしの女性は特に栄養バランスが偏りがち。薄毛・抜け毛が気になる方であれば、ビタミン・ミネラル・アミノ酸といった髪の成長を助ける栄養素を積極的に摂るようすること。また、成長ホルモンが分泌される23時~深夜2時を中心に、夜はしっかり睡眠にあてるようにしましょう。
意外なところでは、頭皮の血行不良を引き起こす眼精疲労も前髪の薄毛につながるといわれていますので、目の使いすぎにも注意が必要です。
女性の前髪の薄毛対策
前髪の薄毛の初期段階であれば、まずは髪・頭皮への負担を減らすこと、頭皮環境を改善することからはじめましょう。
具体的には、「髪をひっぱるような髪型はできるだけ避ける」「頭皮を保護するためにアミノ酸系のシャンプーを選ぶ」「ヘアカラーは短期間に何度もやらない」など。
前髪をかきあげるクセがあるのであれば、少し前髪を短くするなどして、そもそも流す髪を減らすヘアスタイルに変えてみてはいかがでしょうか。女性にとって髪型を変えるのは勇気がいることかもしれませんが、薄毛・抜け毛を進行させないためにも、ぜひ検討してみてください。
専門家プロフィール

ヨムトニック編集部です。本回答は編集者・ライターであって、医師や専門家ではありません。あくまでも本やウェブの情報(クリニックの解説等)をもとに調べたもの、という前提で参考にしていただけたらと思います。