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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年1月29日

AGA【AndroGenetic Alopeciano】

頭を抱える男性

AGAとは、AndroGenetic Alopeciaの略で、日本語では男性型脱毛症と言います。

文字通り男性特有の脱毛症とされていて、男性の薄毛の大部分がAGAによるものであるとされています。どのくらいの割合でAGAになるか、というのは参照する統計によって異なりますが、概ね男性の5~10%とされています。決して他人事にはできない数値ですよね。

ちなみに、女性にもAGA似た仕組みで脱毛が起こりますが、こちらはAGAではなくFAGA(Female AndroGenetic Alopeciano)と呼ばれ、区別されています。

AGAの原因とは

AGAの原因についてですが、主に以下のようなものが考えられます。

  • 偏った食生活
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 加齢
  • 遺伝

AGAの原因として、もっとも考えられるのは生活習慣の乱れによるホルモンバランスの乱れや、頭皮の血行不良です。薄毛は遺伝、と考えがちですが、実際には遺伝的要因よりも、後天的な生活習慣の影響の方が強いとされています。

もちろん遺伝が影響しない、というわけではありません。しかし、遺伝子には後天的に修飾される性質があり、当人の生活習慣次第でその影響力を抑えることができます。代々薄毛の家系であっても、その原因が遺伝的要因によるものなのか、同じような生活習慣を送っているものなのか(それともその両方なのか)、しっかり見極めた上で対策を行っていくことが大切です。

ちなみに、どういう原因であっても、最終的に起こる脱毛の仕組みは共通しています。

AGAで脱毛が引き起こされる仕組み

毛細血管から毛根に入った男性ホルモンが、そこで5αリダクターゼというタンパク質の影響を受けてジヒドロテストステロンに変化し、さらにそれが男性ホルモン受容器と結合して、TGF-βを作り出します。このTGF-βが髪の毛の脱毛を促し、またヘアサイクルを乱すことによって、細く短い毛が増えていってしまうわけです。

かなりややこしいのですが、男性ホルモンが多くても、5αリダクターゼの影響を受けにくければジヒドロテストステロンの量も少なくなり、薄毛にはなりません。男性ホルモンの量が多いと薄毛になる、と思われがちですが、そうとは限らないわけです。

また、たとえジヒドロテストステロンが多く作られても、男性ホルモン受容器の感受性が低ければTGF-βは作られず、薄毛にはなりません。

AGAになるかどうかは、こうしたいくつかの要因が複雑に絡まりあって決定されるわけです。

そして、そうした要因を左右するのが、上記で紹介した生活習慣をはじめとするいくつかの項目になります。

放置した場合に完治する可能性

AGAは、進行性です。放置していて自然になおる、というようなことは、残念ながらほとんどありません。

薄毛は生え際、または頭頂部から始まり、少しずつその範囲を広げていって、最終的には後頭部や側頭部を残して全体的に髪がなくなってしまいます。

短期間で急激に症状が進むことはありませんが、かといって自然治癒するものでもありません。

AGAになる年齢は、昔こそ30後半~40代以降がボリュームゾーンでしたが、近年は20代で発症するケースも増えています。対策が早ければ早いほど、改善に掛かる手間もお金も小さく済みます。少しでも不安に思ったら、生活習慣の見直し等、手軽にできるところから対策されてみてください。

考えられる対策·治療方法

AGAの治療方法は、進行度によって違います。

もちろんクリニックや育毛サロンなどで、専門家に意見を聞いた上で対策をするのが理想ですが、初期であれば、生活習慣の見直しや市販の育毛剤等で改善が図れることでしょう。

心掛けたいのは、何より身体の健康を意識した生活です。

栄養バランスの整った食事に、規則正しく十分な睡眠、適度なストレスケア。言葉にすれば簡単なことばかりですが、周囲とのしがらみが多く、忙しい現代人にとっては、意識しないとなかなかできるものではありません。

生活習慣が乱れている心当たりが少しでもあるなら、まずはそこから対策を始められることをおすすめします。その上で、育毛剤や頭皮マッサージなどにより頭皮環境を整えるサポートをしてあげれば、自然と髪も元気になってくるはずです。

もし頭皮が見えるくらいに進行してしまっているようであれば、一度クリニックで診断を受け、薬などによる治療を受けられるとよいでしょう。専門的な意見を元に対策ができる上、育毛効果の高い薬を処方してもらうことができるからです(※現在育毛効果があると厚生労働省に認められている成分(ミノキシジルフィナステリドデュタステリド)がいくつかあるのですが、これらは基本的に医師の処方なしで手に入れることはできません)。

費用が馬鹿にならないのが難点ですが、効果の高い治療方法を求めるなら、今のところクリニックに通うのが一番の選択肢と言えます。

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