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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年3月28日

カプサイシン【Capsaicin】

カプサイシンのイメージ

カプサイシンとは、唐辛子に含まれている辛味成分のことです。

唐辛子の辛味は、カプサイシンによるもの。エネルギーの代謝に関わるホルモンの分泌を促してくれるため、脂肪燃焼を助け肥満の予防が期待できるとして、ダイエット向けのサプリメントなどにもよく含まれている成分です。

同じ辛いものでも、わさびやからしに含まれる辛み成分は、カプサイシンではなく、全くの別物なので注意してください。

またカプサイシンは、薄毛対策にも効果的といわれており、毎日の食事から摂取することで、頭皮や髪の毛に良い効果が期待できます。ただしカプサイシンは刺激物なので、摂りすぎには十分気をつけましょう。

カプサイシンの薄毛への効果

カプサイシンが薄毛に良いといわれるのには、3つの理由があります。

頭皮の血行を促進

薄毛の原因の1つに、頭皮の血行不良が挙げられます。現代人は、運動不足やストレス、長時間のデスクワークなどの生活習慣によって頭皮の血行が悪くなってしまっています。

髪の毛が健康に育つためには、十分な栄養が必要。頭皮の血行が悪いということは、成長期の髪の毛に栄養を届けることができず、結果として薄毛につながってしまうのです。

カプサイシンには、体の代謝を活発にして血行を促進してくれるという効果があります。辛いものを食べた時に、体温が上がって汗をかくのはそのため。

血行が良くなると、育毛に必要な栄養をスムーズに届けることができるようになり、髪が成長しやすくなるということです。

毛母細胞の活性化

カプサイシンは、細胞の分裂と増殖を促すIGF-1という成長因子に働きかけ、毛母細胞を活性化させます。

毛母細胞は、髪の毛の成長のもとになる大切な細胞。毛乳頭という髪の毛の根っこの部分から指令を出されることによって、細胞分裂を繰り返し、髪を成長させるという役割があります。

カプサイシンを摂取することで、IGF-1が毛母細胞の働きを活性化させ、健康的に髪の毛を成長させることができるというわけです。

質の良い睡眠に導く

質の良い眠りは、髪の毛の成長には不可欠。しっかり睡眠をとることで、髪の毛の成長を促すことができます。

実は私たち人間は、日中活動している時間は体温が高く、夜になり体温が下がると眠くなってきます。この体温の振り幅が大きいほど、眠気が強くなり、よく眠ることができるのです。

カプサイシンには、一時的に体温を上げ、その後すぐに体温を下げるという作用があります。夕食のメニューなどに取り入れるのがおすすめです。

カプサイシンが多く含まれる食べ物

唐辛子や唐辛子粉末を使った食べ物に多く含まれています。

キムチや麻婆豆腐など唐辛子を使った料理のほか、毎日の食事に一味唐辛子や七味唐辛子をプラスすれば手軽に摂取することができますね。

カレーには、唐辛子はもちろん他にも様々なスパイスが入っています。カレーに使われるスパイスには、唐辛子と同じように頭皮の血行を促進してくれる効果があるので、薄毛対策のためにぜひ食べたいメニューの1つです。

摂取量の目安

カプサイシンは刺激物なので、あまりに食べ過ぎてしまうと、胃や喉が荒れてしまうという危険性があります。

農林水産省によると、1回の食事あたりのカプサイシン摂取量の目安は、体重1kgあたり最大5mgまで。体重1kgあたり、60g以上のカプサイシンを一気に摂ると命に危険があるといわれていますが、普段の食事から摂取する分には、この量に達することはまずないでしょう。

1回の食事で唐辛子を食べる場合、鷹の爪なら1本、粉末唐辛子なら大さじ1/4、唐辛子調味料(豆板醤、コチュジャンなど)なら小さじ1杯程度を目安にしてください。

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