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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年3月28日

キューティクル【cuticle】

キューティクルに悩む女性

キューティクルとは、髪を覆う薄い透明な層のこと。

髪は、内側からメデュラ、コルテックス、キューティクル、というように3層構造になっています。キューティクルは、一番外側にある、うろこ状の膜を指します。

<髪の構造>

  • メデュラ…毛髄質とも呼ばれる、毛の骨にあたる部位。たくさんの穴が空いており、その穴の数で髪の光沢や断熱性が左右される。
  • コルテックス…毛皮質とも呼ばれる、毛の肉にあたる部位。ケラチンで構成され、またメラニン色素も含んでおり、それぞれの量で髪の硬さや色が左右される。
  • キューティクル…毛表皮とも呼ばれる、毛の皮にあたる部位。厚さ0.0005ミリほどの透明な層。この層の状態で髪のツヤが左右される。

キューティクルの働きとは

キューティクルを拡大してみると、ウロコ状に重なっています。1枚1枚は0.0005ミリと非常に薄いのですが、これらは角質化した硬いタンパク質でできており、化学的、物理的な刺激から、髪本体、つまり内側のコルテックスやメデュラを守る働きを持っています。

また、キューティクルは、18-メチルエイコサン酸という脂質(オイルのようなもの)で覆われています。これによって、髪同士の摩擦で起こるダメージを軽減しているわけです。また、シャンプーのCMなどでよく使われる髪のツヤや指通りは、この18-メチルエイコサン酸によって実現されています。

キューティクルが傷ついたときに起こること

もしキューティクルが傷ついてしまうと、コルテックスがむき出しになり、そこから髪の潤いに必要な水分やタンパク質が漏れ出てしまいます。髪の大部分を占めるコルテックスの細胞は縦に結合していますから、潤いがなくなると裂けてしまい、いわゆる枝毛や切れ毛となります。

また、髪の艶やかさもなくなり、場合によっては見た目にも影響を与えてしまうことになりかねません。

キューティクルを傷つける原因

キューティクルは、ちょっとしたことで傷ついてしまいます。日常に潜む主な原因は以下の通りです。

  • ブラッシングやタオルドライの摩擦
  • ドライヤーの熱
  • パーマ/カラーに使う薬剤

まず注意したいのは、摩擦です。急いでいるときなど、ついブラッシングに力を入れてしまうことがあるかと思います。キューティクルはデリケートですから、なるべくソフトに扱うことをおすすめします。

また、タオルドライなどを無造作に行うのも要注意。水に濡れるとキューティクルは開いて、デリケートな状態になります。髪の流れに沿ってやさしく乾かすようにしてください。

ほか、ドライヤーの熱にも注意したいところです。あまり高温だと、キューティクルが剥がれてしまいますので、熱が集中しないように心がけましょう。

パーマやカラーは、キューティクルを開いて、その中に薬剤を浸透させることで髪を加工します。使わないと望んだヘアスタイルにならない、ということも多いかと思いますが、なるべくなら回数を抑えた方が髪にはよいでしょう。

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