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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年2月22日

男性型脱毛症【Androgenetic Alopecia】

クエスチョンマーク

男性型脱毛症とは、いわゆるAGAの日本語訳で、その名の通り男性特有の脱毛症です。

脱毛症にはたくさんの種類がありますが、その中でも男性型脱毛症はとくに発症者が多く、男性の実に10人に1人が悩まされているという統計もあるほどです。

昔は30代後半~40代以降にかけて症状が表れてくることが多かったのですが、近年は20代の若さで男性型脱毛症になってしまう人も少なくありません。

男性型脱毛症の症状

男性型脱毛症の症状は、薄毛です。健康面には影響しませんが、薄毛が精神的な負担となってしまうケースはよくあります。

薄毛の症状は、生え際、または頭頂部から徐々に進行に進行していきます。急激に進行することはありませんが、放置していも改善することはなく、少しずつ薄毛は拡大していきます。最終的には後頭部·側頭部を残して、頭部が全体的にハゲてしまいます。

その原因

男性型脱毛症は、毛根部で毛の成長を阻害する信号が出されることで引き起こされます。

その信号は、悪玉の男性ホルモンとも言われるタンパク質、ジヒドロテストステロンと、男性ホルモン受容器というものが結合して発信されます。

ジヒドロテストステロンは、血中の男性ホルモン(テストステロン)が、毛根部で5αリダクターゼという酵素の影響を受けて変化したものです。

ちょっとややこしいのですが、「テストステロン→(5αリダクターゼの影響)→ジヒドロテストステロン→ジヒドロテストステロン+男性ホルモン受容器」という流れで、最終的に髪の成長を阻害する信号が出されるわけです。

ではそうした反応が起きる根本的な原因とは

男性型脱毛症の原因は1つではありません。主なものは、以下の通りです。

<男性型脱毛症の原因として考えられること>

  • 食生活の乱れ
  • 遺伝
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 加齢

男性型脱毛症は、上記のような原因が複数重なって引き起こされるとされています。

薄毛の原因というと、遺伝を思い浮かべる人が多いかと思います。じっさいに遺伝が薄毛の原因となることも多いのですが、薄毛遺伝子というのは受け継いでいても必ず発現するというものではありません。

また、遺伝子には、成長する過程で修飾される性質があるため、後天的にどういった生活を送ったかによって、その影響力の強さが変わってきます。そのため、親族の方に薄毛が多いからといって、本人が薄毛になるとは限らないわけです。

それよりも注意したいのは、生活習慣です。近年、若い世代で男性型脱毛症になる人が増えているのは、現代的な生活習慣が影響しているのではないかと考えられています。

身体の他の部位と同じように、髪の毛も食事で得られる栄養を元に成長していきます。偏った食生活で髪の成長に必要な栄養が十分摂れなければ痩せてしまいます。

また、十分な栄養を得られているとしても、それを髪の毛まで運ぶ血行が悪化してしまっていては、同じことです。

血行も、生活習慣の影響を大きく受けます。睡眠不足やストレスによって身体が緊張していれば血管が収縮してしまいますし、脂っこいものを好んで食べていれば血がドロドロになって血行は悪化してしまいます。

髪の成長には、十分な栄養と、それを届ける血行が不可欠です。男性型脱毛症の改善·予防のためには、まずは現在の生活習慣を振り返り、こうした事項に心当たりがないかをチェックすることが大切と言えます。

治療方法について

男性型脱毛症の治療は、ミノキシジルという外用薬か、プロペシア、ザガーロと言った服用薬を中心に組み立てられます。

いずれも厚生労働省が認可している男性型脱毛症の治療薬で、クリニックで処方してもらうことで手に入れることができます。

独力で改善を図る、ということもできなくはありませんが、やみくもに対策を行っても、それが当人の薄毛の原因に即したものでなければ、効果は見込めません。

そうした原因を見極めるためにも、まずはクリニックで診断を受けて、対策のための情報をきちんと知っておくことをおすすめします。最近は無料でカウンセリングを請け負ってくれるクリニックも少なくありませんから、お金に不安があるようならそうしたことも含めて相談されてみるとよいでしょう。

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