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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2017年9月5日

エストロゲン【Estrogen】

エストロゲンとは、主に女性の身体の中で作られるホルモンです(男性の副腎でも作られますが、量はごく僅かです)。

髪の毛や皮ふの新陳代謝を促進したり、免疫力を向上させたりといった大切な役割を担っています。

エストロゲンが分泌される量は、年齢とともに減っていってしまいます。30歳を境に曲がり角を迎え、以降減ることはあっても、増えることはありません。40代から50代に掛けて、更年期障害や薄毛に悩まされる女性が多いのは、こうしたホルモンの乱れが大きな原因とされています。

エストロゲンの減少による抜け毛の増加、薄毛の進行はFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれており、近年FAGA対策のための育毛グッズやクリニックなども続々と登場しています。

頭髪への影響

エストロゲンには、髪の寿命を延ばすはたらきがあるとされています。

髪は、成長期(髪が伸びる時期)、退行期(成長が止まり、衰えていく時期)、休止期(成長が完全に止まり、抜け落ちる時期)、というサイクルを繰り返しています。このサイクルを毛周期(ヘアサイクル)というのですが、エストロゲンは、この毛周期の内の成長期を延ばしてくれるわけです。

年齢を重ねるにつれエストロゲンの分泌が衰えていくと、成長期にじゅうぶん髪が育たなくなり、そのまま退行期、休止期を迎えてしまいます。分泌量がゼロになるということはありませんので進行は緩やかですが、時間の経過とともに全体的に髪が薄くなっていきます。

エストロゲンの減少は、放置していても改善しません。もし薄毛の兆候が出てきているなら、皮膚科や専門クリニックに相談するなどして、早めに対策をしていくことが大切です。

エストロゲンを増やすには

やれば確実に効果が出る、というわけではありませんが、一般的には健康的な生活習慣を心がけることが大切とされています。

たとえばタバコを吸う、食生活が偏っている、睡眠時間が不規則、ストレスが多い、といった不健康な生活習慣は、すべてエストロゲンを減少させる要因となります。もし心当たりがあるなら、速やかに改めることをおすすめします。

また、大豆製品等、イソフラボンを多く含む食品を積極的に摂ると良いとされています。

イソフラボンを多く食品を摂る、というのは、イソフラボンには女性ホルモンのようなはたらきがあるため、減少したエストロゲンに代わって似たような力を発揮してくれるからです。

ほか、卵巣の栄養源となるビタミンEを含んだ食品や、イソフラボンの代謝を助けるビタミンB6を含んだ食品などにも、エストロゲンが増えるのをサポートしてくれるはたらきが期待できます。より効率的に栄養補給をしたいなら、サプリメントを活用するというのも手でしょう。

美容クリニックの中には、エストロゲンを直接身体に注入するホルモン補充療法という治療を行っているところもあります。費用面や手間を厭わないなら、そうした方法を採るのも効果的です。

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