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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年2月23日

FAGA【Female Androgenetic Alopecia】

頭を抱える女性のイメージ

FAGAは、Female Androgenetic Alopeciaの略で、日本語では女性男性型脱毛症と言います。

名前からもわかるとおり、AGA(男性型脱毛症)の女性版です。

FAGAについて解説する前に、まずはAGAについて簡単に説明します。

AGAは、男性の10人に1人を悩ませる、薄毛の原因の代表格です。加齢や生活習慣の乱れなどによってホルモンバランスが乱れ、髪の成長が阻害されることで引き起こされます。

具体的には、血流に乗って毛根に運ばれた男性ホルモン(テストステロン)が、5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンに変化。そしてさらに、ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容器というものとくっ付いて、髪の成長を阻害する信号を出します。

これによって髪の成長が抑えられ、短いまま抜ける毛が増えていき、やがては薄毛になってしまうというわけです。

FAGAの原因について

FAGAの原因も、根本的にはこのジヒドロテストステロンと男性ホルモン受容器が結合したものが、毛の成長を邪魔する信号を出すことで引き起こされます。

ただ、男性の場合は生え際や頭頂部といった局所から症状が進行し、最終的にほとんどがハゲてしまうのに対し、女性の場合は全体的に少しずつ髪が薄くなっていきます。

また、髪は少なりこそすれ、男性のように完全になくなってしまうということはありません

というのも、女性には女性ホルモンがあるためです。

そもそもなぜ女性に男性ホルモンがあるのか

男性ホルモンは男性のもの、という印象があるかと思いますが、じつは女性の身体にも少しだけ存在しているのです。

性ホルモンは、便宜上、男性ホルモン、女性ホルモンという呼ばれ方をします。男性ホルモンは、体毛を濃くしたり、骨格を逞しくしたり、いわゆる男性らしさを形作るホルモンです。

一方の女性ホルモンは、髪の成長や肌の潤い、身体の丸みといった女性らしさを形作るホルモンです。

当然ながら、男性の身体には男性ホルモンが多く、女性の身体には女性ホルモンが多く備わっています。ただ、男性ホルモン、女性ホルモンというのは、人間の身体に性別を問わず存在します。あくまで量が異なるだけなのです。

FAGAと男性ホルモンの関係とは

通常、男性ホルモン(正確にはジヒドロテストステロン)の脱毛作用は女性ホルモンが抑え込んでいるのですが、何らかの原因で女性ホルモンが減ると、脱毛が引き起こされてしまいます。

こうしたホルモンのバランスが崩れる原因は、一般的には加齢であるとされています。女性ホルモンの量は、30代を境に減少の一途を辿ります。まったく分泌されなくなることはありませんが、最終的には男性と同じくらいにまでその量は落ち込みます。

そのため、30代後半~40代以降の女性は、少なからず男性ホルモンの影響で毛が薄くなってしまう可能性がある、というわけです。

ただ、加齢以外の理由でも、FAGAは引き起こされます。近年は男女問わず、若い世代で薄毛になってしまう人が増えています。根本的にはジヒドロテストステロンが関係しているのですが、なぜジヒドロテストステロンの量が増えるかと言えば、ホルモンバランスが乱れてしまっているからです。

偏った食事やストレス、睡眠不足など、荒れた生活習慣はホルモンバランスを乱します。これが薄毛の引き金になってしまっているケースも少なくありません。

薄毛になってしまった場合の対策方法について

薄毛専門のクリニックに行って薬を処方してもらうのが最も確実です。

FAGAの主な原因はホルモンバランスの乱れですが、そのホルモンバランスの乱れがどうして起きているのかは千差万別です。まずは原因を特定し、それに沿った対策を取ることが大切となります。

そのためには、独力で対策を考えるよりも、専門家である医師に診断してもらうのが早道です。男性よりも治療薬の数は限られますが、ミノキシジルやパントガールなど、女性でも飲める服用薬もあります。

まずはドクターにしっかり診断してもらったうえで、じっくり生活習慣の見直しを検討されることをおすすめします。

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