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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2017年9月5日

フィナステリド【Finasteride】

フィナステリドは、アメリカのメルク社という製薬会社が開発した男性型脱毛症の治療薬です。

もともとは1992年に、前立腺の治療薬として販売が開始されたものですが、その後の研究によって男性型脱毛症への効果が判明。販売からおよそ5年後に、男性型脱毛症の治療薬として正式にFDA(アメリカの厚生労働省のような機関)に認可されました。ちなみに日本では、2005年10月に、厚生労働省に認可されています。

薄毛すべてに効果がある、というわけではありませんが、それがもし男性型脱毛症であるなら、高い確率で改善効果が見込めます。クリニックなどでは、薄毛の原因が男性型脱毛症であるかどうかや、フィナステリドを飲むことで 薄毛改善効果が見込めるかをチェックできるDNA検査なども行われているので、服用前に効果を確かめたいならそうした検査を活用されてみるとよいでしょう。

副作用については、致命的なものはないとされていますが、肝機能障害を発症するリスクも指摘されており、飲用の際には注意が必要です。

フィナステリドに育毛効果があるとされる理由

フィナステリドには、ジヒドロテストステロンの生成を抑えるはたらきがある

男性型脱毛症は、テストステロンという男性ホルモンが、毛乳頭にある 5αリダクターゼに影響されて ジヒドロテストステロンに変化し、それが頭髪の育成を阻害することで引き起こされます。

フィナステリドは、このうちの5αリダクターゼのはたらきを阻害することでジヒドロテストステロンの生成を抑制し、毛が正常に育つサイクルを取り戻してくれる効果があるとされています。

副作用について

フィナステリドには致命的な副作用はありません。

しかし飲用者の1~5%に、EDや射精障害等が発現するとされています。

また、頻度不明の副作用としては、睾丸痛や乳房肥大、蕁麻疹、血管浮腫等の症状が報告されています。万が一こうした症状が出た場合は、ただちに服用をやめ、医師の診断を仰ぎましょう。

飲用してはいけない人

未成年

フィナステリドは男性型脱毛症のための薬です。男性型脱毛症は20代以降に発症するものであるため、未成年だと処方してもらうことができません。フィナステリドの作用によって、成長ホルモンのはたらきが阻害されてしまうというリスクも指摘されており、飲用するメリットは全くないといって良いでしょう。

女性

女性にも、男性型脱毛症と似た女性男性型脱毛症(FAGA)というものがありますが、これは女性ホルモンのバランスが崩れることで引き起こされる症状です。そのため、フィナステリドを飲んでも効果は見込めません。

妊婦さん

フィナステリドは、そもそも女性が飲んでも効果が見込めないものですが、もし妊娠しているときに飲むと、胎児に悪影響を与える可能性も指摘されています。

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