育毛・薄毛ケアを科学する医師・専門家監修サイト

メニュー 閉じる

成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年2月23日

フラボノイド【Flavonoid】

化学構造のイメージ

フラボノイドとは、植物に含まれるポリフェノールの一種です。

よくワインに含まれる健康成分として「ポリフェノール」が取り上げられていますよね。ポリフェノールには高い抗酸化作用があり、酸化によって健康が損なわれるのを防いでくれる、と言われています。

実はこのポリフェノールは、特定の成分を指したものではありません。植物に含まれる、ある構造を持った膨大な数の成分の総称なのです(ちなみにある構造とは、フェノール性ヒドロキシ基というちょっと難解なやつです)。

ポリフェノールは、その大部分が黄色系の色素であり、これらを指してフラボノイドと言います(一部黄色ではないものもありますが)。ちなみに、フラボノイド以外のポリフェノールは、フェノール酸系として分類されています。

フラボノイドの種類

フラボノイドは植物が紫外線から自分たちを守るために作り出したもので、特に旬の果物や野菜に多く含まれています。

前述のとおり、その種類は数千に及びますので、ここでは代表的なものだけ抜粋してみたいと思います。

  • アントシアニン…目の疲れに効果的な成分。ブルーベリーなどに含まれる。
  • イソフラボン…女性ホルモンのようなはたらきをする成分。大豆などに含まれる。
  • カテキン…血圧や血糖値などに幅広くはたらく成分。緑茶などに含まれる。
  • ケルセチン…抗アレルギー作用と持つ成分。タマネギなどに含まれる。

どれも健康成分としてお馴染みのものですよね。

実際、フラボノイドには幅広い健康効果があります。高血圧、高血糖など、生活習慣病の原因になりそうな状態を改善したり、抗がん·抗ウィルスにはたらいたり……。

成分によって違いはありますが、どれも健康にプラスに作用してくれるのは間違いありません。

フラボノイドは髪にもいいのか

フラボノイドを摂れば髪が生える、というわけではありませんが、身体の健康は髪の健康に繋がります。間接的に好影響を与えるのは間違いありません。

薄毛の原因は、生活習慣にある場合が多いです。とくに20~30代の若い世代で薄毛になってしまった人は、まず生活習慣を疑ってみるとよいでしょう。

髪の成長に必要なのは、材料となる栄養素と、その栄養素を髪に届ける血流です。生活習慣の乱れは、この2つに大きな影響を与えます。たとえば偏った食生活を送っていれば髪の材料は不足しますし、睡眠不足やストレスによって血行が悪くなれば、髪に栄養が届きません。

フラボノイド(つまり野菜や果物)を意識して摂るようにすれば、少なくとも栄養素が不足することはなくなるでしょう。また、血液がドロドロになって血行が悪化する、というような事態も、ある程度食い止めることができます。

ほか、フラボノイドの1種であるイソフラボンは、女性ホルモンのような働きをするものとして知られています。女性ホルモンには、髪の成長を延長する作用があるとされています。

食べ物から摂取したイソフラボンにそうした作用があるのかは疑問が残りますが、いずれにせよフラボノイドは人の身体の健康に好影響を与えます。積極的に摂取して損のあるものではないでしょう。

注目されている用語