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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2017年9月5日

AGA遺伝子検査【Genetic Testing】

AGA遺伝子検査とは、文字通りAGAになりやすい体質かどうかを、DNAをもとに確かめる検査です。

AGAの原因は、ジヒドロテストステロンというホルモン。このホルモンは男性ホルモン受容体と結合することで、TGF-βという物質になります。TGF-βは髪の毛の成長を抑制するはたらきを持っており、毛母細胞がTGF-βの信号を受けると、通常のヘアサイクルが乱され、毛が成長しないまま抜けてしまうようになります。

こう言うと、AGAになりやすいかどうかは、ジヒドロテストステロンの量によって決まる、と考えられるかもしれません。

しかしこれまでの調査や研究で、必ずしもそうではないことが分かっています。もちろん量が多い人ほどAGAになる傾向にありますが、それとは別に、男性ホルモン受容体の感受性が高いか低いか、というのも、その人が将来薄毛になるかどうかを分ける重要な要因となります。

AGA遺伝子検査は、主にこの受容体の感受性を確かめるために行われるわけです。

検査の種類について

AGA遺伝子検査には、病院で受けるものと、自分でキットを使って郵送で行うものの2種類があります。

病院での検査

  • 検査方法…血液または毛髪を使う。
  • 期間…およそ1ヶ月
  • 費用…2万円前後

キットによる検査

  • 検査方法…口の中の粘膜を使う。
  • 期間…およそ1ヶ月
  • 費用…1~1万5000円前後

どちらを選ぶかはケースバイケースですが、より確実を期すなら、AGA専門クリニックで遺伝子検査を受けた方が無難です。

というのも、AGA遺伝子検査については情報が錯そうしており、キットでは正しい検査結果が得られない可能性があるからです。

AGAに限らず、遺伝子検査はアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)、ウラシル(U)といったDNAの構成要素がどう並んでいるかを確かめる形で行われます。AGAになりやすいかどうかを検査する場合には、男性ホルモン受容体遺伝子の特定の部位に、決まった並びの繰り返しがどれくらい存在するかを確かめることとなります。

情報が錯そうしているのは、この繰り返しのパターンと回数についてです。

以前は「C・A・G」という並びが繰り返される数と、「G・G・C」という並びが繰り返される数の合計によって判断されていました。38以下であれば感受性が高く、38より多ければ感受性が低い、という具合です。

これは1998年に実施された試験に基づく基準なのですが、それより新しい調査によると、「C・A・G」が繰り返される数を見た方が確実性が高いという結果が出たとのことです。

AGA遺伝子検査は、まだ確実なものではありません。そのため、少しでも精度の高い情報を得るなら、専門家であるAGAクリニックのドクターに相談されるのが一番だと思われます。

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