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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年3月28日

ケラチン【Keratin】

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ケラチンとは、生き物の細胞の骨格を作るタンパク質の一種です。

シスチンやグルタミン酸といった18種類のアミノ酸からできていて、このアミノ酸の構成比によって硬ケラチンと軟ケラチンの2種類に分けられます。

硬ケラチンは主に髪や爪といった角質を作るのに使われており、軟ケラチンは主にお肌の角質層を作るのに使われています。

ちなみに、髪の毛の硬さは、その髪に含まれる硬ケラチンの量に左右されます。いわゆるねこっ毛は、ケラチンの量が少ない髪の毛の特徴、というわけです。

ケラチンが不足するとどうなる?

ケラチンの不足や、爪や髪に表れます。とくに爪は、身体の突端にあり、栄養が届きにくい場所。そのため、ケラチンが不足すると爪の先が割れやすくなったり、爪そのものが柔らかくなってしまったりする可能性が考えられます。

また、髪にも少なくない影響が。

ケラチンは髪の主成分とも言えるため、成長が遅くなったり、ハリ·コシがなくなったりすることもあります。

ケラチンを増やすには

ケラチンの不足を補うには、その材料であるアミノ酸を食事から積極的に摂っていくのが一番です。中でも特に積極的に摂っていきたいのがシスチンやグルタミン酸、ロイシンといった、構成比の大きいもの。

シスチンは、大豆や魚介類、肉類といったタンパク質全般。グルタミン酸は、魚介類や海藻類。ロイシンは、牛肉、レバーといった食材に多く含まれています。

注意したいのは、これらアミノ酸は、摂取したからといってそのまま使われるわけではないということ。アミノ酸がケラチンとして合成されるには、亜鉛とビタミンB類が不可欠とされています。

つまり、アミノ酸だけでなく、亜鉛やビタミンB類の不足によっても、ケラチンは不足してしまうというわけです。

亜鉛とビタミンB類の主なはたらきは、以下の通りです。

亜鉛

薄毛サプリメントなどにもよく含まれている成分です。

食べ物から摂取したアミノ酸を、身体の中でタンパク質に合成するサポートをする役割を果たしています。

また、亜鉛にはAGA(男性型脱毛症)の引き金となるジヒドロテストステロンが作られ過ぎるのを防いでくれる働きもあり、薄毛対策のためにはぜひ積極的に摂っておきたい成分と言えます。

ビタミンB群

ビタミンBには、B1、B2、B6、B12といった4種類があります。中でも髪と関係が深いのが、B2とB6。

B2は水溶性ビタミンとも呼ばれる黄色いビタミンで、栄養ドリンクなどの色の元にもなっている成分です。皮脂が出過ぎてしまうのを防いだり、細胞分裂を活性化したりといったはたらきをもっています。

一方のビタミンB6は、摂取したタンパク質を髪に変える、亜鉛と同じようなはたらきを担っています。

これら亜鉛とビタミンB群を摂れば必ず髪が増える、というわけではありませんが、不足しているという自覚があるなら、プラスにこそなれ、マイナスになることはありません。

いずれも普段の食事から手軽に摂れるものばかりなので、爪や髪の状態に不安のある人はぜひこれらを意識して食事を摂ってみてください。もちろん栄養バランスが偏ってしまっては意味がありませんので、健康的な食生活を前提に調整されてみてくださいね。

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