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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2017年9月5日

パントガール【Pantogar】

パントガールは、ドイツの製薬会社、メルツ・ファーマシューティカルズが開発・販売している女性用の薄毛治療薬です。

主にびまん性脱毛に効果があるとされており、同社が実施した臨床試験では、およそ90日間で被験者の7割近くに抜け毛の減少が確認されたとのことです。

従来、女性への効果が確認されている育毛治療薬は塗布タイプの ミノキシジルだけでした。パントガールが開発されたことにより、女性の薄毛治療の選択肢が1つ増えたことになります。飲み薬であるため手間も少なく、長くとも1年ほどで効果が期待できるため、トータルコストの低い育毛治療として今後も普及していくことが見込まれています。

具体的な育毛の仕組み

パントガールの育毛効果は、髪の成長に不可欠な栄養成分によってもたらされます。

具体的には、以下のような成分が挙げられます。

パントガールの主成分

  • ケラチン…髪やツメの主成分。
  • シスチン…ケラチンの主成分。抗酸化作用も持っている。
  • チアミン…毛根の代謝を促す。
  • パラアミノ安息香酸…毛髪の色素沈着を改善する。
  • D-パントテン酸カルシウム…細胞分裂を促す。

見込める効果

  • びまん性脱毛の回復。
  • ストレスなどで細くなった髪、弾力がなくなった髪の回復。
  • 紫外線によって傷んだ髪の回復。
  • 割れやすくなったツメの回復。

毛根が持つ本来の機能をこれらの活性成分が刺激することで、 ヘアサイクルが正しく回るようになり、脱毛の防止、ひいては健康な髪の成長を促すことができるとされています。

飲用する量と期間

1日3回、水で1錠ずつ飲み込みます。数々の臨床試験で、1日3錠以上に量を増やしても、高い効果は得られないことがわかっています。

また、飲用する期間は、90日から半年程度というのが平均的とされています。一定の効果が得られたら飲用をやめることになりますが、髪の状態をキレイに保ちたい場合は、半年ほど期間を置いて再開し、長期的に飲み続けるのがおすすめです。

副作用について

現在のところ、パントガールの副作用は確認されていません。

ミノキシジルなどでは、多毛や動悸といった副作用が報告されていますが、そうした不安もパントガールにはありません。

基本的には安全な薬であるといえますが、胎児・赤ちゃんに影響を及ぼす可能性が捨てきれないため、妊娠中・授乳中の処方はあまり推奨されていません。もしそうした条件に該当するようであれば、必ず診察時に担当の先生に伝えるようにしてください。

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