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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2018年4月27日

PRP療法【Platelet Rich Plasma】

血液のイメージ

PRP療法とは

PRP療法とは、この血小板の働き、つまり自然治癒力をサポートする治療法として、ヨーロッパやアメリカなどで行われている治療法。

血液を約20ccほど採取し、特殊な技術を使って血小板が多く含まれる部分のみを抽出します。

PRPとは、「多結晶板血漿(Platelet-Rich Plasma)」といい、血小板がたくさん含まれている血漿のこと。血液は、液体成分である「血漿」と、細胞成分である赤血球·白血球·血小板という3つの血球からできています。つまり、血液中の赤血球と白血球を取り除いたものが、「PRP」というわけです。

例えば、切り傷ができてしまったとしても、自然と傷がふさがりかさぶたができて治ってしまいますよね。この自然治癒力に大切なのが、血液中に含まれる血小板。つまり、血液中に含まれる血小板が多い人ほど傷の治りが早く、少ない人ほど治りは遅いというわけです。

抽出したPRPには、傷を治すための成長因子が多く含まれているため、それを患部に注射することで組織の修復が促され、早く治すことができるのです。主に変形性関節症やスポーツ外傷などの治療に利用されています。

育毛との関係

最近、このPRP療法は育毛にも効果があると注目されています。

薄毛は、AGA、遺伝加齢、ストレス、生活習慣の乱れなど様々な原因によって、頭皮の状態が悪く、健康な髪の毛を作り出すためのヘアサイクルが乱れている状態です。

PRP療法は、血小板が多く含まれるPRPを頭皮に注入することで、注入したPRPの成長因子の働きを利用して、発毛を促そうという治療法。様々な原因で弱った毛母細胞の働きを活発にしてくれるため、発毛·育毛効果が期待できるというわけです。

メリットとデメリット

PRP療法では、自身の血液を使用するため、アレルギー反応や副作用の心配がありません。また治療回数は、基本的に2回のみ。1度の治療でPRPが細胞を活性化させ、その効果は3ヶ月~半年間持続します。

そのため、PRP療法を利用した方の多くが、1回~3回の治療のうちに効果を実感しているのだそうです。治療の間隔は、2~3ヶ月に1回。何度も治療に通わなくて済むのは嬉しいですね。効果が実感できない場合は、3ヶ月に1回程度、追加で治療を受けることもできます。

男性のAGAはもちろん、女性の薄毛にも効果的です。

しかし、PRP療法は保険適用外となり、全額自己負担です。他の薄毛治療と比べてみても、かかる費用は比較的高額というデメリットがあります。

PRP療法にかかる費用は、クリニックによって差はありますが、1回5~10万程度。2回以上は治療を受けることになるので、数十万円はみておく必要があるでしょう。

また、新しい治療法のため、導入しているクリニックはあまり多くありません。地域によっては、治療を受けるために遠方に通わないといけないという場合もあります。

PRP療法はどこで受けられる?

PRP療法を取り入れている、クリニックや美容外科などで治療を受けることができます。

上記でも述べた通り、PRP療法が受けられるクリニックは、あまり多くはありません。というのも、この治療法を行うには、厚生労働省に再生医療提供施設としての届け出を行い、認定を受ける必要があります。

しかし、PRP療法は新しい薄毛治療法として注目されはじめています。これからさらにこの治療法を取り入れるクリニックは増えていくと考えられます。

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