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成分・症例名など専門用語解説

公開日 2017年9月6日

亜鉛【zinc】

亜鉛は、たんぱく質の合成や代謝の促進、視覚・味覚の維持など、身体のさまざまな機能を支えている、人の身体に不可欠な必須ミネラルの1つです。

無機質であり、人の体内で合成できないため、積極的に食べ物から摂取していく必要があります。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、亜鉛の1日の推奨摂取量は男性で12mg、女性は9mgとなっています。しかし統計では、じっさいの摂取量の平均は男性約9mg、女性約7mgとの結果が出ており、少々不足気味。

亜鉛が少々不足したからと言って、ただちに健康に影響があるわけではありません。しかし不足しすぎると、貧血や脱毛症などのさまざまな症状が出てしまいますので、注意が必要です。

亜鉛に育毛効果があるとされる理由

厳密には、亜鉛に育毛効果は期待できません。

亜鉛に育毛効果はない、と言い切ってしまうのは語弊があるかもしれませんが、少なくとも髪の毛を生やす直接的な作用は期待できません。

いくつかの論文に、「亜鉛には5αリダクターゼ(※)のはたらきを邪魔する作用がある(※5αリダクターゼは、男性ホルモンを作る酵素のこと)」という主張が見られますが、いずれも限定された条件のもので、たんに亜鉛を飲めば髪が生えるというものではないようです。

ただし、薄毛の原因次第では、サプリメントなどで亜鉛を補給することによって改善が見込めます。

亜鉛不足による脱毛なら効果が見込める

体内に亜鉛が足りなくなると、さまざまな不調が出てきます。頭髪も例外ではありません。

場合によっては、円形脱毛症やびまん性脱毛症になってしまうことが考えられます。そうでなくとも、髪質は乱れ、毛は痩せてしまいます。細胞分裂に深く関わる栄養素だけに、不足すると毛の成長を止めてしまうのです。

亜鉛は、ただでさえ不足気味のミネラルであるうえ、ストレスや暴飲暴食などによっても消費されてしまいます。亜鉛不足が薄毛の一因になっている可能性は、少なからず考えられるわけです。

そのような場合であれば、亜鉛を積極的に補給することで、薄毛の改善が見込めるはずです。

育毛以外の健康効果

  • 免疫力の向上
  • 精神安定
  • 代謝の促進
  • アンチエイジング等

副作用について

食べ物から摂れる量は高が知れているため、とくに副作用を心配する必要はないでしょう。

しかしサプリメントなどで摂取する場合は、摂り過ぎると頭痛や発熱、嘔吐、腎臓障害などのリスクが考えられます。

1日に摂取する限度は、男性で40~45mg、女性で30~35mgとされているので、これを上回らないよう注意されてください。

亜鉛が含まれているアイテム

  • サプリメント

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